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冬に封筒型の寝袋(シュラフ)は寒い?冬用の寝袋を選ぶ重要ポイントとは

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冬に封筒型の寝袋(シュラフ)を使おうと思っているけど、寒さに不安がある方いませんか? 冬キャンプで使う寝袋(シュラフ)は、インターネットで調べると一般的にはマミー型の方がオススメと記載されています。そこで家でも布団代わりにしたりと重宝しやすい封筒型で冬キャンプを快適に過ごせるのか、また冬用の寝袋を選ぶにあたり重要なポイントは何なのかについて説明していきます。

#01封筒型の寝袋(シュラフ)で冬のアウトドアを過ごせる?

冬のアウトドアで使用する寝袋(シュラフ)についてインターネットで検索すると、様々なサイトでマミー型を推している事が多いですが、ハルちゃんはどうやらゆったりと寛げる封筒型を使いたいようです。

スタッフA1

私は窮屈なマミー型より封筒型で快適に過ごしたいなぁって思ってるんです

封筒型の寝袋(シュラフ)▼

封筒用寝袋の写真
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なるほど…その気持ちは分かる!
ただ、封筒型だとマミー型に比べて密着度がない分寒さを感じやすいかもしれないから工夫は必要になるよ

冬はマミー型じゃないといけないわけではありませんが、寒い冬を過ごすためには寝袋(シュラフ)選びは大事です。
対策をする前に、冬用の寝袋(シュラフ)を選ぶにあたり必要なポイントを紹介していきます。

#02寝袋(シュラフ)の形によるメリット・デメリット

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寝袋(シュラフ)は大きく分けてマミー型と封筒型の2種類あるのは知っとるよね
それぞれの違いをみてみよう

マミー型寝袋
封筒型寝袋

この比較で分かるように封筒型は圧迫感がなかったり首周りに隙間がある為、本格的な冬キャンプで使う場合には寒さ対策が必要になります。

#03冬の寝袋(シュラフ)選びの重要ポイント!

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さらに冬の寝袋(シュラフ)選びで大事なのは快適温度と限界温度の確認じゃね!

限界温度の数字は各メーカーで記載が異なります。
冬キャンプで使用する寝袋(シュラフ)選びでは、快適使用温度を目安にして、限界温度は最低でも-15℃以上のものを選ばないと寒くて眠れないでしょう。

限界温度と快適温度の違い

また、冬は適切な綿量の冬用寝袋(シュラフ)を選ぶようにしましょう。

<重さ>
最低でも中綿は約600g~のもの
総重量は約1000g~

寝袋の大きさに総じて重さも変わってきますが、基本的に大きなものは重さも増し、温かさが格段に上がります。

なので冬用寝袋(シュラフ)を選ぶ基準として最低でも-15℃以上で-30℃程度のものを選ぶのがおすすめです。

#04封筒型の寝袋(シュラフ)で快適に過ごすための工夫

次に封筒型の寝袋(シュラフ)を冬キャンプで使用したい場合にできる工夫を見ていきましょう。

シュラフで暖かく寝る方法①毛布を使う

断面から見ると…

断面から見た図
インナーシュラフを足元や首に巻く
インナーシュラフを首に巻いて防寒している人
カイロや湯たんぽを使う
低温やけど対策
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カイロは実際に実験もしとるんよ!
寝袋(シュラフ)だけで寝る場合とカイロ・湯たんぽをいれた場合などで暖かさの持続時間が分かるよ

●寝袋の中と室温の差

経過時間
0h 0.5h 1h 2h 3h 4h 5h 6h 7h 8h
寝袋のみ 0℃ 0.8℃ 0.9℃ 0.5℃ 0.5℃ 0.4℃ 0.3℃ 0.2℃ 0.2℃ 0.2℃
カイロ 0 6.3 9 11.1 11.1 11.5 11.4 11.1 12.3 12.4
湯たんぽ 0 10.4 6 4.6 3.4 2.2 1.9 1.7 1.6 1.7
寝袋の中と外の温度差のグラフ
スタッフA1

こんなに保温時間が持続するんですね~
カイロは安価だし手に入りやすいから準備しておきますね

05まとめ

寝袋(シュラフ)には、マミー型と封筒型の主に2種類があり、それぞれにメリット・デメリットがある。

・冬用寝袋(シュラフ)は限界温度が最低でも-15℃以上のものを選ぼう。

・冬用寝袋(シュラフ)はできるだけ大きく重いものの方が暖かさも増す。

・扱いやすい化繊で、封筒型の寝袋(シュラフ)でも工夫次第で、冬のキャンプでも快適に過ごすことができる。

今回使用した寝袋(シュラフ)とインナーシュラフはこちら

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