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ツーリングで冬キャンプの魅力倍増!オススメアイテムと楽しみ方を紹介します

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冬キャンプをツーリングで行くのは過酷なイメージがありますよね。今回は実際に冬のキャンプツーリングに行ったことのある「hiroking8」さんに経験者ならではの目線で冬キャンプツーリングの楽しみ方や基本の道具の選び方、さらにオススメアイテムを聞いてみました。是非リアルな声を参考にしてみてくださいね。

#01冬キャンプのツーリングで必要な装備と楽しみ方は?

スタッフA20

私今年の目標は冬キャンプにツーリングで行くことなんです!

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すごい目標じゃね!!
実際の経験者のhiroking8さんに必要な装備や楽しみ方を聞いてみよう!

[執筆者情報]

hiroking8さんの写真

hiroking8さん
●父がアウトドアに連れ出してくれ、キャンプ歴は30年になります。
愛車ラングラーで、乗り入れ可能地でのオートキャンプがメインになります。
焚火が楽しみで、妻や友人と秋冬キャンプを愛好しています。

INSTAGRAM :
https://www.instagram.com/hiroking_8_/

今回は、冬のキャンプツーリングの楽しみ方と、おすすめアイテムをご紹介いたします。
「冬」に「キャンプ」と「ツーリング」、バイク乗りの方もそうでない方も、どのようなイメージを持たれるでしょうか。
多くの方にとって、そもそも冬キャンプは過酷で大変なイメージではないでしょうか。
さらに寒い冬に車ではなくオートバイで、となれば相当な上級者です。
同じバイク乗りからしても、「冬、バイクに荷物括りつけてキャンプ…。」なんて思われる方もいるはずです。
またツーリングは春秋メイン、夏冬はシーズンオフ!と割り切っているバイカーさんも少なくないでしょう。
夏冬のツーリングも楽しいですが、特に装備の選択が重要な季節で、状況によっては体調悪化だけでなく生死にも係わってきます。
今回はそんな冬のキャンプツーリングについて、これからチャレンジしようと思っている方もそうでない方も、なぜバイカーは冬のキャンプツーリングに魅了されるのか、読み進めて頂ければ幸いです。

キャンプ道具を積んだバイクの写真

①冬のツーリングとキャンプ、
準備と対策

冬のツーリング旅とキャンプ、まずはそれぞれどういった特徴があるのか確認します。
またどういった準備に重点を置き、対策を講じるべきかチェックしてみましょう。

→冬のツーリング旅とは

冬のツーリング旅、これも冬のキャンプ同様に過酷です。
ライダー側は楽しく乗っているのですが、興味が無い人にとっては苦行にみえることでしょう。
なにせ体一つでバイクにまたがり極寒の中、走っているのです。
冬のツーリングに関しては、防寒対策で厚着を重ねると(+可能であればお金をかけることで、効率的に)寒さを防ぐことができます。
夏は快適かといえば、転倒時のリスク等を考慮にいれる必要があり、あまり薄着で乗ることは出来ません。
夏に半袖半ズボンでツーリングしているバイカーがいない理由です。
またバイクは熱々のエンジンにまたがっているようなもので、夏のツーリングの過酷さもまた推して知るべしということです。
長くなりましたが、春の桜や夏の青々とした木々、秋の紅葉に比べれば冬ツーリングの見どころは…景観としては少々物足りないかもしれませんが、冬はバイカーにとってはシーズン中なのです。
夏や暑い時期が苦手なバイカーにとって、涼しい時期や寒い時期を狙うと、ツーリングは案外短い期間の趣味なのです。 え?冬は雪が見どころ?バイクで行くぞ?
私としては可能な限り車で行くことを推奨します。

テントとバイクの写真

→冬のキャンプ、必要な準備と対策

さて冬のキャンプの準備対策について考えてみましょう。
冬キャンプにおいて、まず重要なのが温度管理です。
体温の低下を防ぎ、暖める手段の確保が重要となります。
冬のキャンプで装備選択を誤る又は装備不足であった場合、温度のリカバリーが出来なくなり、凍えるような寒さの中で過ごすことになります。
また何とか朝を迎えても、体力のリカバリーが出来ず、帰宅中など事故のリスクも増加するでしょう。
キャンプ地ごと、朝晩の温度推移を確認し、想定よりも2重3重に多い温度管理の手段を設ける必要があります。

焚き火とカンテラの写真

②キャンプ地選び

夏に行って素晴らしいキャンプ場だったし、冬にも行ってみよう!
ところが行ってみたら、冬はスキー場になっているかもしれません。
まずは下調べをして、キャンプ地の選定をしましょう。

ゲレンデの写真

→あえての極寒な地域or温暖な地域

冬にキャンプをする以上、寒さを覚悟でキャンプをするということです。
その場合、繰り返しになりますが、装備は十分に整っているかシミュレーションが必要です。
暖を十分にとる手段がありますか?
寝袋の規格、衣服の枚数といったポイントは万全でしょうか?
少しでも難易度を下げる手段として、寒さのきつくない地域を選択するのもおすすめです。
南側の海沿いなどをチョイスすると、朝夕の冷え込み具合に違いがあります。
ただし風が強い可能性もあるので、一概にツーリングとキャンプが簡単になるとは限りません。
装備はもちろん、自身のキャンプ経験を自覚し、経験不足ならば極寒のキャンプ地は敬遠する判断も重要です。
まずは比較的寒さの厳しくない地域からキャンプ場を選び、冬キャンプの経験を積み、徐々に選択地の範囲を広げていくと良いでしょう。
比較的暖かい地域とはいえ、よっぽど暖かい島嶼(とうしょ)地域でない限り、立派な冬キャンプが楽しめます。
※島嶼(とうしょ)…大小の島々のこと

③冬のキャンプツーリングの道具選び(基本編)

次に冬のキャンプツーリングの道具選びを考えてみましょう。
まずは基本編からです。
多くのバイカーが持って行く道具となりますが、選ぶ基準などを確認していきます。
この記事では、タンデム(2人乗り)ではなくソロでのキャンプツーリングを想定しています。
基本的には、大きく重量のある装備は敬遠され、より小型のものが選ばれる傾向にあります。
積載量が車に比べれば圧倒的に少なく、積載方法もロープで括るなど制限がある為です。
さらにシート上面・横面に積載される道具はバイクの高い位置に配され、走行性能とバランスを悪化させている点も忘れないようにしましょう。

テント

荷物としてはキャンツーにおいて大物です。
軽量コンパクトであり、設営及び撤収作業の比較的良好な登山用が好まれます。

テントの写真

寝袋

何より適用温度による選択ミスがないようにしましょう。
キャンプ場、地域の気温にあっている寝袋でなければ、寒くて睡眠すらとれません。
生死に係わる問題が起きかねませんので、妥協はしないでください。
寝袋は大きく、中身が化学繊維製と羽毛製に分かれます。
化学繊維はサイズが大きめな傾向ですが、洗濯ができケアが容易で比較的安価です。
羽毛はコンパクトですが、ケアが難しく高額、上級者向けの傾向です。
ベストを求めるならば、よりコンパクトな羽毛製が積載に有利です。
とはいえ羽毛製は高額かつ、繊細な扱いが必要です。
また寝袋自体が大き目の荷物とはいえ、化学繊維製の寝袋も重量はテントなどに比べれば軽い部類です。
適応温度を間違えないようにして、まずは化学繊維製から選んでみるのも良いでしょう。

寝袋を使用している人の写真

→バーナー

何かしらの調理器具を持って行くとすると、ガスバーナーが候補となります。
寒い環境でも、OD缶使用のバーナーなら安心です。
※OD缶…アウトドアで使用することを目的としたガス缶
缶は多少嵩張るものの、バーナー自体は小型で荷物に忍ばせることができるでしょう。

ガスバーナーの写真

→クッカー・メスティン・シェラカップ

次に調理器具ですが、重いものを好むキャンパーさんも多いでしょう。
しかしキャンツーとなると軽いギアのほうが便利です。
あえてクッカーやメスティンといった最低限の器具で炊飯や鍋を済ませる、というのもおすすめです。
メスティンで野菜やウィンナーたっぷりの贅沢な袋麵などいかがですか?

メスティンの写真
クッカーで調理をしている様子

④冬のキャンプツーリングの道具選び(オススメ編)

次に筆者おすすめの、冬のキャンプツーリングの道具をご紹介します。
なんとか積載に潜り込ませてもらうことで、より快適なキャンプが過ごせるはずです。

→難燃性(なんねんせい)アウトドアサンダル

ツーリング中は、エンジニアブーツやツーリングシューズを履く方が多いはずです。
しかしキャンプ中は意外と運動量が多く細々した動きをしており、足元からの疲労が多いものです。
そこで荷物にサンダルを忍び込ませるのが、筆者としてはマストです。
難燃性アウトドアサンダルならば焚火に最適です。
ボア素材などむしろ重いブーツより温かく、軽々快適に過ごせ、翌日の疲労感に雲泥の差が生まれます。
これに気づかずキャンプをしていた筆者はいつも疲労困憊、愛用のエンジニアブーツのソールには焦げ(溶け)が…。

難燃性アウトドアサンダルの写真

→焚火台

筆者が愛用している焚火台は、A4サイズで収納すると厚さ3cm程度と、キャンツーでも荷物の隙間に入ります。
私は現在オートキャンプメインですが、今でも愛用しています。
あるいはより小型のストーブを選び、調理は燃料や炭を利用、夜はバトニングした薪でミニマルな焚火を楽しむのもおすすめです。
※バトニング…ナイフを使って太い薪を細く割る技術のこと

小さな台で調理も焚火もするか、焚火台でしっかり焚火をするか、キャンパーの好みしだいで、奥深い道具選びとなるでしょう。
やはり冬キャンプの焚火を楽しみにしている方も多いはずです。
積載がきつくても、焚火で暖を取る方法を模索してみてはいかがでしょうか。
もちろん火力が強いので調理の幅も広がります。
薪・炭はキャンプ場や近くの店舗で購入すれば、積載の負担を軽減できます。

畳まれた焚き火台の写真

⑤冬のキャンプツーリングの様子や
過ごし方

冬のキャンプは過酷な自然環境に身を置くことになります。
キャンパーたちの様々な様子、過ごし方から魅力や楽しみについて迫ってみましょう。

→温泉

体の芯から温まる温泉、冬は特におすすめです。
できれば露天風呂付の日帰り温泉に行っていただきたいと思います。
キンキンに冷えた空気の中、露天風呂に入って疲れを癒しましょう!
ツーリング中、到着前に寄るのも有りですが、テント設営がひと段落ついてから汗を流しに行くのも気持ちが良いです。 ただし貴重品などは持って行くなど、自衛を忘れないでください。

温泉で牛乳を飲んでいる様子

→コーヒー・熱燗

ひと段落ついたら、まずはコーヒーというキャンパーさんも多いかと思います。
夕日を見ながらコーヒー、夜は干物を炙りながら熱燗というのもおすすめです。

キャンプ場で淹れたコーヒーの写真

→星空観察

奥深い山間部や海沿いで、月明かりの無い晴れた夜は星空観察にうってつけです
こういった郊外のキャンプ場に行ってみれば、普段見ることのできない満天の星空が迎えてくれるでしょう。
当たり前に天の川が眼前にあることに、きっと驚くはずです。
凍てつく夜空を驚くほど星が埋め尽くし、寝るタイミングを失ってしまう程の感動を味わえるかもしれません。

この星に飲まれるような感覚は圧巻です。

圧巻の星空

→焚火

焚火を眺め、何をするかはそれぞれです。
冬にツーリングキャンプに行く理由、その1つがこれではないでしょうか。
焚火の美しい揺らぎと全身がロクに温まらない不便な暖かさは、あえて極寒の夜を迎えなければ味わえません。
静かで清廉な空気、激寒です。
しかし目の前の焚火の僅かな暖気と、刺さるような冷気のコントラストは、こたつに入っていては感じることのない、本能を呼び起こすようです。

燃え盛る焚き火の写真

⑥まとめ

装備やキャンプ地の選定、本人の経験値も必要と、冬のキャンプツーリングはハードルが高くなりがちです。
また車と違い、最悪の場合シェルターとなり得るスペースもありません。
そういった注意点ばかり気にしてしまうと、冬のキャンプツーリングを敬遠してしまうかもしれません。
まずは温暖で快適な時期にキャンプツーリングの経験を積み、秋→初冬と装備や積載方法などの知識を増やしていくのがおすすめです。
ちなみに筆者は晩秋・冬・早春のキャンプを愛好しています。
というか夏はキャンプをしません。
率直に申し上げれば、冬にキャンプをするような物好きしかいない、静かなキャンプ場が好きです。
装備などハードルが高くアクティビティの少ない冬は、湖畔だろうが海だろうが遊ぶ人が少なく、基本的に静かです。
皆、自慢のギアを広げ、焚火を起こし、ランプを点け、珈琲を淹れ、ご飯を作る。
それだけです。
勿論、お酒が入り仲間や家族と団らんしている方々もいらっしゃいます。
しかしそこには小さく閉じたコミュニティ、パーソナルスペースに「籠る」、個々の空間があるだけです。
そんなちょっと大変で面倒くさい冬のキャンプツーリング、あなたも出かけてみませんか?
冬だからこそ味わえる最高の体験になるはずです。

スタッフA117

冬のキャンプツーリングはコンパクトで利便性が高い装備と念入りな準備が重要なんですね!

g-022

そうよ!まずは徐々に経験を積んでからだとより安心じゃね
hiroking8さんどうもありがとうございました!

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