冬キャンプ初心者さんへ冬用シュラフの選び方を解説します。夏と違って冬に使うシュラフはしっかり保温力があるシュラフを使わないと体調に影響を及ぼすので、冬用のシュラフ選びはとても重要です。冬用にはどんなシュラフを選ぶべきか改めておさえておきましょう。
もくじ
冬用のシュラフを選ぶポイントとは?
この冬、キャンプに行こうと思うんですけど、冬用のシュラフってどう選んだらいいですか?
冬用シュラフはね、あったかいやつでね、それでね、、、、えーっと、選ぶんよ。
選ぶポイント①温度
冬用シュラフを選ぶときに最も気になるのは寒さに耐えられるかどうかです。
使用する環境(気温)にシュラフが適しているかをチェックするのは最も重要です。
そこで、まずはシュラフの温度について解説します。
温度についてはメーカーによって少しずつ表現が異なります。よくある温度表記が①快適睡眠温度と②睡眠するのには適さないが、防寒着を着込んでなんとか耐えられる温度を示す限界温度・耐寒温度です。
寝袋の商品名と共に後者が表記されることが多く、冬用シュラフであれば-30℃、-20℃ぐらいの温度表記となり、一目で冬用のシュラフであることが分かります。
選ぶときにより着目したいのが前者の快適睡眠温度で、実際の使用場所の気温と照らし合わせて、その寝袋が適しているかどうかをチェックするといいです。
選ぶポイント②形
シュラフの形はマミー型と封筒型の2種類に分けられます。
結論から言うと、冬用シュラフを選ぶときはマミー型をおすすめします。理由はシュラフの中に隙間が生まれにくく、体とシュラフが密着することで体温がシュラフ内で循環しやすくより暖かさを感じられるからです。
ただし、寝るにあたって人それぞれ気持ちよく寝られる基準が異なり、睡眠中によく動いたり、暑がりの体質だったり、窮屈感があるのが苦手だったりするので、その場合は好みに応じて封筒型を選ぶとよいでしょう。封筒型はマミー型と違って上半身から足先にかけて真っ直ぐな形をしているので足元の空間に余裕が生まれます。その部分が寒く感じやすいので冬は毛布やインナーシュラフ、カイロを準備するなどしてしっかり対策をすることをおすすめします。
選ぶポイント③中綿
中綿の種類はダウン(羽毛)と化学繊維があります。両者は特徴が違うので、どちらが良い・悪いということはありません。
ダウンはとにかく軽いのが特徴で、少ない綿量で暖かさを発揮します。したがって、ダウンのシュラフは冬用であっても比較的コンパクトに収納されていて、山登りなどシュラフを持ち歩くことが多い場合に選ぶのがおすすめです。ただし、ダウンは価格によって性能の良し悪しに差があります。冬用でダウンの良さが活かされたシュラフを選ぶには最低でも4,5万円ぐらいのものを選びましょう。
一方、化学繊維のシュラフはダウンに比べると中綿量が多いです。その分、ボリュームがありふかふかしていて寝心地がいいです。とくに背中は体の重さで潰されてしまうので中綿量が多い化学繊維のシュラフの方が寝心地の良さを感じます。また、化学繊維はダウンに比べると洗濯など手入れがしやすいというメリットもあります。価格も1,2万円ぐらいで冬用の良質なシュラフが購入できる点もいいです。
このようにそれぞれ特徴があるので、使用目的にあったシュラフを選ぶといいですが、冬キャンプ初心者の方であればまずは化学繊維のシュラフを選ぶのをおすすめします。
★こんな風に選んでみよう!
STEP1 候補のキャンプ場(その地域)の最低気温を調べる
(私の好きな大鬼谷(おおぎだに)キャンプ場の1月の平均気温は-0.9℃かぁ。)
インターネットを駆使して、「○○キャンプ場(または地名)+ 気温 + 2021年12月」のように検索してみてください。そうすると、天気予報サイトや気象庁が計測した過去の気温天気を調べることができます。これで冬キャンプの候補地となるキャンプ場所在地のおおよその気温を把握できます。山間部のキャンプ場に行く場合はさらに5℃ぐらい低く見積もっておきましょう。
STEP2 どのぐらいの性能のシュラフが必要か把握する
(最低平均気温は-4.6℃だから余裕を持って快適睡眠温度が-10℃ぐらいのものがいいな。)
使用する場所の気温が分かれば、シュラフの必要な性能もだいたい分かります。快適睡眠温度が使用場所の気温にあてはまるシュラフを購入候補にしましょう。
STEP3 好みと予算で候補を絞る
(私はゆったり感より包まれ感が好きだからマミーにして、見た目も好みで予算に収まるこれにしよう。)
必要なシュラフの性能が分かれば、あとは予算内に収まるシュラフを探します。
初心者におすすめの冬用シュラフ
どう選んだらいいか分かったかな?
分かりました!ついでにおすすめを教えてください!
ここからはおすすめの冬用シュラフを紹介します
1.マミー型-34℃ FX-453G
まず一番おすすめはこの寝袋
化学繊維のマミー型シュラフ
顔の一部を残して全身すっぽり入ることができる
中綿がたっぷりで包み込まれる用のあたたかさがあり寝心地がいい。
とにかくあたたかい。まずはコレがおすすめ。
冬キャンプに行くのが楽しみになってきました。
これで冬キャンプでしっかり寝られるね!