8月某日、連日猛暑が続く中、車中泊をやってみました!大変なのが想像しやすい今回の企画。果たして夏の車中泊はどんな感じなのだろうか、また、有効な暑さ対策や必需品は何なのだろうか。ぜひご覧ください!
もくじ
夏に車中泊をしてみた!
冬に車中泊を体験したケンさん。今度は夏にやってみた!
冬に車中泊を試してみた時は意外と快適に過ごすことができました。
これなら夏や秋の連休シーズンに車中泊の旅をしてもいいかなと思いました。
とはいえ、季節が変わると車中泊に必要なものは変わると想像できますので、
一回自宅で夏の車中泊をやってみました。
日本列島は酷暑真っ只中!
![列島酷暑](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC_4754-s-2.jpg)
冬の車中泊の様子はこちら!
夏の車中泊で試した暑さ対策と必需品
【今回、暑さ対策として用意したものはこれ!】
・蚊帳
夏は暑いので当然窓を開けなくてはいけません。でも、窓を開けると虫が入ります。
それを防ぐために蚊帳を用意しました。
窓に張るタイプもありますが、私が用意したのはポップアップ式の寝るスペース全体を覆う蚊帳です。
窓に張る手間が省けてGOOD!
・ござ
背中がベタつかず涼しい。背中部分に多少の隙間ができるため熱がこもりにくい。
・うちわ
夜中に目が覚めて、寝付けなくなったときにあるといい。
・打ち水
車の周囲に水を撒く。気化熱で周りの温度を下げてくれる。昔からの知恵。
【検討してみたもの、実際に使うまでには至らなかったもの】
・保冷剤
保冷剤が効果があるのではないかと思ったが、背中部分に置くとゴツゴツするし、使いにくそう。
・冷感敷きシーツ
普段使い用に購入して使用しているが、冷たい感触は最初だけで、しばらくすると背中部分が熱くなる。
背中部分に熱がこもると思う。
シーツの下に熱を逃がさずシーツで熱を遮断しているように感じる。
子供がこのシーツが冷たくて気持ちいというので、主に子供の布団の上に敷いているが、
熱がこもるのか次々と寝る場所を変える。
寝返りが増えた印象がある。ござの方が熱がこもりにくく、車中泊に向いていると感じた。
いざ!車中泊へ
残暑厳しい8月某日。
車中泊に向けてスマホで週間天気予報を見てみると・・・
![猛暑日が続く予報](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/3-1.jpg)
「せっかく試すなら、猛暑の中でも最も暑い日に試してみたら?」
という話になったものの、昼間の暑さにさすがに気持ちが萎え気味に。
それでも「やるしかない!」と気持ちを入れかえて真夏の車中泊を決行!
夕方、車中泊用の8cmマットを準備する。
(あまり早く準備しすぎると、車内の暑さでマットが熱をもってしまいそうだったので、陽が傾いてから準備することにした。)
外気温は38℃。
暑くて汗が吹き出る。
![車中泊マットを準備](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00893.jpg)
19時。車中泊スタート!
![車内温度35℃](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/3-2.jpg)
車内の温度はまだ35℃もある(汗)
![車中泊に用意したもの](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/3-3.jpg)
準備していた車中泊グッズを設置していく。
暑い中準備するだけで、結構疲れる。
![ポップアップ式の蚊帳](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00920.jpg)
【虫よけ対策用】ポップアップ式の蚊帳。
窓に取り付ける網戸もいいけれど、このポップアップ式の蚊帳の方が設置しやすいように感じた。
![ベタつき防止のござ](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00924.jpg)
【暑さ対策用】ベタつき防止に、ござ。
ござだと背中部分に少しだけど隙間ができるので背中に熱がこもりにくく、涼しい。
![蚊取り線香](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00922.jpg)
【虫よけ対策】蚊取り線香。
寝る前に蚊帳の中で焚いておくと、蚊帳内(車内も)の蚊は死滅するので寝る時には蚊は一匹もいない状態を作れる。
また、もうもうと焚いておけば、蚊帳への出入り時にも蚊が入ってこないのでこの前準備は効果が高い。蚊対策にはおすすめ。
![ランタンや時計を設置](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00927.jpg)
枕元に明かりのランタンや時計などを設置。
![足元はこんな感じ](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00973.jpg)
足元はこんな感じ。なかなか快適。
(後部のハッチバックは開放したまま寝た)
![22時半で32℃](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC00944.jpg)
22時半。
車内温度32℃
![おやすみー](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC01005.jpg)
それでは、おやすみなさ~い。
いつもはクーラーの効いた27℃の部屋で寝ているので、32℃はかなり暑く感じる。
それでも、昼間の疲れと、夕食にビールを飲んでいたこともあり、すんなり眠りにつくことができた。
![夜中の1時](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC01016.jpg)
夜中の1時。
眠りについてから2時間半後、暑くて目が覚めた。
車内の温度はまだ30℃を超えている。
結局、この後うとうと熟睡はできず・・・
![扇風機](https://gorillacamp-club.com/wp-content/uploads/2020/09/DSC01424.jpg)
扇風機があれば、もう少し違ったかも、
と思うのであった。
夏の車中泊の感想と学んだこと
【感想】
夏の車中泊、特に8月の中下旬の猛暑日の夜は、暑さ対策をしてもまともには眠れないなと感じました。
体感して自分なりに思ったことは、30℃ぐらいが眠れる、眠れないの分岐点と思いました。
冷房が効いた27℃に対して2℃高い29℃までなら許容範囲ですが、30℃を超えると、うとうとしかできないと思います。
扇風機をかけると幾分、涼しく感じますが、長時間扇風機にあたるのは体によくないのでおすすめできません。
30℃を超える夜はうとうとしかできないので、翌日に疲れを残しそうです。
熱帯夜は熟睡できないことを想定の上、車中泊をするようだなと思いました。
【暑さ対策の効果】
・蚊帳(ポップアップ式)
窓に張るタイプはドアを開けると蚊帳の機能が失われるが、ポップアップ式の蚊帳は車内に設けるので、窓やドアを開けても有効。
ドアを開けられるので風通しがいい。
設置が簡単!
・ござ
ベタつき、ムレがなく、さらっとしている。
【いろいろ調べてみて】
他に暑さ対策に有効な方策はないか調べてみました。
一番は車内の温度を下げるためにポータブル式のクーラーがいいのではと思いました。
しかし、色々と使用者のレビューを見てみると、高価な割には意外とその効果が少なかったり、
使い勝手が悪かったりするようです。
クーラーよりも扇風機の方がよさそうです。
【一言】
本当に暑い真夏の熱帯夜のときは暑さ対策をしていても寝苦しいように思う。