アウトドアをとことん楽しむWebマガジン

広島生まれのアウトドアメーカー

ファミリー向けキャンプ初心者必携!子どもが喜ぶ準備不要のアウトドア遊び5選とヒント

1+

ファミリーのキャンプ初心者の課題の一つが、「子どもが飽きちゃう問題」。日頃、Nintendo Switch・カードゲーム・習い事などに忙しい子どもたちはもちろんのこと。大人も外遊びなんて、鬼ごっこ、ドロケイ、サッカーぐらいしか経験したことないし、そもそも慣れないテントの設営に炭おこし、夕食の準備と遊ぶ余裕なんてありません!しかも、期待していた「昼から一杯」には程遠い状況でイライラなんてことも。そんなんじゃ、せっかくの楽しいキャンプがもったいなーい!ということで解決策をご案内。

#01ファミリーのキャンプ初心者にぴったりの遊びって?

スタッフA13

ファミリーキャンプでできる遊びって何がありますか?

g-001

今回は東京ビッグブッダさんに聞いてみました

[執筆者情報]

東京ビッグブッダ様プロフィール画像

東京ビッグブッダさん
歴8年のゆるゆるファミリーキャンパーです。温泉の近くにあるキャンプ場が好物。トレイルランニングに挑戦中で、早く起きた朝はこっそり寝袋を抜け出して山を駆け巡ります!

ブログ:
https://tokyobigbuddha.o0o0.jp/

#02キャンプ場で“準備のいらない”遊び5選

「覚えておけば、準備いらずですぐに始めることができる遊び」をご紹介。これで、ゆっくり……、
テント設営だ!

・「ロックバランシング」

または、「ストーンバランシング」とも呼ばれています。名前の通り、石や岩でバランスを取りながら“立てる”または、“積み上げる”遊び。キャンプ場ならたいていそこいらにいくらでも転がっている石。その中から、角ばってカッコいい・お母さんの顔に似ている・色がカラフルなど、なんでもいいので気に入った石を拾います。そうしたら、大きな岩やコンクリートなどの硬い場所を探して「いざ、チャレンジ!」。初めてだと、そうそううまくはいきません。立てるときのコツとしては、石を目で見るだけではなくて、「くまなく触ること」。気づかなかった小さなへこみや突起が見つかるでしょう。どこかにシンデレラフィットがあるはず、根気よく挑戦し続けてください。子どもは、「立てたい!」と思えば思うほど、大きな凹凸を使ったりします。「んー、立ってるっていうか、ハマっている(よりかかっている)」ように見えて、なんだかズルしているみたい。しかし、楽しむのを第一に褒めてあげてください(笑)。いろいろと準備が整ったら、大人の本気を見せましょう!ハマるので、必ず設営がひと段落してから始めましょうね!!
最近では、日本独自の「石花(いしはな)」という名称でも広がっています。

積まれた石の写真

・「ポッ木ー(焚き木)集め」

チョコレートのポッキーではなく、焚き木の「ポッ木ー」です(笑)。キャンプと言えば、焚火にBBQと火を使うことが多いですよね。でも、炭も薪もお金がかかるので、ついつい節約したくなっちゃう。子どもはといえば、ここぞとばかりに火遊びをしようとするので、「あ~、もったいない!」なんて思っちゃうことも。そこで、暇な子どもの遊びにもなる一石二鳥の解決策をご紹介。それが、「ポキっと気持ちよく折れる木を持ってきてねー」 = “ポッ木ー集め”です。ポキっという音が鳴るのは、乾いた枯れ木。子どもにこう伝えておけば、焚火のときに湿った木を燃やしちゃって、煙がもくもく出ちゃった💦ということにもなりません。「誰が一番たくさん集められるか競争だー」という掛け声でもあれば、夢中で探してくれますよ。これで、薪代の節約にもなって万々歳!

薪を集めるこどもの写真

・「色探し競争」

キャンプ場には、普段出会わないさまざまなものがあります。しかし、意識して見ようとしなければ不思議と見つけられません。そんな発見を誘う遊びが、「色探し競争」。木や草や花だけではなく、テントやシートはどんな柄だったっけ?石は?土は?と目を凝らせばたくさんの出会いが待っています。そこで、「赤い色のものをたくさん集めてきてー」と言えば、あら不思議!次から次へと意外なものが集まってきます。続いて、青・黄色・紫・ピンク……、たくさんの色を集めてみれば、キャンプサイトが華やかになりますよ~。

キャンプ場とテントの写真

・「ホールインワンゲーム」

サイト内にちょっとした穴を掘ります。あとは手ごろな石を探して来て、転がすだけ。入れば勝ち!というシンプルなゲームです。石は球状がおススメで、危ないので投げずに転がすのがルール。投げたい場合は、ペグを緩めに刺しそれを的にして、枯れ木の枝を投げると比較的安全です。くれぐれも投げる向きを考えるようにしてください。火の前に的は作らないこと。そして、車や人の近くでやらないように!

・「お手伝い遊び」

「手伝ってー!!」と疲れたり、怒ったりした顔で言えば、子どもは逃げていくもの。だから、楽し気に、時に挑戦的に誘ってみましょう!水汲みをお願いする場合は、「これに水入れてきてほしいんだけど、できる?満タンは大変だろうから半分ぐらいでいいよ」なんて言えば、『なにー!満タンで持ってきてやろうじゃないか~!!』とムキになって挑戦します。当然重くて無理だったりもするのですが、ちょっとずつ減らして持てる量を調節したり、半分で持ってきた後にペットボトルで水を汲んできて、満タンになるまで往復したり。ペグ打ちだって「競争だと父ちゃん勝つのは当たり前だから、〇〇〇が1本させたら3本分ね」とハンデを付けて誘ってみるのはどうでしょう。空き缶つぶしは、「どれだけ平べったくできるか競争」なんていうのも楽しいですよ。びっくりするのは、「空き缶を踏んづけてつぶしたことなんてないよ」という小学生の多いこと!話を聞いてみると、「危ないから」って理由でやらしてもらえないみたいです。

バケツを持って走るこどもの写真

#03事前準備をするならこれ!

そうは言っても心配……。というあなたは、事前に遊び道具を準備しておけば、大丈夫!ここからは、手軽に準備できるおススメをご紹介します。

① 虫眼鏡……捕まえた虫や葉っぱを観察するだけではなく、薪に太陽光を集めて“焦がし絵”を作るのも楽しいですよ。難しいことに挑戦したい人は、火起こしなんてどうでしょう?色々とやり方がありますが、新聞紙を丸めたものを火種にするのが良いと思います。晴れた日の12:00~14:00がねらい目。くれぐれも太陽を直視しないように、お気を付けください。また、集光した部分を長時間見続けると視力に影響することもあるようなので、お子さんにはサングラスもあると安心です。

焦げ目のついた木の写真

② シャボン玉……手軽で楽しい定番の遊び道具。石けんで作ればいいじゃーんって思っているあなた!配合がなかなかうまくいかないものですので、市販のものを準備した方が無難です。「お父さん!シャボン玉できないよー!!」と言われて炭おこしが中断……。なんて、悲しいですよね。

③ スラックライン……本来の使い方である「びよーんびよーん」と跳ねながらの綱渡りは、小学校4年生ぐらいから。それより年齢が下の子は、座って揺れるブランコ代わりとして楽しめます。ただ、森林の中などでサイト内にしっかりとした木がないと設置できないのが、難点です。

④ ハンモック……自立式ハンモックを用意すればどこでもOK!気持ちの良い揺れにそのままお昼寝タイムになることも多いです。姉妹・兄弟でブランコのように乗る姿は写真映えもバッチリ!木に設置する場合は、専用の部品もありますが、クライミング用のスリングとカラビナ(必ずクライミング用の丈夫なものにしてください!)を用意すると簡単に設置できますよ。

⑤ 双眼鏡……昼間の鳥や樹木の観察だけではなく、夜の星の観察がおススメ。使いやすい倍率は、6~8倍の双眼鏡。50倍・100倍のものが欲しくなるかもしれませんが、倍率が高いと手振れが抑えきれずに大人でも見るのに苦労します(三脚があれば解決)。肉眼の6倍程度でも、街中より暗いキャンプ場で月を見てみれば、クレーターの形までクッキリ見えますよ。

双眼鏡の写真

引用:アウトドア専門店しろくま

以上!キャンプは大人も子どもも楽しく過ごしたいですね~!! それでは、カンパーイ!!!

スタッフA31

道具がなくても楽しめる遊びって結構あるものなんですね~

g-225

そうじゃね!ちょっとした工夫でみんな楽しく過ごせたら最高よ~ 東京ビッグブッダさんどうもありがとうございました!

1+