テントの種類は大きく分けてドームテント、ワンポールテント(ティピーテント)、ツールームテントがあります。
その中でもこれからキャンプをはじめようという人にはドームテントがおすすめです。
ドームテントの中にもいろんな種類があって、広さやキャンプのスタイルによって向き不向きがあります。
どんな種類のテントがあって、どんなシーンに合うかこちらの記事にまとめました。ぜひご覧ください。
テントのレイアウトはタープと連結させるのがおすすめです。
タープと連結させると雨が降っても濡れずにテントとタープを行き来することができますし、タープの張り方次第ではテントの中が外から見えにくくもなります。
どんな風に連結させるとよいのか、こちらの記事で詳しくまとめました。ぜひご覧ください。
フリーサイト(自分で場所を選べるキャンプサイト)でテントを立てるのに向いている場所は以下の条件を満たす場所です。
・地面が平ら
地面が傾斜している場所もあったりします。そういう場所は寝にくかったりしますのでおすすめしません。
・炊事棟やトイレに遠すぎず近すぎない
炊事棟やトイレは人の往来があるので近すぎると落ち着きませんし、遠すぎると不便だったりします。
フリーサイトのキャンプ場はだいたいは人気のエリアというのは決まっていて、実際に行ってみるとそのエリアに多くのキャンパーがいます。
他のキャンパーとあまりに近い距離にテントを張るのはよくありませんが、場所に迷うときは他のキャンパーを参考にするといいと思います。
また、川や池があるときは蚊が多かったり、雨で氾濫することもあるのであまり近くに張らない方がいいです。
初心者にはドームテントが向いています。その理由は、
・構造がシンプル
・組み立てやすい
・比較的軽くて収納がコンパクト
という点があげられます。
キャンプというのは初めの頃は何をするにも手間取ってしまい、すぐに時間が過ぎていくものです。
その中でテントの設営に時間を取られて疲れてしまうということはよくある話です。
テントにはいろんな種類があってそれぞれ魅力的ですが、慣れないうちに複雑で扱いにくいテントで四苦八苦するよりは
シンプルで扱いやすいものから使い始めるのがおすすめです。
シンプルなつくりのドームテントは価格の面でも比較的買いやすいものが多いので、
キャンプに慣れてやりたいことが増えたとき、自分なりのキャンプのスタイルが見えてきたときにステップアップとして他の形のテントを検討するといいです。
初心者キャンパーにおすすめのテントはどんなテントか、詳しくはこちらを参考にしてください。
風が強い日はテントを立てるのは大変ですし、立てた後もテントが揺れて不安なことがあります。
風が強いときはどうしたらいいか、ぜひこちらの記事を参考にしてください。
雨の日だからといってテントの設営方法自体は晴れの日と変わりせん。
しかし、もしタープも一緒に使うのならば、先にタープを立ててしまって、タープの下でテントを組み立てるといいですよ。
そうすれば雨に濡れにくくなりますね。
こちらの記事で雨の日のキャンプでテントを設営するコツを詳しくまとめました。
これまで色々なテントを使ってきたゴリラキャンプ部のゴリラ部長曰く、ファミリーキャンプで最も使いやすいテントは中型のドームテントだそうです。床のサイズが260~270cm×230~240cmぐらい、高さが160cm以下のテントです。
その理由としては以下のとおりです。
ツールームテント→大きくて立派だけど、立てる、片づける、掃除するのにとても手間がかかるので、使うのが少し面倒くさくなる。連泊したり、時間に余裕があるときは良いようです。
ワンポールテント→見た目がオシャレで、大きさの割には立てる、片づける手間がそれほどでもない。だけど、室内のど真ん中にポールがあるので使い方に制限が出る場面もある。
ドームテント→床のサイズが300cm×300cm、高さ200cmぐらいになるとツールームテントのように立てるのに苦労することもある。だけど、比較的コンパクトなものであれば素早く立てられて、使い勝手がいい。
防燃(難燃)テント・タープとは、普通のテント・タープに比べると火に強く燃えにくい素材でできたテント・タープのことをいいます。
「ポリコットン」とよばれる、ポリエステルとコットン(綿)が混ざった生地でできており、焚き火をしたときに火の粉が飛んで穴が空くのを防いだりします。
普通のテント・タープに比べると燃えにくい素材ではありますが、けっして燃えないわけではありません。生地を炎に当て続けると燃えてしまいます。
ポリエステルとコットンが混ざった素材をポリコットンといいます。
そんなポリコットンのテントやタープの特徴は以下の通りです。
【長所】
1.ナチュラルな風合いで見た目がいい
2.燃えにくい(焚き火や炭で飛んできた火の粉に強い。燃えないわけではありません。直接炎をあてると燃えます。)
3.遮光性が高い
【短所】
1.乾きにくい(使用後にしっかり乾燥させないとカビが生えやすい)
2.重い
ソロキャンプとなればテントの中で寝るのは1人なので大きいものは必要ありません。「1人用」や「2人用」とされるテントを選ぶといいです。その中でも、テント内に荷物を置いたりしますので、「2人用」とされるテントを選んでおくのがおすすめです。
ソロキャンプといえば、バイクで移動するツーリングキャンプの場合もあるかと思います。バイクに荷物を積むときは、車体からはみ出すことができるのは左右それぞれ+15cm、長さ方向(後ろの荷台から)+30cmという制限があるので、テントを購入する際は収納サイズも念のため確認するようにしましょう。
テントの下にグランドシートを敷くといいですよ。
グランドシートはテントの底が濡れたり汚れたりするのを防ぐ役割があります。
帰宅後にテントを広げてひっくり返して汚れを落とすのは手間がかかりますが、グランドシートであればシート1枚をサッと手入れするだけで済みます。
グランドシートはテントからはみ出して使うと、テントとグランドシートの間に砂やゴミ、雨が降れば雨が入り込んでしまいます。ですので、グランドシートを選ぶときはテントより一回り小さいサイズを選ぶのがおすすめです。
キャンプツーリングにおすすめのテントは、「ツーリングテント」と呼ばれている製品や2人用ドームテントがおすすめです。
バイクに積載するので、テントを積んだときに規定の範囲内に収まるよう注意しなければなりません。
参考製品「Bears Rock ハヤブサテント2人用」
夏場にキャンプに行ってテントを設営すると、大抵の場合、テントの中は暑くてその中で過ごすことができません。
そんなときはタープの下にテントを置いておくといいでしょう。直射日光が当たらないので暑さを防ぐことができます。
テントのフライシートを外し、インナーテントのみの状態にして出入口や窓を開放しておくと、風通しがよく、中で寝ることができるかもしれません。
冬用のツーリングテントは、以下の条件のどちらかに該当するものがおすすめです。
1.フライシートが地面まで覆われている
2.インナーテントのメッシ生地の面積が小さい、あるいはない
冬場は冷たい外気の侵入を防ぐ機能を持っているかが重要なのです。
ツーリングテントはバイクに積載するので、収納時の大きさに注意しなければなりません。
バイクに積んだ時に荷台からはみ出てもいいのは左右それぞれ+15cm、長さ方向に+30cmまでという風に法律で決められています。
それらのことに注意し、バイクに積載してもはみ出さない大きさのテントを選びましょう。
テント自体は軽量、頑丈なアルミ製フレームでコンパクトになり、わずかでもあると使い勝手がいい前室スペースを備えたものがおすすめです。
高さが人の身長より低い、おおよそ150cm以下の流線型のドームテントがおすすめです。弾力性が強いアルミ製のフレームであるとなお良いです。
高さがあるテントの場合は、スチール製、あるいは直径15mm以上のアルミ製のフレームを使ったものがおすすめです。
風に強いテントを選ぶときにはテントの大きさとフレームの素材に注目すると良いです。
背が高い大型のテントは風を受けやすいので、大型のテントであれば15mm以上の太さのアルミやスチールのフレームのテントを選ぶと良いでしょう。
最も簡単なテントロープのまとめ方は、手のひらを巻くようにロープでグルグルします。
最後にロープの先端の30~40cmを残し、手から外したロープの中央を巻いて束ねます。
もっとキチンとしたロープのまとめ方を知りたい!と思う方はこちらを参照してください
テントは朝方は濡れていることが多いので、片付ける前にきちんと乾燥させ、
ゴミが付着していれば取りましょう。これを怠ると臭いの原因になります。
シートを折りたたむときは窓や入口を開くと空気が抜け、折りたたみやすくなります。
テントは 「使用人数」と「キャンプのスタイル」をポイントに選ぶといいでしょう。
以下、選び方をまとめました。
1.使用人数について
1人分の就寝スペースを約200cm×60cmと考え、テントの床面積と照らし合わせ候補を絞りましょう。
実際には荷物を置くスペースが必要なので、実際の使用人数に1人分以上を加えた広さを持つテントが適しています。
(例)4人で使用 → 240cm×300cmサイズのテントや5人用と記載されたテント
2.キャンプのスタイルについて
キャンプといっても家族で行く人もいれば、1人でバイクツーリングに行く人もいたり、夏しか行かない、あるいは秋冬が中心だったり、オートキャンプ場にしか行かないなど様々です。自分がやりたいと思うキャンプを想定しそれに合うテントを選びましょう。テントにはいろんな種類がありますので、おおまかに分けてみます。
【ドームテント】
最も一般的なタイプで、テントの骨組みとなるポールを組み上げ設営しますが、ワンタッチ式で折りたたみ傘のように開き簡単に立てられるタイプもあります。バイクツーリングに特化したツーリングテントや家族向けの4、5、6人用テントなど、コンパクトなものから大きく凝ったつくりのものまであり種類は幅広い。雨風に強いのが特徴。
(おすすめスタイル)ファミリーキャンプ、ソロキャンプ、ツーリングキャンプ、野外フェスなど
【ツールームテント】
テント内をリビングスペースと就寝スペースに分けたテント。広く、大人数でも使える。テントの中で料理をしたり、遊んだり、くつろいだりできる。設営、撤収に時間がかかり、収納時は大きく重たい点に注意が必要。
(おすすめスタイル)ファミリーキャンプ
【ワンポールテント(ティピー、モノポールテント)】
中央に1本の柱を置く円錐型のテント。見た目がお洒落で目立ちやすく、意外と設営が簡単。高さがあるためやや風に弱い。
(おすすめスタイル)野外フェス、ソロキャンプなど
初心者の方へのおすすめは、ワンタッチ式のドームテントです。
初心者はもちろん、慣れている人でも買ったばかりのテントは設営に時間がかかるものです。
特にキャンプシーズンの夏場だと、テントを立てるだけで疲れ果ててしまいます。
テントの設営時間を節約し、遊んだり火をおこしたりする時間をしっかりとって楽しみましょう。
◎関連記事
気づいたらできるだけ早く補修しましょう。
ホームセンターなどで売っている補修シートや補修テープを使ったり、素材が近い生地をゴム系接着剤などで貼り付けて補修します。
アイロンで接着できるものもあるので、補修する箇所によって選ぶといいですね。
テントと地面の間に敷くシートです。テントが傷付くのを防ぎ、汚れ防止にもなるので、テントの掃除やメンテナンスが楽になります。テントのサイズより一回り小さいものを選びましょう。ホームセンターなどで販売されているブルーシートでも代用できます。