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【実験】寝袋にカイロ投入!実際に温度を計測して、低温やけどのリスクを抑えながら、暖かく寝る方法を模索してみた

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寝袋にカイロを入れて、低温やけどのリスクを抑えながら暖かく寝る方法は?!持ち運びにも便利で、手軽に暖かくなるカイロですが、冬キャンプで寒くて眠れない場合、寝る時に使用しても低温やけどの心配はないのでしょうか。実際に、寝袋にカイロを直接入れた場合の温度変化や、低温やけどの対策を検証してみました。

#01 寝袋にカイロを入れたら、
カイロの温度はどうなる?!

冬キャンプは寒い?!体が冷えて眠れない?!
そんな時に使い捨てカイロが大活躍です!
持ち運びにも便利で、手軽に暖かくなるカイロですが、寝る時に使用しても大丈夫なのでしょうか。
寝袋にカイロを入れた時、どのくらい温度が上がるか検証してみました。

【実験に使用するもの】

実験に使用する物の写真
検証開始
カイロを寝袋に投入

寝袋に直接カイロを入れると、こんなにも熱くなっていました!
寒い時に、カイロを入れて寝袋内を温める方法としては、とっても効果的だし手軽にできますが、うっかり出し忘れてこのまま寝てしまうと、温度がどんどん上がって大変なことになるかも!?
低温やけどの可能性がありますよね・・・

ということは、52.4℃だったら2~3分皮膚に当たっとったら、低温やけどの可能性があるってことじゃね

#02低温やけどのリスクを
抑える工夫

寝袋にカイロをそのまま入れる場合と、何かで包んでから寝袋に入れる場合はどのくらい温度差があるのでしょうか。
今回は、家にある手軽なもので試してみました。

実験結果をまとめた表

カイロを直接寝袋に入れると、カイロが動いて端に寄ったり、どこにあるのか分からなくなったりすることも考えられます。

どこにあるか分からんようになったら、低温やけどになる可能性が高まるねぇ…

寝袋に直接入れた甲斐路があちこちに散らばっている写真
靴下に入れた場合

カイロを直接投入した時よりも10℃くらい温度が低くなりました。

今回使用した靴下では体温より高くなったので(42.1℃)靴下を二重にしたり、厚めの靴下を使用することで、低温やけど予防になります。

さらに、カイロを靴下に入れる方法は、寝袋内でカイロが移動しにくく行方不明になりにくい

低温やけどのリスクを抑えるには厚めの靴下に入れるのがおすすめ
タオルでまいた場合

カイロをタオル二重巻にした場合は、体温と同じくらいの温度になりました(36.4℃)。

体温くらいじゃけー低温やけどの心配はなさそうじゃね!

カイロは厚手の靴下で巻くのがおすすめ

#03ついでに色んな布類で 検証してみた

靴下・タオル同様、厚さや素材の異なる布類にカイロを巻いて、温度を測ってみました。
※全て一重巻。
※カイロは袋から出して、20分ポケットに入れ十分温まったものを使用

1時間後の測定値

熱の伝わり方は、布の厚さや素材によってそれぞれ違うのが分かります。

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フリースやボアなどの厚みのある布類で包むと低温やけどになる可能性は少なそうじゃね

#04寝袋にカイロを使用した場合の低温やけど対策のまとめ

低温やけどのリスクを抑えるためにするべきこと
低温やけどのリスクを抑えて暖かく寝るためにすべきこと
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寝袋の中だと、カイロが予想以上に高温になる可能性もあるので、低温やけどに十分に注意しましょう。

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ワシならこの組み合わせにするぞ♪
-15℃の封筒型寝袋を使って、低温やけどを避けつつ暖かく寝るためには…

ゴリラ部長が持っていくもの
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カイロが温まったら、厚手の靴下にカイロを2個ずつ入れる

しかも!
今回使っとったBears Rockの-15℃封筒型寝袋はカイロの熱が寝袋の綿に伝わりやすくて寝袋全体が暖かくなりやすい

BearsRockの-15℃封筒型寝袋のイラスト
-15℃ 封筒型寝袋の商品ページへのリンク
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