夏キャンプで寝袋がいらないって本当なのか、体験談を元に解説します。夏はキャンプ場の昼間の気温も高い為、夜も寝袋なしで寝れるイメージがありますよね。でも実は場所によっては夜は冷え込むので、寝袋がいる場合も珍しくありません。今回は、「全休走山さん」に夏の寝袋の選び方やどんな場所なら寝袋が必要で、どんな場所でいらないかを聞いてみました。ぜひ、夏キャンプの寝袋選びの参考にしてみてくださいね。
封筒型寝袋-6℃はBears Rockから 提供しています。
もくじ
夏のキャンプに寝袋はいらないって本当?
今度、夏キャンプに行くんです!日中は暑いけど寝袋って本当に必要なんでしょうか?
全休走山さんが夏キャンプに行って、寝袋の必要性を体験してきたみたいだから聞いてみよう!

全休走山 さん
歴8年のゆるゆるファミリーキャンパーです。温泉の近くにあるキャンプ場が好物。トレイルランニングに挑戦中で、早く起きた朝はこっそり寝袋を抜け出して山を駆け巡ります!
「夏は暑いんだからキャンプに寝袋なんていらないでしょ」 そんなふうに思っていませんか?
天気予報を見れば、北海道から沖縄まで30℃を超えていて、どこへ行っても暑さを感じる日本の夏ですが、キャンプとなれば予想外に朝晩が冷え込むことも少なくありません。特に標高の高いところにあるキャンプ場や森の中の川沿いサイトなんかでは、10℃台なんてことも。せっかくの楽しいキャンプで風邪をひきたくないですよね。
とはいえ、夏用・冬用と何枚も寝袋を用意するのは予算も収納場所も嵩んで嫌なもの。
この記事では、うまい具合に快適な夏の夜を過ごす寝袋のヒントをお伝えします。
@ Josh Hild(UNSPLASH)
・まずは持っている寝袋をチェック!
寝袋は大きく分けて「夏用」・「冬用」・「春〜秋の3シーズン用」と3つの種類に分かれています。見分け方は、購入時のタグや箱などに必ず書いてある「快適使用温度」を確認します。もし、「すでに捨ててしまっているよ」という方は、メーカーのホームページで確認しましょう。
各社微妙に異なる基準を設けていますが、下記を参照して自分が持っているモノが何用か見てみてください。
快適温度
夏用:10℃以上
冬用:-10℃以下
3シーズン用:-5〜10℃
「快適使用温度」の他に「下限温度(成人男性が寝袋の中で丸くなり、8時間寝られる温度)」、「極限温度(女性がひざを抱えるくらい丸くなり、6時間までなら耐えられる温度)」もありますが、今回は関係ありません。
今回は、夏場に持っていくのを迷う「夏用」、「3シーズン用」をメインに考えていきます。
【山・川・海】行き先によって寝袋を変える
夏とは言っても、行き先によって温度は変わります。例えば、富士山の山頂付近の8月の平均気温は8℃前後、夜ともなれば0℃になることもあります。東京で言えば真冬の気温です!こんなに極端ではないにせよ、標高の高いところに行けば、夏真っ盛りの8月でも夜間は10℃を切る場合がありますので、よく考えて準備することが大切です。以下で、環境の特徴を見ながらポイントを押さえていきましょう。
・山(高原)
まず、標高1,000m程度の山や高原についてみていきましょう。標高1,000mでは、平地より6℃下がるといわれています。
例えば、平地の気温が日中31℃の場合、山の気温は25℃となります。しかし、平地の日中の気温が31℃だと、夜は25℃前後まで気温が下がることが一般的です。平地で25℃の場合、山では19℃が目安となり、おそらく長袖を着ないと肌寒く感じるでしょう。
また、キャンプサイトが森の中や湖に隣接しているとマイナス3℃、風が強いとさらにマイナス3℃と、条件が重なると合計6℃ほど低く感じられる場合もあり、注意が必要です。
こういった場合には「夏用」が適していると思いがちですが、「寒がりの人」や「薄いテントマットを使っている人」、「コットで寝る人」はさらに寒く感じますので、「3シーズン用」も選択肢に入れた方がいいでしょう
どっちがいいかわからない!
そもそも「3シーズン用」しか持ってない!
そんな方々には、「3シーズン」+「ひざ掛け」のスタイルがいいかもしれません。
寒ければファスナーを閉めればいいし、暑いときはひざ掛けをおなかにかければ温度調節が可能です。足先だけ閉めてお腹はひざ掛けなんていう調節の仕方もあります。
お子さんがいる場合などに特におススメです。
・川(平地)
川の近くは温度が下がるものですが、下がっても2~3℃が限度です。森の中であれば日陰になるのでさらに2~3℃マイナス。日中の気温が25℃だと、夜間は19℃というところでしょう。こうなると「夏用」でもしっかり閉めていると暑いと感じると思いますので、「夏用」+「ひざ掛け」のスタイルがおススメです。
4人家族なら全開に広げた寝袋を2つ敷布団のようにすることで、腰が痛くなることを防ぐこともできますし、万一の寒さへのお守り代わりにもなります。
・海
インナーテントを閉めているだけで暑いと感じられる海では、寝袋は必要ないでしょう。反対に、涼しく過ごすための対策が必要です。コットや網戸・蚊帳を使って、寝ている間の熱中症にご注意ください。
お腹に何か掛かっている方が寝やすい方は、タオルケットなどを用意しておくといいでしょう。
@amazon
私の体験談~高原での夏キャンプ~
これは、私が暑い盛りの7月末に「カンパーニャ嬬恋キャンプ場」に行った時のお話です。
気温は、東京で最高36℃、最低が26℃でした。実際のキャンプ場の気温は、最高29℃、最低16℃。風があったこともあり、夜は長袖のパーカーを着て過ごしていました。
いざ寝る時間になると、暑がりの私は前述のように寝袋+おなかにひざ掛けのスタイルで眠りましたが、夜中にトイレに起きた後には寒さを感じ、寝袋のファスナーをしっかり閉めました。そのまま朝まで起きなかったので暑いとは感じなかったようです。
ちなみに寒がりの子どもたちは、最初からファスナーを閉めて寝ていました。
この時に私が使っていたのは、Bears Rockの-6℃封筒型寝袋ですので、「3シーズン用」になります。この寝袋の気に入っているところは、他のメーカーに比べて横幅が広いので、寝袋の中で寝返りがうてること!今まで使っていたものだと、寝返りをうつと寝袋ごと巻き込んでしまうので、体の下にシワが寄って寝心地が悪かったんです。
また、収納袋に伸縮性があるので、おおざっぱな入れ方をしても収まります。朝の撤収時に「寝袋が袋に入んなーい!」という恒例のイライラポイントを回避できたのは、ありがたかった!!
夏キャンプで寝袋を使うときの注意点
快眠を得るのに考えなければいけないのは、寝袋だけじゃないんです。ほかに考えるべきことを挙げていきましょう。
・テントは全閉・全開・半開?
寝るときにテントを全閉していると、人間の熱気でだんだんと室温が上がっていきます。もともと体温が高い子どもがいる場合は、特に気を付けましょう。いびきが気になってなるべく音もれしないようにと閉める方も多いですが、ご一考の価値ありです。
・風の有無は気温調節を難しくする
風がある日は涼しく心地いいものですが、山の強風は一瞬でテント内の空気を入れ替えます。室内の温度を上げすぎないように就寝中に網戸を開けていると、寒い夜の空気がテント内を常に通るので、予想以上に寒くなることもあります。気を付けましょう。
・雨の次の日は底冷え注意
「キャンプ当日は曇りだったけど、前の日は雨だった」という場合は、底冷えに注意が必要です。濡れ対策にグランドシートを敷くと思いますが、薄いものを利用している場合は、夜になると思いがけない冷えを感じることもあります。そういった場合にも寝袋があると敷布団として使えるので、便利です。
・寝袋に入るときの服装
寝袋に入るときに何を着ていますか?
冬は寒いから長袖シャツにスウェット?さらにダウンジャケット??
それとも寒くても寝返りをうちやすいように肌着のみ?
実は、私も勘違いをしていたのですが・・・。
肌着1枚が一番暖かいそうです!
肌着のみ>肌着+フリース>肌着+ダウンジャケット>肌着+フリース+ダウンジャケットの順番で暖かいという実験結果が!!これは、人の体温に触れることで寝袋内の温度が上がっていくからなんです。ダウンジャケットを着てしまうと、ジャケット内で完結してしまって、寝袋が暖まらないのです。
ただし、これは寝袋の中にいるときの話です!極寒の地で肌着1枚で寝ていたら、夜中トイレに行こうと寝袋を出た瞬間に体温奪われて凍える!!そんなことにならないように適宜防寒着も身に着けて寝るようにしてくださいね。
また、「肌着で寝袋に入ったら暖まるまで寒いじゃん」という方は、湯たんぽや貼るタイプのホッカイロを用意するといいですよ。事前に足元などに入れておくと、寒い思いをしなくて快適に眠れます。
まとめ
夏といっても場所によって気温はさまざま。一概に「コレ!」という答えは出ませんが、事前準備をしっかりして、テントの中でも快眠を心掛けたいですね。寝不足で次の日のアクティビティが思う存分楽しめなかった・・・。なんてことにならないように願っています!
場所ごとの気温目安とベストな寝袋
山(高原)
夜は13~16℃ぐらい(平地25℃の場合)
夏用寝袋or 3シーズン用の寝袋+ひざ掛け
川(平地)
夜は19℃ぐらい(平地25℃の場合)
夏用寝袋+ひざ掛け
海
夜は25℃前後(平地25℃の場合)
寝袋は必要なし(使用するならタオルケット)
暑い日も寝袋は一枚持って行くと安心できそうですね。
そうじゃね。場所によって使い分けるのも良さそうじゃね♪全休走山さん教えてくれてどうもありがとうございました。















