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【検証】寝袋で寝る時の快適な服装-冬キャンプや車中泊で朝まで快眠するには

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冬キャンプや車中泊をする際に、寝袋で寝る時の服装は薄着がいいのか、あるいは、厚着がいいのか悩んでいませんか?冷え性の寒がりさんに薄着・厚着の両方で寝てもらいどのような違いがあって、それぞれどのようなメリット、デメリットがあるのか調べました

#01寝袋で寝るときの服装は
薄着がいい

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寝袋で寝る時はどんな服装がいいの?

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寝袋で寝る時の服装は薄着がいいよ!

その理由は

薄着で寝るとあたたかい空気が循環して、寝袋全体が温かくなるからです。

寝袋の中の空気の循環の図解

図のように薄着の場合は、体から発した熱が衣服を通り、寝袋の中綿へ行きわたり、さらにそれが寝袋の内側へと戻るように温かい空気が循環します。

また、薄着だと寝袋内で身動きが取りやすいので寝返りも打ちやすくなります

厚着の場合の寝袋内の空気の循環の図解

厚着の場合は、体から発した熱が衣服で遮られ(特に風を通しにくい防寒着が顕著)、寝袋の中綿まで届かず衣服の中に閉じこもってしまい、時には蒸れてしまいます
そうなると、寝袋の良さを引き出すことができません。

また、寝袋内で体の可動域が狭くなり、睡眠時にあまり体が動かないため、朝起きた時には体が硬く、場合によっては疲れを感じてしまいます
厚着で寝袋に入った時の写真

薄着と厚着、どちらも体験したことのある人に話を聞いたところ、「冬用の厚手の寝袋で、可能な限り薄着で寝るのが一番快眠できる」と教えてもらいました。つまり、厚着で寝ると1日の疲れがとれにくいということです。

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暖かく、尚且つ、快適に寝るためには薄着で寝ることをおすすめします。

ケンさんの体験談

寝袋で寝る時は今までの体験上、薄着の方が疲れが取れてよく眠れていたので、普段のキャンプでは薄着で寝ています。
ただそれでも本当に”寒く体が冷えている”という時は、厚着で寝てしまったことがあります。

以前10月末の寒い夜に、山登りの前泊で標高1000mぐらいの場所で寝たことがあるのですが、その時は上着のアウターを着たまま厚着して寝ました

上着を脱いだ方がいいとは思いましたが、風の強い日であまりにも寒く、就寝までの1時間の間にテントの設営や寝床を整えたりしていた間に冷風にさらされていて、体がグッと冷えていたので、上着を脱ぐ気にはなれずそのまま寝てしまいました
翌朝は、ちょっと体が硬く、快眠とまではいきませんでした

その時の寝袋は冬用で十分な保温力があり、薄着の方が快眠できると分かっていましたが、寝入りばなの寒さには勝てず、実際には厚着で寝ています。
寝入りばなの寒さをなんとか我慢して寝るか、それとも寝入りばなの暖かさを優先するかということだなと思います。

ちなみに、カイロがあれば、寝袋内を温めて寝ることができたかもしれないので、薄着で寝袋に入る気になったかもしれません。

#02冷え性の方に薄着(いつも寝ている時の服装)と厚着で寝袋に入って比べてもらいました

冷え性で寒がりなAさんに、普段布団で寝るときと同じ服装で寝袋に入った場合と、綿の入ったジャンパーを着て寝袋に入った場合を比較しました!

薄着と厚着で寝た時の差をより分かりやすくするために、冷え性のAさんに入ってもらいました。

Aさんの体質と寝る時の恰好
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Aさん、さっそく薄着(普段寝ている服装)で寝袋に入ってみてください!

室温8℃の部屋での実験
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小柄なAさんは、足元の空間がだいぶ余って綿が足に密着せんかったんじゃろうね~

寝袋の空間が余っている様子の図解

⇒記事の最後に、入ってすぐ寒いとき・足元(足先)が寒いときの対策をまとめています。

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次は厚着にしたらどうじゃろ~?

#02-05
薄着と厚着を比べた感想

薄着と厚着を比べて寝やすいと思ったのは薄着でした。

薄着で寝た場合、寝袋の肌触りのよさや、ジワジワ温まる感覚があって概ね快適でした。

私の場合は冷え性のせいか足先に寒さが残りましたが、それは薄着でも厚着でも足先は寒かったので、どちらの場合でも足先にはブランケット等を入れ、カイロや湯たんぽを用いるなど対策が必要だと思いました。

綿のジャンパーを着て(厚着で)寝た場合、入ったときから上半身はあたたかいのですが、熱の逃げ場がなく熱がこもるので、数分で暑くなりました。(氷点下ならちょうどいいかも)

また、厚着をした場合は、寝た後に上着を脱ぐのは面倒温度調整がしにくいと思いました。

厚着をすると、汗をかいて寒くなるかもしれません。そのため「寒かったら何か足す」ほうがいいと思います。

薄着であれば寒いと思ったところにブランケット等を足すだけでよく、寝たままでも調整しやすかったです。

#03薄着・厚着で寝ることの
メリット

薄着で寝ることのメリット

①薄着だと、体温が服を通り抜けて寝袋まで到達し、
いい具合に寝袋の中全体が温かくなる

②寝袋内の温度は全体がかたよりなく均等に温かくなり、快眠につながる(布団内が33℃を一定に保つと熟睡できると言われている)

身動きがとりやすく、快適に寝ることができる

薄着で寝ることのデメリット

①入ってすぐは寒い

②寝袋から出る時が寒い
(防寒着をすぐ近くに置いておくと良い)

厚着で寝ることのメリット

暖かいまま寝ることができる

②寝袋から出る時も寒くなりづらい

①アウター内に体温の熱がこもり、上半身は暖かく足元が寒いなど、体全体が均等に暖められず快眠できない

②同じ所に熱がこもりやすい

厚着で寝た方がか良い場合
薄着で入ってすぐ寒いときと足が寒いときの対策

最後に、薄着で寝た時、寝袋に入ってすぐの寒さと、足元の冷えについての対策を紹介します。

寝る30分から1時間くらい前からカイロを5~6個開けて中に入れておく。(寝る時には低温やけどの危険性があるので直接肌に当たらないように布などで覆う)

寝袋の中にカイロを入れている様子
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低温やけどに注意して暖かく寝る方法を紹介しとるコンテンツがあるけぇ、参考にしてみてね♪

湯たんぽを使用する

寝る30分から1時間くらい前から中に入れておくと、寝袋に入ってすぐ温かい。

フリース素材のルームウェアを使用する

保温性の高いフリース素材を使用することで、綿素材のウエアよりも暖かく過ごすことができます。

ルームウェアの写真
寝袋の足元をしばる

小柄な方にはおすすめ

足元をしばることによる効果
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実験で使った冬用の寝袋の詳細はこちらから見られます♪

‟寝袋で寝るときに快眠できる服装は「薄着」と「厚着」どっち?”の動画も見てね!

マミー型寝袋-34℃へのリンク
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