寝袋に入るときの服装は冷え性、寒がりの人であっても普段寝るときのような比較的薄着であるのが好ましいです。上下スウェットや、フリースを着るといいでしょう。防寒着を着て寝ると入ったときは暖かくても寝ていると暑すぎたり、体が動かすことができず疲れが残りやすかったりします。
寝袋の中綿は大きく分けて2種類あります。
1つ目はダウン(羽毛)です。
水鳥の羽毛を中綿として利用します。軽くてあたたかいのが特徴です。
2つ目は化学繊維(化繊)です。
人工的につくった繊維を中綿として利用します。同程度の保温力のダウンに比べると大きくなってしまいますが、
安価で扱いやすいのが特徴です。
災害への備えに寝袋を用意するのはとてもいいことです。避難先ではベッドや布団はなかなかありませんし、避難先の備蓄の毛布が足らないこともあります。
寝袋を選ぶときは避難先や避難手段、季節をある程度想定しておくといいでしょう。
徒歩で移動するときは持ち歩ける大きさで、保温力に不安があればアルミブランケットなどを足す。
車で移動、車内で過ごすときはあまり大きさは関係ないので季節に合わせて保温力がある寝袋を選ぶ。
などです。
寝ているときに布団では寒いと感じる方は、寒さ対策に寝袋を使用するのがおすすめです。
寝袋であれば睡眠中に体を動かしても隙間ができたり布団がずれたりすることがないので寒さを感じ難いのです。
詳しくは以下のコンテンツが参考になります。ぜひご覧ください。
子供の寝冷え対策として、就寝時に寝袋を使用するのがおすすめです。
子供は睡眠中に布団を蹴り飛ばしたりすることがあるので、蹴ってもずれない寝袋が有効です。
寝相が悪い子供には寝袋がおすすめです。
頭部以外は閉じているので、布団がめくれ上がりどこかへ行ってしまうということがありません。
来客用には寝袋を用意するのがおすすめです。
その中でも特に「おうちぶくろん」がいいでしょう。
布団のような寝心地で、寝袋のようにコンパクトに収納することができます。
普段使用しないときは収納すると邪魔にならないのでおすすめです。
一人暮らしの家族や友人の部屋に短期間滞在するときなどによく使用されています。
帰省時は「ねぶくろん」を使うのがおすすめです。
布団と寝袋のいいところをあわせた寝具で、布団のように寝心地がよく寝袋のように収納し持ち運ぶことができます。
寝袋を使用しているとき足元が寒く感じることがあります。
夜から明け方に冷え込む季節は、あらかじめ厚い靴下を穿いたり、湯たんぽを用意したりしましょう。
足元だけ寒い場合は、インナーシュラフやブランケットのような布類を入れるのも有効です。
場所によっては夜間、早朝に冷え込むことがあるかもしれませんが、やはり夏は暑く寝袋を使わない人もいます。しかし、寝袋は敷布団のように使ったり、腹部だけ掛けたりすることができるので、準備しておくのもよいでしょう。
小さい子供の場合、大人用だと大きいので寒いかもしれません。
おおよそ子供の身長が150cm以上の場合は、大人用の寝袋でいいと思います。
寝袋の汚れは外で寝袋を振り落とし、くっついている汚れはブラシで落とします。
洗濯表示をチェックし水洗い対応であればお風呂場などで手洗いをすることも可能です。(洗濯機やコインランドリーで洗う場合は洗濯ネットを使用しましょう。)
ただし、寝袋の洗濯を繰り返すと生地や中綿を痛め製品の劣化を早める原因となりますので、部分洗いにとどめておくことをおすすめします。
汚れを落とした後はジッパーを開け裏返し、風通しのいいところで陰干しをします。
寝袋は使用する環境や、体の大きさによっても感じ方が異なります。以下の2点を軸に選ぶとよいでしょう。
1.寝袋の形(マミー型or封筒型)
マミー型・・・寝姿がミイラに似ていることからマミー(ミイラの英語訳)と呼ばれる。体のラインに沿ってつくられているので、体との密着度が高く保温性が高い。
封筒型・・・長方形のため手足の自由度が高く窮屈感が少ない。ジッパーを全開にすれば掛布団のように使うことができる。
2.対応温度
使用する場所の予想気温を確認し、保温能力に5~10℃ぐらい余裕を持たせることをおすすめします。
真夏のキャンプ場で使うのであれば薄手の寝袋で十分です。しかし、春(GW)・秋・冬にもキャンプをするとなると、だいたい0℃ぐらいに対応した4シーズン対応寝袋用意した方がよいと思います。
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