冬のキャンプの寒さ対策の意外な落とし穴について解説します。冬キャンプは何といっても寒さ対策に気を配ることがとても大切ですが、色々と調べこれで完璧!と思っても実は見落としがちな部分があったりします。この記事では、ななせももこさんの冬キャンプでの寒さ対策と失敗談を中心にご紹介しますので、是非参考にしてみてくださいね。
冬のキャンプの寒さ対策はどうしてる?
今回はキャンプ好きのライターさんに、冬キャンプを快適に過ごすために重要な寒さ対策について聞いてみました!

ななせ ももこさん
ライター。キャンプ歴6年。現在は親子で楽しめる外遊びを探求中。登山・ロードバイク・マラソンなど多彩なアウトドア経験あり。
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寒さ対策をして挑んだ2度目の冬キャンプ
「初めての冬キャンプよりも快適に過ごしたい」という気持ちで迎えた2度目の冬キャンプ。
今回は7人のキャンプ好きメンバーと群馬県長野原町にある「北軽井沢スウィートグラス」のキャンプ場に行きました。
キャンプサイトに入ると雪をかぶった浅間山がお出迎えしてくれました。
設営開始時の気温は7℃。そこまで寒さを感じず、メンバーとの会話を楽しみながら設営をしました。少しずつ日が暮れてきて気温は4℃。焚き火3台、ストーブ1台を真ん中においてみんなで囲みながら過ごしましたが、時間がたつにつれて寒さが増してきました。
それぞれが服にカイロを入れたり、焚き火を燃やし続けたおかげで野外でもあたたかく過ごせました。
冬用のマミー型シュラフとコットをレンタルし、ラグを敷いて寒さ対策はバッチリだと思いました。(シュラフレンタル代1,320円、コットレンタル代770円。両方税込み金額)
就寝前、シュラフにカイロと湯たんぽを入れ、あたたかく眠れると思いましたが、背中が寒すぎて何度も目を覚まし、朝を迎えました。
持っていないけれど必要だと思うものがあれば無理せずレンタルをしよう。何度も行く予定があるなら、レンタルよりも購入した方が経済的にもおすすめだよ。
冬用寝袋は1万5千~6千円くらい。1年に3回使うとして3年ぐらい冬キャンプに行くなら買った方がお得です。
寒さ対策の意外な落とし穴4つから学んだこと
① 寝床が底冷えして眠れない
寝床の寒さ対策で大切なことは、地面からの冷気を遮断することです。なぜなら、コットの下に空間があるため、冷気の影響を受けやすいからです。今回の失敗で、コットの上に冷気を遮断するものを何も敷かずに寝てしまうと、どんなに暖かい冬用のシュラフを使用したとしても、寒さをしのげないことが分かりました。
《寒さ対策のポイント》
・寝床は「コット+マットレス」そのうえに「シュラフ」を敷く。
・マットレスは「銀マット」や「登山用マット」でも代用できる。
参考写真 Bears Rock マミー型センタージッパー寝袋-34℃
また、荷物は増えますが、キャンプ用の極厚インフレーターマットを使用すればとても快適に眠れますよ。
冬は地面からの冷気を遮断するために5cm以上のインフレーターマットがおすすめだよ。
寝袋の背中側は荷重がかかって薄くなってしまうため、厚みがあるマットで冷気を防ごう。
参考写真 Bears Rock インフレータブルマット5㎝
② 湯たんぽやカイロが適切に使えていない
朝起きると-4℃
起床してトイレへ行くと、皮膚がチクチクするような凍える寒さです。寝床の失敗もあり、筆者の目覚めは最悪です。その原因はシュラフの中に入れていた湯たんぽやカイロが冷たくなり体温が奪われてしまったからです。
《湯たんぽやカイロを適切に使おう》
「湯たんぽを入れるタイミング」や「カイロを貼る場所と枚数」を意識することで、シュラフの中の暖かさを保ち、快適な眠りに繋がります。
今回の失敗で、入れるタイミングがずれてしまうと湯たんぽがぬるくなったり、貼るカイロでないと足で蹴ってしまい、寒くて寝つきにくい状態になることが分かりました。
《寒さ対策のポイント》
・湯たんぽやカイロは寝る1時間前に入れる。
・カイロはシュラフに貼る。
効率よくあたためられるのは、インフレーターマットにカイロを7個以上貼り、その上にマミー型の冬用シュラフにインナーシュラフ(毛布)を入れることだよ。
実験したから参考にしてみてね。

③ カセットコンロに火がつかない
朝食作りをはじめようとCB缶のカセットコンロの火が全開にしても強火にならなかったので、OD缶の登山用バーナーを使うことになりました。
道具が凍っているね。CB缶とOD缶って何が違うの?値段はいくらくらい?
CB缶とは・・・家庭用のカセットコンロでも使用するガス缶です。CB缶はコンビニやスーパーなどでも販売されています。代表例としてイワタニのカセットガスがあります。
(1本あたり約150円~250円程度)
OD缶とは・・・アウトドアシーンでの使用を想定して作られているガス缶で耐寒性能が高く、寒い日や風が強い日でも、安定して火力を出せます。ホームセンターやキャンプ用品を扱う店で販売されています。 (250gサイズ約500円~800円程度)
気温が低いとガス缶内の液化ガスが気化しないため、普段の火力が出せなかったり、火がつかないことがあります。今回は登山用のバーナーで代用しましたが、寒冷地に応じた熱源や調理器具を備えておくことが大切です。
《低気温でも使用できる熱源の種類》
・焚火
・ガソリンバーナー
・登山用のOD缶バーナー
・アルコールストーブなど
2種類以上用意するとさらに安心じゃね。
④ 焚き火にあたる時の服装と注意点
皆さんは焚火にあたったとき、服に穴が空いた経験はありませんか?
寒い時ほど、焚火にあたる機会が増えますので、綿や難燃素材の服装をしたり、キャンプ道具にも火の粉が飛んでしまうことに注意しなければいけません。
ダウンジャケットはほとんどがナイロン素材のため、穴が空きやすいです。
寒さ対策にダウンジャケットは有効なので、その上から難燃素材のジャケットなどを羽織ると穴空き防止ができます。
《失敗から学んだポイント》
・一番外側には綿素材のジャケットを着る
・足元は火の粉が飛びやすいので、難燃素材のひざ掛けを使用する
・ソファーは綿素材の布をかぶせる
誰でもできる!今回して良かった寒さ対策
① 快適なキャンプ場を選ぶ
初めてだからこそ、安心して楽しみたい。
そんな方におすすめなのは、高規格キャンプ場(※1)です。
洗い場はお湯が出たり、トイレの暖房完備、レンタル品の充実、初心者には強い味方です。今回のキャンプは、暖房のきいた室内でお皿を洗えるのはとても快適でした。
(※1)高規格キャンプ場とは…設備・サービス・管理体制などが充実しており、初心者やファミリーでも安心して快適にキャンプを楽しめるキャンプ場のことです。
<高規格キャンプ場のメリット>
・初心者にも利用しやすい
・お風呂がある
・ゴミ捨て場がある
・洗い場はお湯が出て、暖房完備
・トイレ暖房完備
・電源サイトがある
・レンタルできるキャンプ用品が充実
・コテージがある
・手ぶらキャンプも可能
② ストーブを活用する
冬キャンプで欠かせないアイテムの1つは、ストーブですよね。
電源がなくても、暖を取ることができます。
今回のキャンプは、夜にテント内で過ごす際、暖房用にストーブを使いました。
※ストーブは通常テント内で使用することは推奨されていません。テント内で使用する際は、自己責任で火事や一酸化炭素中毒に注意して使用してくださいね。
一酸化炭素中毒の予防には、こまめな換気や一酸化酸素チェッカーを利用しましょう。
<反射板を使う>
焚き火やストーブをみんなで囲むのであれば、必要ないのですが、少人数の時は反射板を使用することで暖かさが倍増します。
これは人がいない方向に逃げていく輻射熱を、人がいる方向に反射するためです。

<ストーブで調理する>
今回のキャンプは、日中は外にいたためストーブは調理用に置いていました。
ストーブの上に鍋を置いておけば、ほったらかし調理が可能です。
寒いからこそ洗い物を増やしたくないし、具材を切って入れて煮込むだけなので、
とても簡単にできます。やかんを置いておけばいつでも温かい飲み物が飲めますよ。
ストーブを最大限に活用して、冬の寒さから身を守りましょう。

まとめ
冬キャンプを快適に過ごすためには、急なトラブルに対応できるように寒さ対策の正しい知識を身に付けることが大切です。
記事内の寒さ対策については、実体験をもとに特に重要だと考えるポイントをご紹介しました。参考にしてみてください。
あなただけの寒さ対策を見つけて是非、冬キャンプを満喫してくださいね!
ななせさん、貴重な体験談をどうもありがとうございました!



















