Bears Rock

広島生まれのアウトドアメーカー

冬の車中泊こそシュラフ(寝袋)に厚みがポイント!?スキー旅行で実際に使用してみた

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冬の車中泊におすすめのシュラフ(寝袋)を実際に使用した感想をお届けします。冬の車中泊は車内といえど、かなり冷え込みます。特にシュラフ(寝袋)は重要なアイテムで、しっかりとした冬対応のものでないと、十分に眠ることができません。今回は「シンコさん」に2泊3日のスキー旅行の中で「Bears Rockの封筒型寝袋-30℃」を試してもらい、旅の様子やシュラフ(寝袋)の使用感想を聞いてみましたので、是非参考にしてみてくださいね。

封筒型寝袋-30℃はBears Rockから 提供しています。

#01冬の車中泊におすすめのシュラフ(寝袋)は?

ハルちゃん

今年の冬に車中泊する予定があるんでけど、どんなシュラフ(寝袋)がいいですかね?

ゴリラ部長

ワシの友人がスキー旅行で車中泊したみたいだから聞いてみよう!

[執筆者情報]

シンコさんの自己紹介画像

シンコさん
キャンプ歴 8年、車中泊歴5年の会社員です。
ハイエースをカスタムして家族4人でアウトドアを楽しんでいます。
夏は海水浴やシュノーケル、冬はスキーと、オールシーズン車中泊旅行に出かけています。

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スキー旅行と車中泊は抜群の組み合わせ!宿泊費を節約しつつ、早朝からゲレンデを思いきり楽しめます。ただし、冬の車中泊では氷点下になることもあるため、しっかりとした寒さ対策が重要です。

今回、Bears Rockの冬用寝袋(封筒型寝袋-30℃)を実際にモニタリングする機会をいただき、2泊3日の群馬県川場スキー場で試してみました。結果は大満足!氷点下近くの気温でも驚くほど快適に眠ることができました。
他にも旅の様子や、試して感じた寝袋のメリットやデメリットもお伝えしようと思います。

冬の車中泊向けに、新しい寝具を投入

ここ数年、冬になると愛車のハイエースで車中泊スキー旅行に行くのが我が家の恒例行事になっています。

冬の車中泊は寒さ対策が必須ですが、我が家の車にはFFヒーター(エンジン停止中でも使える車内暖房)がありません。そのため、就寝中は車内もかなり冷え込みます。

これまで使用していた寝具は、家で使っている羽毛布団とモンベルの「ファミリーバッグ#1」(快適温度-1℃~)+電気毛布。これで大人2人、子ども2人で冬の車中泊をしのいでいました。

今年はこれらに加えて、Bears Rockの「封筒型寝袋-30℃ FX-503Wをお試しさせてもらうことになりました。
届いた寝袋を早速開封してみると、そのボリューム感に驚きました。収納袋に入った状態がこちら(比較にiPadを置いています)

中綿がぎっしり詰まっていて、これまでに使ってきた寝袋と比べても「かなり大きい!」という印象です。

我が家の車中泊では、収納袋は使わず寝具を広げたまま積み込むため、収納袋から取り出して他の寝具とも並べてみました。

(モンベルファミリーバッグ #1+電気毛布との比較)

(ダブルの羽毛布団との比較)

見た目の存在感は羽毛布団と同じくらいですが、快適睡眠温度が-10℃~と頼もしい仕様。この寝袋なら、暖房なしの冬の車中泊でもしっかり活躍してくれそうです。
今年の初滑り旅行で、いよいよ実践投入です!

#02群馬県川場スキー場での様子(1日目)

群馬県川場スキー場へ!車中泊で前泊して準備万全。
今年の初滑りは、冬季営業が始まったばかりの群馬県川場スキー場に決定。12月の週末、小学校のお友達家族と一緒に出発しました。

天気予報では気温がマイナス5℃まで下がる見込みでしたが、我が家にとっては車中泊の許容範囲内。渋滞を避けるため、金曜の夜に出発し前泊することにしました。荷物の積み込みに少し手間取りましたが、なんとか21時過ぎに出発!

途中のサービスエリアで仮眠をとり、朝食は車内でさくっとハムチーズサンドで済ませました。これが車中泊旅行の我が家の定番朝食メニューです。

快晴の川場スキー場で丸一日たっぷりスキー

我が家が川場スキー場に行くのは今回が初めて。山のふもとで立体駐車場の料金を払い、ゲレンデまで山を登っていきます。この日は雪がなく道路状況も良好でした。

駐車場でスキーの準備を済ませてゲレンデへ向かうと、一面にしっかり雪が積もっており、快晴でまさにスキー日和!リフトの混雑もなく、気持ちよく滑り出しました。

我が家のスキーの定番は、山頂での「さんチョコ」(山頂チョコレートタイム)。今回はクリスマス前ということで、友達にもらったクリスマス仕様のチョコレートをいただきました。

川場スキー場はゲレンデが広く、へたれスキーヤーの私でも滑りやすかったです。ただし、初滑りということもあり、初心者コースを何度か滑っただけで脚がガクガク……。

お昼は盛り放題ポテトにカレーライス、チャーハンと、ボリュームたっぷりのゲレンデランチでした。

子供たちは友達と滑りたい一心で、ランチも早々に切り上げ、ゲレンデに飛び出していきました。体力がすごい……。
16時のリフト終了までたっぷり滑り、充実した初日のスキーを終えました。

気温が急低下する中、ハイエースで真冬の車中泊

夕飯とお風呂をお友達家族が泊まる宿泊施設で済ませた後、駐車場へ移動していざ車中泊開始です。
その頃、雪が降り始めて気温は急激に低下。車内の室温計を見ると、就寝前には3.3℃まで下がっていました。

Bears Rockの寝袋(封筒型寝袋-30℃ FX-503W)を試すにはちょうど良い環境です。
念のため、スキー用靴下とヒートテックの上下を着込み、寝袋に潜り込みました。顔周りの紐を絞り、首回りから冷気が入らないように調整して就寝しました。

朝までぐっすり眠った後、起床時の車内温度は0.6℃。おそらく夜中には氷点下に達していたと思いますが、寒さで目が覚めることは一度もありませんでした。

外に出ると一面の雪景色。昨日とは打って変わった真っ白い景色になっていました。

#03Bears Rock 封筒型寝袋-30℃(FX-503W)の使用感

氷点下近くの環境でBears Rockの寝袋を使った結果、なんと一度も途中で目が覚めることなく朝を迎えられました。
普段なら寒さや違和感で2回ほど起きるのでびっくりです。

広々快適な寝心地
一番良かったのは「寝心地の良さ」です。
寝袋の中がとても広いので、足が自由に動かせ寝返りも打ちやすかったです。
これまで狭く感じるマミー型寝袋は避けて封筒型を愛用してきましたが、その中でもBears Rockは特に広く感じました。

電気毛布いらずの暖かさ
中綿がたっぷり詰まっているおかげで、電気毛布なしでも十分暖かく眠れました。
電気毛布は冬の車中泊の強い味方ですが、どうしても寝袋の中で毛布がもぞもぞと偏ってしまい、コードの取り回しも面倒です。そういった煩わしさがないのはとても快適でした。

隙間風をしっかり防止
首回りの紐を絞ることで冷気の侵入を完全に防げたのも良かったです。
暖かさでいえば羽毛布団でも十分ですが、布団だと寝返りの際に隙間ができて冷気が入ってしまい、肩周りが寒くて起きてしまうことがあります。
この寝袋ではそういった心配はありませんでした。

結露に強い
冬の車中泊では結露がつきものですが、この寝袋は洗濯可能なため、汚れやダメージを気にせず使えました。羽毛布団のように濡れることに神経質にならなくて良いのは大きなメリットです。
また、寝袋は布団と違いずり落ちる心配がないため、靴置き部分に触れてしまう心配も不要でした。

デメリットと工夫
気になる点は、やはり「収納時のボリューム」。中綿がたっぷり詰まっている分、大きめの設計になっています。こればかりは暖かさとのトレードオフと言えそうです。
ただし、我が家では以前から羽毛布団を3客積み込んで車中泊をしていたため、積載スペースに関しては特に問題ありませんでした。

家族全員分をそろえるのが難しい場合は、寒さに弱い人や寝心地を重視する人がこの寝袋を使用し、他の人は通常の封筒型寝袋に電気毛布やインナー毛布を組み合わせるなど、工夫してみると良いと思います。

また、実際に使ってみて感じたのは、毎回袋に入れて収納するのは手間がかかるという点です。そこで、中に織り込むように畳む方法を試してみたところ、簡単にコンパクトにまとめられました。

羽毛布団のように膨らんで広がらないので、片付けがラクチンにできます。

#04群馬県川場スキー場での様子(2日目)

スキー2日目は暴風雪、早めに切り上げて川場田園プラザでランチ。
無事に睡眠も取れたので、すっかり積もった雪を除雪して2日目のスキーへ。
朝は風が強かったので、様子を見てお昼近くになってからスキー場に向かいました。

しかし、前日とは一変して道路は雪ががっつり。スキー場近くでは路面が凍りついており、坂の上にある駐車場にはたどり着けず、坂下の駐車場に車を止めました。

風が吹き荒れる中、まず中腹コースを一本滑ってみたものの、リフト乗り場近くではホワイトアウトに遭遇。ママと子どもたちはこれでギブアップ。パパも追加で2本滑って終了しました。昨日いっぱい滑っておいてよかった!

その後、ヒーヒー言いながら車へ戻ると、後部座席のスライドドアが凍りついて開かず!全員助手席から乗り込みなんとかエンジンをかけました。

車内の室温計はもはや表示できず、外気温系は-8度を指していました。昼間なのにすごい寒さでした……。

初滑りはこれでおしまい。
スキー場を後にして、ふもとの道の駅「川場田園プラザ」で遅めのランチを取りました。
この道の駅は全国的にも人気があり、地元グルメが豊富です。暴風雪で疲れた体を癒すべく、エネルギーチャージ開始!

ミート工房では、本場ドイツのハムやソーセージを豪快に鉄板で焼いた山賊焼きが楽しめます。

ピザハウスでは季節に合わせた焼きたてのピザが食べられます。
ガラス張りのキッチンで、ピザ生地をのばしてトッピングし、ピザ釜で焼く所までしっかり見学できちゃいます。
今回は冬の野菜ピザにしました。

ちょっと食べ足りなかったので、おにぎり屋さんの「かわばんち」へ。
川場村産のコシヒカリ「雪ほたか」で作ったおにぎりを色々な具材で楽しめます。

渋滞を避け、疲れたパパが仮眠を取れるように、高速に乗る前には立ち寄り湯でお風呂と夕飯、歯磨きを済ませるのが我が家の定番コース。今回は「道の駅白沢」に併設された「望郷の湯」へ。

木造建築と雪景色のコントラストがきれいでした。
展望露天風呂がとても広くて開放的で、じっくり体を温めることができました。

#05まとめ

今回、初めて川場スキー場を利用しましたが、コース幅が広くて滑りやすく、東京からも近くて便利でした。初日の快晴は最高のスキー日和でした。
天気予報と相談しながら、また遊びに行こうと思います。

また、今回お試ししたBears Rockの寝袋は真冬の車中泊でも大満足でした。我が家の冬の必需品となりそうです。場所を取るのが難点ですが、羽毛布団を使い慣れている我が家には大きな問題はありませんでした。

今回記事には取り上げませんでしたが、前泊の車中泊で子供が使ってみたところ大好評で、兄弟で争奪戦が起きていました。

今シーズンは何回スキーに行けるか楽しみです。

ハルちゃん

車中泊ならシュラフ(寝袋)が多少かさばっても問題なさそうだし、私も同じもの使ってみようかな~

ゴリラ部長

そうじゃね!あたたかくて寝心地もバツグンだったみたいだから良いかもね!シンコさん、どうもありがとうございました。

今回登場した車中泊におすすめのシュラフ(寝袋)はこちら

Bears Rock 封筒型寝袋-30℃ FX-503W

商品リンク_Bears Rock 封筒型寝袋-30℃ FX-503W
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