寝袋のおすすめを知りたい初心者のために、寝袋に関する疑問をQ&Aで徹底解説!「封筒型とマミー型は何が違うの?」「どの温度帯を選べばいいの?」「収納サイズや重さは重要?」など、買う前に知っておきたい情報を分かりやすくまとめました。寝袋選びに悩んでいる方は是非参考にしてみてくださいね。
もくじ
初心者におすすめの寝袋に関するQ&A
寝袋を買おうと思ってます。いくつか質問があるんですけど、教えてください。
Q1.寝袋の価格、初心者にはどれくらいが妥当?
アマゾンで見ていたら2~3千円ぐらいのものから10万円するものまでありましたよ。
寝袋の価格は本当にピンキリじゃけぇね。
■寝袋は用途や季節によっておすすめが違うので下の表のようにまとめました。
※価格は参考目安です。
| 使う季節 | 春・夏・秋・初冬 | 春・夏・秋・冬 | 冬(厳冬期も) |
|---|---|---|---|
| 寝袋の限界温度 | -6℃![]() |
-15℃![]() |
-30℃![]() |
| 化繊綿の場合 | 5千円 | 8千円~1万円 | 1万5千円~2万円 |
| ダウンの場合 | 2万~3万円 | 5万円 | |
例えば、夏休みしかキャンプしないよっていう人は、安価な2~3千円ぐらいのものでもいいけど、性能・質を考えたらこのぐらいがおすすめだよ。
Q2.初心者でも扱いやすい素材は?
価格の話では化繊をすすめてくれましたが、扱いやすさもダウンより化繊ですか?
扱いやすいのは化繊の方だね。初心者におすすめだよ。
ダウン
化繊綿
扱いやすい化繊
化繊綿はダウンよりも洗いやすいのが特徴です。ダウンは専用洗剤を使い、手洗いでなければなりません。しかし、化繊は家庭用の中性洗剤を使って洗濯機で洗ったり、コインランドリーで洗ったりすることができます。洗ったあとはそのまま乾燥機を使ってもいいでしょう。
Q3.寝袋を洗濯機で洗うと失敗する?洗濯の時にどう気を付けたらいい?
洗濯で失敗することがあるって聞いたことがあるけど・・・
では実際に失敗例を見ていこう。
《失敗例1》寝袋をくるくる丸めて洗濯ネットに入れて洗うと、特に内側が洗えないことがある。
対策⇒くるくる丸めずにネットに入れて洗濯すると、おおむね内側まで洗うことができるよ。
《失敗例2》中綿が偏ってダマができてしまう。
対策⇒洗濯ネットを使おう。乾燥前に中綿をほぐそう。寝袋をそのまま洗濯機に入れると、過度にねじれたり回転したりして中綿が偏る原因となります。洗濯ネットを使ってそれを防ぎましょう。また、乾燥させる前に確認して、もしダマになったところがあれば乾く前に手でほぐしましょう
《失敗例3》生地が破れたり、傷が付いてしまいます。
対策⇒洗濯ネットの使用に加えて、マジックテープファスナー類はすべて閉めておきます。マジックテープが開いていると生地を引っかき、傷がつき、破れてしまうこともあります。 何回も洗うと生地を傷めるので汚れが気になった時にとどめておき、何度も洗いすぎないようにしよう。
《失敗例4》乾燥しすぎてヘタってしまった。
対策⇒コインランドリーの乾燥機を使ったときは、30分未満で止めるとふんわり仕上がりました。若干乾ききらない所もありましたが、それ以上だと中綿が痛みやすくなるので、乾燥機はほどほどにしましょう。最後は陰干しで自然乾燥をして仕上げましょう。
Q4.封筒型とマミー型の違いって何?それぞれの特徴は?
封筒型は・・・

長方形で封筒に似た形をしていることからそう呼ばれています。圧迫感がなく、布団のように使用していただくことができる寝袋です。
通常の布団と同じ感覚で眠れるため、手足の自由度が高く窮屈感が少ないので寝返りが打ちやすいです。体との密着度は低いため、寝袋内の空気層が大きい分、マミー型と比べると温まりにくいです。
マミー型は・・・

形がミイラ(英語でマミー)に似ていることからそう呼ばれています。体との密着度が高く、頭まですっぽりかぶれるため、保温性が高い寝袋です。体のラインに沿って作られているため寝袋内では動きにくく、多少の圧迫感を感じる方もいる。体との密着度が高いため、寝袋内の空気層は少なくなり、体温で寝袋内が温まるので保温性は高いです。
Q5.快適温度と限界温度って何が違うの?
快適温度とは・・・薄着で寝袋に入っても快適に眠れる温度
限界温度とは・・・ダウンジャケットなど厚手の服を着込んで使用することはできるが、長時間の睡眠には適応しない温度
Q6.寝袋の中で着こみすぎると逆に寒くなる?
その可能性はあります。考えられる理由は
①汗をかいて体温を奪うかも
服を着込んで暑くなって汗をかき、その汗が体温を奪ってしまうかもしれません。

②服があたたかい空気の循環を遮り、寝袋の中があたたまらないかも
寝袋は体から発する熱が寝袋中に循環し、中綿の層であたためられた空気をためこみます。厚着をすると寝袋まで熱が届かず、寝袋全体があたたまりにくい状態となります。
→体が冷え切っているときは、厚着のままじゃないと寝られないこともあるかもしれません。ですが、できれば薄着で寝る方が寝袋の効果が発揮され、体全体が均一にあたたまって良いです。どうしても着込みたい時でも、ある程度通気性の良い上着・下着にしましょう。アウターやウィンドブレーカーのように通気性を妨げる衣服だと体の部分部分が蒸れやすいので避けた方が無難です。
Q7.キャンプ場の地面の冷えはが心配ですが、マット無しで寝るのはNG?
マットなしで寝るのはおすすめしません。
→冷え対策は寝袋とともにマットを使うことが重要です。キャンプ場の地面は冷たくじわじわと体温を吸い取ります。とくに、寝袋の背中側は体が中綿を押しつぶしてしまうので、寒さが伝わりやすいのです。下の冷えを防ぐためにマットは必ず用意しましょう。
まとめ
★初心者が寝袋を選ぶときのまとめ★
1.寝袋の温度帯
限界温度を見て自分の使用する時期や場所に合っているものを選ぼう
春・夏・秋・初冬 →限界温度-6℃
春・夏・秋・冬 →限界温度-15℃
冬(厳冬期) →限界温度-30℃
2.寝袋の形状
体にフィットする方が好きなら「マミー型」を選ぼう
余裕を持って寝返りを打ちたいなら「封筒型」を選ぼう
3.寝袋の中綿
寝心地の良さやお手入れのしやすさを重視したいなら「化学繊維」を選ぼう
軽さやコンパクトさを重視したいなら「ダウン」を選ぼう























