冬のデイキャンプの楽しみ方や必要な道具・便利な道具について解説します。冬キャンプって他の季節に比べてハードルが高いイメージがありませんか?でも実は泊まりより荷物も少なくて、他の季節では味わえない良さがあります。今回は「池田雄吾さん」に冬のデイキャンプに必要な道具や楽しみ方について聞いてみました。冬のデイキャンプに興味がある方は是非参考にしてみてくださいね。
もくじ
冬のデイキャンプってどんな感じ?
冬のデイキャンプで必要な道具や楽しみ方が知りたいんですけど…
ワシの知り合いのキャンパー、池田雄吾さんに聞いてみよう!

池田雄吾さん
ソロキャンプ、デイキャンプを中心に行なっているサラリーマンキャンパーです。
ゆるキャン△のアニメをきっかけにキャンプにハマりました。
キャンプで好きな瞬間はテントを設置し終えた後、チェアに座ってホッと一息ついた時です。
近年のキャンプブームで多くの人がキャンプを体験されたかと思います。
しかし、キャンプといえば春〜秋までがシーズンで冬のイメージはあまり出来ない方が多いでしょう。
しかし、キャンプは冬にもおすすめのレジャーなんです。
そんな冬キャンプの中で今回は冬のデイキャンプのおすすめについて紹介したいと思います。
●冬キャンプのメリット・デメリットを解説
まず、冬キャンプのメリット・デメリットから解説します。
・メリット
①他の季節に比べ人が少なく静かな環境でキャンプが出来る!
②虫がいない!
③乾燥しているので炭や薪に火がつきやすい!
④オフシーズンなのでキャンプ場の料金が安い所が多い!
⑤温かい食べ物、飲み物がより一層美味しく感じる!
⑥空気が澄んでいて見晴らしがよい!
⑦温泉が気持ちいい!
・デメリット
①とにかく寒い。低体温に注意しなければならない。
②冬用の装備が別途必要となり荷物、専用の道具費用が掛かる。
③暖房器具による一酸化炭素中毒など事故に注意。
④山の天気が変わりやすく特に雪に注意が必要。
⑤乾燥している為、炭や薪に火を付ける際注意が必要。
⑥風が強い為、道具が飛ばされたり火の延焼に注意が必要。
ざっとメリット・デメリットを挙げてみました。
とにかく『寒いので周りにする人が少なくゆっくり出来る反面、寒いのでかなり対策が必要』なのが冬キャンプです。
しかし、冬キャンプは寒さと共存してこそのキャンプなのです!
キャンプの醍醐味である『非日常感』は冬キャンプが一番味わえるかと思います!
冬キャンプでデイキャンプがおすすめな理由
さて、先程述べましたメリット・デメリットをふまえて冬キャンプの中からデイキャンプをおすすめする理由についてお答えします。
冬キャンプは特に寒さを認識しなければなりません。
特に宿泊を伴うキャンプの際は寒さ対策を万全に行わければ凍死など命に関わる危険があります。
また、寒さ対策にテント内で暖房器具を使いますが、適切な道具や使用をしなければ一酸化炭素中毒となり、死亡事故に繋がっているケースもあります。
せっかくの楽しいキャンプですので皆さんに後悔して欲しくありません。
その為、特に道具がまだ揃いきっていない方やキャンプを始めたばかりの方には、まずはデイキャンプで冬キャンプの楽しみを味わって頂きたいです!
必要な道具・便利な道具
冬デイキャンプに必要な道具とあれば便利な道具をそれぞれ紹介します。
・必要なもの
①チェア
キャンプ場では地面は整地されていない為、地べたに座ると怪我の原因にもなりかねません。
また、土が夜間に水分を含んでおり、濡れてしまう可能性もあります。
リラックススペースとしても含めてチェアの準備はしておきましょう。
②テーブル
こちらもチェアと並んで必要不可欠なものになります。
小物を置く時、コップや食器を置く時、またコンパクトストーブを置くなど多くのシーンでテーブルは必要となります。
持ち運びしやすいコンパクトなものから高さ調整が出来る少し大きなテーブルなど、目的に合わせてものを選びましょう!
③コンパクトストーブ
お湯を沸かしたり料理を作る際に必要な火を起こします。
その中でもコンパクトストーブは小型で持ち運びがしやすく、また、ガス火なので火力も安定して便利です。
④クッカー
お湯を沸かしたり料理を作る際に必要な小型の調理器具です。
お湯を沸かすものやスープを作れるもの、飯盒や蒸し料理、焼き料理が出来るメスティンなど内容によって選択肢が変わります。
⑤カトラリー・コップ・皿
料理を食べるときや飲み物を飲む際に必要となります。
小物になるのでデザイン性で選ぶものよし!機能性で選ぶのもよし!持ち運びやすさで選ぶのもよし!自分のキャンプスタイルに合わせて選んでみてください!
デイキャンプを行なったセットです!
⑥防寒装備
冬キャンプは自然の中で行いますので気温はかなり低くなります。
ヒートテックを活用したり、マフラー・ネックウォーマー・手袋、ブランケットなど寒さ対策をしっかり行いましょう。
しかし、焚き火を行う際はマフラーや手袋は燃え移ってしまう可能性もあるため注意が必要です。
また、カイロは熱を直接感じることが出来るのでおすすめです。
⑦焚き火台・防火シート・火消し壺
焚き火を行う際は焚き火台・防火シート・火消し壺は必須です。
今は直火が禁止になっているキャンプ場が多く、焚き火台の設置は必要となります。
また、延焼を防ぐため、焚き火台の下には防火シートを敷きましょう。
そして、使い終わった煤はまだ熱を帯びているため、必ず火消し壺に入れて完全に消火するのを待ち処分するようにしましょう。
⑧タイヤチェーン・スタッドレスタイヤ
キャンプ場まで車を使用する方は、特に山間のキャンプ場に行くときにはタイヤチェーンもしくはスタッドレスタイヤにしたほうが良いです。
山間キャンプでは天気が変わりやすく突然雪が降ってきたり、また前日までの雪が残っている、路面が凍結しているおそれが考えられます。
キャンプ場までの道中で事故にあわないようタイヤにも気をつけましょう!
・便利なもの
①テント
荷物を保管するスペースとして宿泊をしない場合でもテントは便利です。
組み立てが面倒な方向けに、今はワンタッチで設置が出来るテントもあります。
盗難防止の観点からも長時間デイキャンプを行う際は設置するほうが良いです。
②ドライバッグ
キャンプ場では急に天候が変わることもあります。
突然の雨や雪に服や装備が濡れてしまった際に防水性の持ったドライバッグに入れれば帰宅時に水が漏れることは無いです。
また、万が一焚き火などで起こった場合や帰宅時に火を消す場合のバケツ代わりにもなりますのであると便利なアイテムです。
③ナタ・バトニングナイフ
薪を焚べる時に予想以上にサイズが大きいことがあります。
そんな時にナタやバトニングナイフ等薪を割る刃物があればサイズを小さく出来スムーズに焚き火をすることが出来ます。
しかし、目的外の所持は銃刀法違反となりますので、保管には注意してください。
楽しみ方
さて、冬デイキャンプの楽しみ方を紹介します!
〜楽しみ方その① あったか〜いコーヒーを飲んで一息!〜
冬キャンプは気温が低い中行います。
その為、普段飲んでいるコーヒーもキャンプ場では体の芯から温まりいつも以上に美味しく感じます。
空気が澄んでいる中で飲むコーヒーはまた格別な物ですよ!
私が使っているのはダイソーのアウトドアコーヒーメーカー カップセットです。
これ一つでドリップコーヒーから自分で豆を挽くことも出来ます!
〜楽しみ方その② 温かいラーメンと一緒に〜
さて、先程のコーヒーもそうですが冬キャンプでは温かい食べ物が格段に美味しくなります!
その為、インスタントラーメンですら家の中で食べるより美味しいものとなります!
こだわれば屋台で食べるようなシチュエーションも出来る!これがキャンプのおすすめポイントです!
私のおすすめはチキンラーメンです!
油分が多くかなり体が暖かくなります!
〜楽しみ方その③ 焚き火で心暖まろう!〜
キャンプの醍醐味の一つの焚き火をするのにもよい季節です!
焚き火には炎のゆらめきや音、薪の香りなど五感を刺激する要素が含まれており、脳がリラックスしてストレスを和らげます。
何かと疲れる現代社会、焚き火でリラックスしてみませんか?
こちらは夜の焚き火ですが炎がきれいに揺れて体も心も暖かくなります!
また、焚き火とセットで楽しめる料理は焼き芋と焼きマシュマロです。
焼き芋はアルミホイルに包んで焼くことによってイモ内の水分が凝縮され甘みが閉じ込められ美味しく仕上がります。
焼きマシュマロは焚き火の香りがつくことで香ばしさが増します。
どちらも焚き火でしか味わえない独特の美味しさがありますのでぜひ行ってみてください!
〜楽しみ方その④ 家では出来ない燻製にチャレンジ!〜
家では煙や匂いが気になりなかなか出来ない燻製も外なら気にせずチャレンジが出来ます!
燻製器具も100均で使い捨てのタイプも販売されておりますので、ゆで卵やチーズ、ナッツなどを燻製し、ぜひ味わってみてください!
〜楽しみ方その⑤ 終わった後は温泉で体の芯から幸せに!〜
冬キャンプで冷えた体に最高なのは温泉に入り体の芯から温まる瞬間です!
冷えとキャンプの疲れがまるで温泉に溶けていくような感覚に陥ります(笑)
このキャンプ+温泉のセットは最強クラスの組み合わせなので、ぜひキャンプをした際は帰り道の温泉も同時に探してみてはいかがでしょうか!
まとめ
今回は冬のデイキャンプについてご紹介させていただきました。
デイキャンプはまだ装備が揃いきっていない方やこれからキャンプを始めようとする初心者の方にもおすすめしたいスタイルです。
また、1日だけなら時間が取れる!という方もふらっと出来るのがデイキャンプの魅力です。
冬デイキャンプから初めていただき、本格的に準備を整え、本格的な冬キャンプも行っていただければキャンパー仲間として嬉しいです!
ではでは!
泊まりよりデイキャンプの方が荷物も少なくて良いですね!帰りに温泉なんてサイコーで真似したくなりました♪
そうじゃね!あと、デイキャンプでも泊まりでも冬は防寒対策をしっかりしようね!
池田雄吾さん、どうもありがとうございました!











