キャンプツーリングはじめての方必見!失敗から学んだ7つのアドバイスを紹介。初心者がつまずきやすいポイントや、快適なツーリングキャンプのコツを詳しく解説。準備不足で後悔しないために、必要な持ち物や設営のポイントもチェック!初めてのキャンプツーリングを成功させ、最高の思い出をつくりましょう!
もくじ
はじめてのキャンプツーリングを成功させる7つのポイント

私、バイクでキャンプツーリングしてみようと思うんです!誰かアドバイスくれる人いないかな~。

ワシの友達に聞いてみよう!失敗話もしていたし、参考になるはずだよ。

永井 栄雄
ソロキャンプ歴10年以上、キャンプインストラクター資格を持つ44歳男性。
テントより地面のほうが落ち着くレベルでキャンプを究め、年季の入ったキャンプスタイルを愛している。
★7つのポイント
①スケジュール
キャンプ場到着は15時ぐらいを目標に!
15時というのはあくまで目安ではありますが、明るいうちに設営を終えてゆっくりし始めるぐらいのスケジュールが理想です。永井さん曰く、日没間際まで走り続けたときは、真っ暗な中バイクのヘッドライトを頼りにテントを設営しなければならず、虫と闘いながらペグが刺さる場所を手探りで探して大変だったそうです。
余裕を持った計画を立て、明るいうちに設営を終えることを目指しましょう。


余裕を持って設営が終わったら、夕方からゆっくりビールが楽しめそうじゃの~!
②キャンプ場選び
水道設備が整ったキャンプ場に泊まろう!
キャンプ場によっては水道がないところもあります。水道が使えなければ炊事や洗顔に苦労します。不便さを楽しむのもキャンプの醍醐味の一つですが最初のうちは快適なキャンプ場を利用するのが無難です。


設備が整っている方が快適に過ごせますね。
③雨対策
荷物は防水バッグに、できればさらにカバーで覆って二重に対策をしよう!
天気予報は晴れの予報でも、突然の雨に降られることはあります。「少しぐらいの雨なら大丈夫」と思っても寝袋や衣類が濡れるとその後が大変です。晴れていても雨対策はしておきましょう。荷物はすべて防水バッグに入れ、さらにカバーで覆う二重対策をしておけば安心です。


最近は夏になるとゲリラ豪雨って言葉をよく聞くのぉ。対策をして突然の雨に備えよう!
④道具選び-テント
設営が簡単なテントを選ぼう!
慣れないうちはテントの設営に四苦八苦するものです。永井さんも初めは40分以上かかっていたとのこと。初心者には設営が簡単なワンタッチタイプのテントやシンプルなつくりのドームテントなどがおすすめです。また、バイクの場合は荷物を積載したときに車体からはみ出せる寸法が法律で定められているので、購入するときは収納サイズも要チェックです。横幅45cm程度に収まっていれば、大抵のバイクに横積みしてもクリアするので一つの目安と覚えておくといいでしょう。
はじめてのテントは事前に一度立てる練習をするといいですよ。ワンタッチテントやシンプルなつくりのドームテントは15分ぐらいで設営が完了できるようになります。

参考:Bears Rockのハヤブサテント2人用 約3kg 設営約5~10分

わし、新品のテントロープの束をほどくのが苦手じゃけぇ、テントを買ったら確認ついでに束ね直すよ。そんなこともあるけぇ、テントを買ったらいっぺん立ててみるとえーね。
⑤道具選び-寝袋
使用温度が合う寝袋を選ぼう!

寝袋を選ぶときはまずは温度に注目しましょう。寝袋に使用限界温度(使うことはできるが長時間の睡眠には適さない温度)や快適温度(快適に寝られる温度)などの表記があります。使用場所の想定される気温と寝袋の温度表記を照らし合わせて、適切な温度帯の寝袋を使用しましょう。限界温度をもとに選ぶ場合は、10~15℃ぐらい足した温度が快適温度帯の下限となります。
Bears Rockの製品で例えると夏は限界温度-6℃、冬は-30℃ぐらい、春秋は-15℃ぐらいの寝袋が適しています。
ただ、バイクの場合は積載の都合から寝袋選びに制限が生まれることがあります。特に冬用の寝袋は化学繊維タイプは大きくなりがちなので、寒い時期は羽毛タイプしか選択肢がないことがあります。寒さが心配な時はカイロを多めに持参し、また、インナーシュラフという寝袋に入れる薄手の筒形毛布を活用するといいでしょう。インナーシュラフは薄くて軽いのが特徴で冬場の温度調節におすすめです。

カイロはとにかく安いけぇね。冬にいっぱい買っておけばえーよ。10個、20個入りとかをまとめ買いがお得。

⑥道具選び-マット
マットは必須!冷えと硬さを防ごう
地面の冷えや硬さを体から守るためのマットは必須です。テントの床は地面の冷たさとゴツゴツした感触をダイレクトに伝えてきます。寝袋に入っていても寝袋の背中側は自重で押しつぶされるのでクッション性がかなり低下します。理想は寝心地の良さが特徴であるインフレータブルマットです。厚さが3cmぐらいまでであれば収納は比較的コンパクトでバイクに積載することもできます。エアーマットもインフレータブルマットほどの寝心地の良さはありませんが、かなりコンパクトで軽量なのでおすすめです。また、登山用の蛇腹タイプのマットもおすすめです。空気を入れるタイプではないため収納時に小さくはなりませんが、とにかく軽いのが特徴で、空気漏れなどの心配が要らない点も長所です。さらに言うと、ホームセンターなどで売られている銀マットでも無いよりは随分マシです。寝るためにはとにかくマットが必要ですよ。



寝られるかどうかはマット次第とも言えるよ。
⑦道具選び-調理道具
とりあえずはシングルバーナーと鍋一つでOK!
最初はあれこれ料理を作ってみたくなりいろんな道具を持って行きたくなりますがシングルバーナーとコンパクトな鍋があれば十分です。慣れないうちは疲れもあるでしょうからカップラーメンやレトルト食品など簡単に済ませると楽ですよ。


最初は気負わず、お手軽メニューがよさそうですね。
まとめ
キャンプツーリングが初めての人でも、十分に楽しめるための基本的な知識やポイントを紹介してきました。テント設営、荷物の積み方、寝袋やマットの選び方などなど、ぜひ参考にしてみてください。
「移動」と「滞在」を自分のペースで楽しむことができるキャンプツーリングの魅力を存分に味わうために、初心者でも適切な準備をおこない、いざというトラブルにも対応できるような知識を事前にしっかり身につけておきましょう。

初めての人でも楽しめるための知識やポイントをたくさん教えてもらえて良かった~。早くキャンプツーリングがしたくなりました。

教えてくれた永井さんも言っていたけど、「完璧を求めすぎないこと」がキャンプツーリングを楽しむコツだよ。