初心者のソロキャンプを快適にするおすすめのテントの選び方をまとめました。初心者ソロキャンパーにとって最も重要な道具であるテント。お店に行ってもネットで検索してもおすすめがたくさん出てきて迷いますよね。ソロテントの選び方や場所選びでお悩み中のみなさん、テント購入前にぜひ参考にしてください。これから一人キャンプデビューを考えている男子・女子全員必読です!ツーリングキャンプでテントをお探しの方、二人用テントをお探しの方も参考にしてみてくださいね。
もくじ
読めばわかる!初心者でもキャンプを快適にするテントの選び方!
ソロキャンプに行きたいんだけどどんなテントを選んだらいいか悩んじゃう
経験豊富なソロキャンパー田中さんに「テントの選び方」を教えてもらおう!
田中一馬さん
キャンプ歴3年、ソロキャンプを中心に行っているアウトドア系ライターです。バックパックキャンプを行うため軽量コンパクトなギアを好んで使用。料理好きなためクッカーにこだわりがあります。
Instagram:
https://www.instagram.com/solocampfreaks
初心者の方が悩むソロキャンプのテント選びですが、どのようなものがソロキャンプを始めるために適したテントなのでしょうか。
それは、「バックパックに入るコンパクトな自立式のテント」です。
ソロキャンプに適した場所というのは、周囲に人がいないプライベート感がある場所です。
そのような場所は車が横付けできず、大きなテントが設営できない場所がほとんどです。
上記のようなソロキャンプに適した場所へ行くにはバックパックで荷物を運ぶスタイルが便利です。
テントの選び方と共にキャンプで最も重要な場所選びについて説明します。
この記事を見れば初めてのソロキャンプでも失敗することはなくなります。
これからソロキャンプを始める方はぜひ、参考にしてみてください。
ソロキャンプは場所選びが重要
まず、ソロキャンプに適した空間とはどのような場所なのでしょうか。
それは、周囲に人が少なく視線を遮れるようなサイトがあるキャンプ場です。
このようなキャンプ場は車が横付けできるオートキャンプ場ではなく、駐車場からサイトまで徒歩で向かうキャンプ場です。
この理由は、次のソロキャンプに適したテントの条件の章で説明します。
そして、あまり整地されておらず、木がたくさん生えている林間サイトのような広い平地が少ない場所は大きなテントが張りにくく周囲に団体客が少ないため狙い目の場所です。
また、木々が他のキャンパーの視線を遮ってくれるため初心者の方も周囲を気にすることなくさまざまなことにチャレンジできます。
キャンプ場を選ぶときはSNSを利用してキャンプ場を検索をするとHPにはないサイトの状況を知ることができて便利です。
快適にソロキャンプを楽しむには元々の地形が活かされた自然に近いキャンプ場を選ぶことが重要です。
ソロキャンプに適したおすすめのテントの条件
ソロキャンプに適したキャンプ場の情報を踏まえて、初心者の方にとって適したテントの条件を紹介していきます。
形状、予算についてくわしく説明していきます。
ひとつずつ見ていきましょう。
・収納サイズが小さいテントがおすすめ
収納サイズが小さいテントであれば、団体客が少ない場所や他のキャンパーから距離をとれる場所に行きやすくなります。
キャンプで大変なことといえば大量の荷物の運搬です。
オートキャンプ場のようにサイトまで車で行ければ楽ですが、駐車場からサイトまでの距離が離れているフリーサイト(場所選びが先着順)のキャンプ場では大量の荷物を運ぶのはかなりの重労働です。
ソロキャンプであればそのような場所でも荷物の量を抑えてバックパックで運ぶことができます。
収納サイズが小さなテントなら他の荷物と一緒にバックパックに入れることが可能です。
フットワークが軽いというソロキャンプのメリットを活かすべきです。
・価格は1万円台
最初に買うテントの価格は1万円台がベストです。
初心者の方がまず悩むのが予算の問題です。
ソロキャンプ道具を一式揃えるのに最低約4〜5万円ほどかかります。
そして、道具の重要性はキャンプをやってみないと分からないことがほとんどです。
人によって食器類に重要性を感じたり、寝具類にお金を掛けるべきだと思ったり感覚が違います。
テントも同じようにキャンプを行ってみることが重要なので、価格は抑えめのほうがおすすめです。
BUNDOKのソロドーム など、1万円台でコスパの良い1人用テントがあるようにこの価格帯は機能と価格のバランスが良い物が多いため初心者におすすめです。
・ソロキャンプには1~2人用のテントを選ぶ
ソロキャンプには1〜2人用のテントが適しています。
余裕を持ってグループで使える大きめのものにした方がいいと考えてしまいがちですが、デメリットのほうが大きいです。
かさ張って持ち運びにくく、設営スペースを取る上にパーツが多くなるため建てるのが大変です。
ソロでも2人用であれば広々と使えて、出口が2つ設けられているものが多く両方の扉を開放すれば通気性が高く快適に過ごせます。
ソロキャンプでは大は小を兼ねるということは少ないため、用途に合わせて1〜2人用のテントを選ぶべきです。
・自立式であること
テントには自立式と非自立式がありますが、設営しやすい自立式のテントを選ぶと手軽に設営できます。
テントはペグと呼ばれる杭とロープを使い地面に固定して張ります。
自立式はテントの骨組みを組めば地面に固定せずに自立してくれるため、設営が簡単な上に固定しにくい砂地の上でも簡単に張ることができます。
対して非自立式は地面に固定しロープを張らないと張ることができないので、経験の浅い初心者の方では設営に時間がかかってしまいます。
スムーズに設営できて場所を選ばない自立式がおすすめです。
・1500mm以上の耐水圧があれば大丈夫
テントの耐水圧は1500mm以上あれば問題ありません。
テントの耐水圧とは生地に対してどのくらいの水圧まで水漏れせずに耐えられるかという目安のことです。
一般的に1500㎜以上あれば大雨でも耐えられるとされています。
・二層式のダブルウォールテントの方が快適
テントには一層式のシングルウォールと二層式のダブルウォールがありダブルウォールの方が使い勝手が良いためおすすめです。
理由は結露の問題です。
構造上シングルウォールの方が密閉されており結露しやすいためテント内がびしょびしょになりやすいです。
対してダブルウォールはメッシュ地のテントに隙間をあけて防水性の高い生地をかぶせます。
こちらの方が通気性が良く居住性が高いです。
シングルウォールは軽量でコンパクトですが、快適性のバランスを考えてダブルウォールテントがおすすめです。
・お金を掛けられるなら広い前室付きがおすすめ
予算に余裕がある場合は広い前室付きのテントがおすすめです。
前室とは居住空間とは別に利用できる空間のことで、グループ用テントには大きな前室がついているのが定番で、前室をリビング代わりにして過ごしています。
ソロ用の1〜2人用テントにも広い前室がついているタイプがあり、前室にいれば雨は防げて周囲から遮られているためリラックス感が高くなります。
価格は一般的なテントより高くなりますが予算に余裕があるのであればおすすめです。
・張るのが難しいタープも林間サイトなら張りやすい
林間サイトなら、木を利用してタープが張れるため初心者でも設営しやすいです。
タープがあれば雨を防いでテント以外の道具を濡らさず快適に過ごすことができます。
タープがない場合テントの外で過ごした時に頭上を守る屋根はないため、天候の変化に対してどうしても不安になります。
しかし、タープは2本のポールを柱にしてロープとペグを利用して地面に固定して張りますがポールを固定するのが初心者には難しいです。
木がたくさんある林間サイトであれば、ポールの代わりに木を利用することで簡単にタープの設営ができます。
タープを利用して天候の変化に対して対策をしておくと安心してキャンプができます。
まとめ
いかがだったでしょうか、ソロキャンプに適した快適な空間には条件があり、それに合わせてテントを選ぶと失敗なく楽しめることをお伝えしてきました。
最初のソロキャンプは不安なことがたくさんありますが、事前に対策をしておくと心理的負担が軽減され前向きに挑戦できると思います。
ぜひ、この記事を参考にテントを選んでソロキャンプに挑戦してみてはいかがでしょうか。
テントの選び方のコツもわかったし、これなら一人で選べそう!
今回のまとめじゃ!
1.ソロキャンプには1~2人用のテントを選ぶ
2.自立式であること
3.1500㎜以上の耐水性があれば大丈夫
4.二層式のダブルウォールのほうが快適
5.お金をかけられるなら広い前室付きがおすすめ
6.張るのが難しいタープも林間サイトなら張りやすい