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冬キャンプの暖房は石油ストーブがおすすめ!ベテランキャンパーが語る5つの魅力とは?

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冬キャンプの暖房は石油ストーブが最もおすすめです。キャンプで使えそうな暖房といえば、電気が使える環境ならば電気ストーブ、電気毛布がありますし、自然の雰囲気を楽しむのであれば薪ストーブが選択肢に入ります。しかし、そうした中でもベテランキャンパー・えーちゃんは長年に渡り石油(灯油)ストーブを愛用しています。それはなぜなのでしょうか!?えーちゃんに冬キャンプの暖房に石油ストーブがおすすめな理由と冬キャンプを快適に過ごすための暖房のコツを教えてもらいました

#01冬キャンプの暖房は石油ストーブがおすすめ!

スタッフA1

冬キャンプに石油ストーブ持って行こうと思うんですけど、暖かさや手間はどうですかね??

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そういうことなら実際に石油ストーブを愛用しているキャンパーさんに聞いてみよう!

[執筆者情報]

え~ちゃんさんプロフィール画像

え~ちゃん
キャンプ歴10年以上の家族6人のファミリーキャンパーで、格安に全国のキャンプ場でドタバタキャンプ展開しています。

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一般的にキャンプといえば春から秋までの3シーズンを思い浮かべますが、筆者のように10年以上のベテランキャンパーの中には、人が少なく虫もいない冬のキャンプこそベストシーズンと考える方も案外多いのをご存じでしょうか。

ただ、冬の寒さに二の足を踏んでいる方も多いですが、空気も澄んでおり外の景色や夜景を見るにも最適なので、手軽に使える石油ストーブで冬キャンプを楽しんでみるのもおススメです。

冬キャンプに石油ストーブが最適な理由!

石油ストーブの写真

2022.1.23:桃太郎公園キャンプ場にて

筆者は長年冬のキャンプを楽しんでおり、薪ストーブやガスストーブなどを含め様々な暖房を利用していますが、その中でも石油ストーブが冬キャンプに最適な理由はたくさんありますよ。

【魅力1】石油ストーブは手軽に使えて便利!

2022.11.16:常願寺川河川敷でたてたテントの写真

2022.11.16:常願寺川河川敷にて

近年はエアコン暖房を利用する人が増えてきていますが、石油ストーブは今でも自宅で愛用している方も多く身近な暖房機といってもよいですよね。

また、石油ファンヒーターと違い電気も不要なので、キャンプ場などのように屋外でも手軽に使える事ができるのが石油ストーブの魅力です。

【魅力2】石油ストーブは火力もあって温かい!

テントで石油ストーブを使っている写真

2023.1.25:桃太郎公園キャンプ場にて

筆者は「十年に一度の大寒波」と言われた際に氷点下の中ファミリーキャンプをしていましたが、石油ストーブを使うとポカポカで暑いらしく子供は上着を脱いでタンクトップでゲームを楽しんでいました。

そのときに使用していたのは対流式石油ストーブで、ストーブ上部に熱を押し上げてからテント幕に当たって熱を押し下げるといった自然な対流でテント内を暖めてくれますので快適に過ごせます。

【魅力3】石油ストーブは調理にも使える!

石油ストーブで調理をしている様子

2022.2.9:大島キャンプ場にて

石油ストーブは本来は暖房器具ですが、なにも暖を取る事だけではなく料理の際の熱源として利用する事もできます

しかも、石油ストーブは暖房器具なので火力も調整しやすく天板も大きいので、同時に複数の調理や保温も可能ですので温かくて美味しいキャンプ飯も簡単に作れますよ。

【魅力4】燃料のコスパが良い!

石油ストーブの写真

2023.1.25:桃太郎公園キャンプ場にて

筆者は冬キャンプには様々なストーブを使う事がありますが、その中でも石油ストーブは燃料としてのコスパが一番高くコストを抑えてくれます

例えば、薪ストーブは暖かいですが薪を1泊で2~3束(1,200円~2,400円)使用しコスパが悪く、ガスストーブはコスパの良いCB缶を2~3本(400円~1,000円)使用しますがテント全体を暖めるにはパワー不足です。石油ストーブの場合は石油を3~4L(300円~400円)ほどのなのでコスパに優れています

【魅力5】テント形状でストーブを選べる!

反射式石油ストーブの写真

2022.1.4:閑乗寺公園キャンプ場にて

石油ストーブには前面に熱を伝える反射式石油ストーブと、上下で熱を対流させる対流式石油ストーブがあり、テントの形状や大きさに合わせてストーブの種類を選ぶ事が出来ます。

例えば、大きいテントなら中心部分において使え、小さいテントの場合はストーブを端に寄せる事で使う事ができますよ。

石油ストーブをキャンプで使う場合の注意点とは!

冬キャンプの暖房器具としては優れた性能の石油ストーブですが、もちろん注意点もあります。

【注意点1】一酸化炭素チェッカーを使用しよう!

テント内で一酸化炭素チェッカーを使用している

2022.1.4:閑乗寺公園キャンプ場にて

冬キャンプでテント内で暖房を使うのにあたって、石油ストーブだけではなく薪ストーブやガスストーブにも言えるのが一酸化炭素中毒に注意する事です。

そもそも、ほとんどのテントメーカーはテント内での火器使用を推奨しておらず、テント内でストーブを使う場合は完全に自己責任なので換気をして一酸化炭素チェッカーを必ず使用しましょう。

【注意点2】テント内結露に注意しよう!

ベンチレーションのついたテントと石油ストーブの写真

2022.11.16:常願寺川河川敷にて

手軽に使えて便利な石油ストーブですが唯一の欠点は、石油燃焼量と同量の水蒸気を発生させるのでテント内が結露しやすいことです。

そのため、石油ストーブを使用する場合はベンチレーションがシッカリしているテントや、冷気を防ぐスカートがないテントを選んだり、サーキューレーターで換気をする必要があります。

冬キャンプの暖房器具の種類!

夜の渚園キャンプ場の写真

2023.1.4:渚園キャンプ場にて

冬キャンプには石油ストーブが初心者にも使いやすくおススメですが、その他の暖房器具は石油ストーブと比較してどう違うのでしょうか

薪ストーブは手間がかかりコスパも悪い!

夜の あわすのスキー場キャンプエリアの写真

2023.1.11:あわすのスキー場キャンプエリアにて

薪ストーブは炉内だけではなく煙突からの放熱もあるので火力が強いのが特徴で、暖かさだけなら石油ストーブよりも上です。

しかし、火力を安定させるには常に薪をくべ続ける必要があり、薪の使用量も多くコスパは悪いうえに、撤収の際の薪ストーブの煙突清掃などが手間になるので、初心者が使うにはハードルが高いといえます。

ガスストーブは厳寒期には使いにくい!

CB缶を使ったガスストーブの写真

2019.3.25:種崎千松公園キャンプ場

石油ストーブよりも手軽に使えるのが、コスパも良く入手しやすいCB缶を使ったガスストーブですが、石油ストーブと比較すると火力が控えめです。

また、気温の低い真冬などではガスの圧力が上がらず着火する事自体が困難になるので、使用できるのは厳寒期以外の10~11月、3~4月などの5℃前後が限界ですし、そもそもテント全体を暖める火力もなくCB缶1本では3時間前後しか使用できません。

アタッチメントヒーターはパワー不足!

ガスバーナーを利用したアタッチメントヒーターの写真

2022.12.28:日川浜オートキャンプ場にて

全体的に荷物になりやすいストーブの中でも、ガスバーナーを利用したアタッチメントヒーターはコンパクトで持ち運びが便利な暖房器具ですが、あくまでも応急的な暖房能力しかなく冬キャンプではパワー不足は否めません。

もちろん、ガス特有の気温が低いときには圧力が上がらないドロップダウンも起きやすく、厳寒期のメインストーブにはならず、小さなテントで手を温める程度にしか使えないと考えた方が無難ですよ。

電気毛布は最低限の暖房器具!

大出力ポータブル電源と電気毛布の写真

2020.10.7:天湖森キャンプ場

大出力ポータブル電源も価格も安くなった事で便利に使えるのが電気毛布は、就寝時には背中を温めてくれるので寒くなく快適に就寝するには欠かせないアイテムですが、空間自体を温める事は不可能なので暖房器具とはいえません。

また、ポータブル電源を持っていない場合はAC電源サイトでしか利用できないので、キャンプ場が限定されてしまうので利用するには注意が必要ですよ。

石油ストーブはバランスの良い暖房器具!

雪の積もった大島キャンプ場の写真

2022.2.9:大島キャンプ場にて

冬のキャンプにはメリットが沢山ありますが、デメリットとして冬の寒さ対策は欠かせず暖房器具が必須です。

そして、暖房器具として利用できる物は多種多様ではありますが、その中でも石油ストーブはキャンプ初心者でも簡単で使いやすく、日本製なら安全性も高い事から冬キャンプには最適の暖房器具です。

もちろん、冬のキャンプは不便な点もありますが、普段見れない景色を楽しみながらテント内でヌクヌクするのは他の季節では体験できませんので、この機会にぜひ石油ストーブを利用して冬キャンプを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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