>初めてのキャンプの失敗や困りごとを振り返って教えていただきました。キャンプデビューしてから6年経つという、全国の仲間たちのお一人のmimiさん。ワクワクと不安が入り混じったキャンプデビューでしたが、そこからキャンプの魅力にはまり、今やキャンプ初心者を連れて行けるほどに成長したそうです。初めてのキャンプの体験を振り返り、今に活かしていることやキャンプの魅力を教えてくれました。
mimiさんのキャンプデビューはどんなんじゃったんかね
mimiさん
キャンプ歴6年、富士山をこよなく愛するパパと「THE男子」な元気いっぱいの息子と家族で楽しんでいます。
もくじ
初めてのキャンプのきっかけから準備
「ね、来週末ひま? キャンプ行ってみない?」
私たち家族のキャンプとのと出会いは約6年前の5月の終わり。
ママ友達YちゃんからのこのLINEが始まりでした。
子供が生まれてから地域センターで知り合ったYちゃんとは、お互い息子が元気なタイプで気が合い、家族ぐるみで仲良くしていました。
私は子供の頃、両親に海にはよく連れて行ってもらったけど、山は高尾山くらい、キャンプは全くの未体験でした。
Yちゃんからの急な誘いにどうしたのかと聞くと、Yちゃんの幼馴染のキャンパーKちゃんからキャンプに誘われたものの、初めてで不安だし、大勢の方が楽しいはずだから一緒に行こうよ!という話でした。
私も夫もキャンプにはいつか行ってみたいなぁと具体性のない「いつか」が心の片隅にあったので、Kちゃんとは会ったこともないし、道具も何もないけど、勢いとノリでついOKしちゃいました。
こうして私達家族はキャンプへの一歩をゆるりと踏み出したのでした。
そこからが大忙し。
とりあえずYちゃんもテントとチェアは買ったと言っていたので、我が家もテントは買わないと!その時はキャンプ場にレンタルがあるってことも知らなかった私達は、とりあえず初心者でも組み立てられそうな3〜4人用のテントをネットで探してポチり。
チェアもポチり。
週末には届いたので、近くの芝生のある公園に持っていって組み立てる練習をしました。
来週末に向けてその他の持ち物も準備。
あれ?寝るとこはどうするんだっけ?
Yちゃんに聞いたら、今回は寝袋までは買ってないとのこと。
布団を車に積んで行けば良いよね!という話でまとまりました。
いや待てよ、うちはその頃車も持っておらず、実家の車を借りる予定でいて、実家の車は普通のセダン。
布団、のるかな?
私は本当に寒がりで、キャンプはワクワクする一方、唯一の不安要素は寒さでした。
寒いのだけは嫌だから、布団と掛け布団は何としても人数分積んで行きたい。
そこで思いついたのが「布団圧縮袋」。
急いでホームセンターに行って買ってきました。
帰りは体重をかけて縮めるとして、行きは掃除機で吸い取ってぺちゃんこにして積んで行くことに。
キャンパーKちゃんから言われたその他の必需品は、食器セットとサンダル。
食器は紙だと飛んじゃうからとやめた方が良いとのことで、プラスチックの食器&カトラリーセットを買いました。
あと、キャンプ場では脱ぎ履きが多いから、大人も子供もサンダルが便利とのこと。
着替えとタオル数枚とこれらを持って準備は完了となりました。
食事関係は全部キャンパーKちゃんが準備してくれるそうで、私達初心者チームはそれに甘える事に。
お酒やジュースやお菓子だけ買って、いよいよキャンプ、ワクワクドキドキで当日を迎えました。
キャンプ1日目-到着から寝るまで
■初めては富士山近くのキャンプ場
Yちゃんちとうちは朝から車を走らせ富士山近くのキャンプ場に向かい昼前に到着。
他県から来るKちゃん一家とはキャンプ場で合流しました。
Kちゃん一家は早くに着いて場所取りもしておいてくれ、すぐにお昼ごはんの準備をしてくれました。
記念すべき初めてのキャンプ場ご飯は、クリームパスタでした!
外で食べるとひと味もふた味も違っておいしくて。
お昼を済ませて次はテントの組み立て。
夫が練習の成果を発揮して、結構すんなりと立てる事が出来ました。
何事も練習って大事ですね。
テントが完成したので、次は圧縮袋から布団と掛け布団を取り出して、寝床のセッティング。大人たちは飲みつつ準備しつつ交流し、子供たちもYちゃんが持参してくれた巨大ビニールプールでお菓子釣りゲームをしたり、キャンプ場にあったブランコをしたりして、すぐに仲良く打ちとけました。
大人の作業が少し落ち着いた後、キャンパーKちゃんが子供たちに餃子の皮でピザを作らせてくれました。
アルミホイルの上に皮を置いて、そこにチーズやミニトマトを並べて焼くだけ。
息子はつまみぐいしまくり。
子供たちみんな自分で作れてとっても嬉しそうでした。
■いよいよ夜に
そのままの流れでBBQをして、相変わらずみんなで飲みながら喋りながら、20時くらいに子供たちも眠くなってきたのでテントに。
お風呂は冷えそうだからとこの日は入らず、そのまま寝ることにしました。
私は大雑把で楽観主義だけど、枕が変わると寝られない、そこだけは繊細なタイプ。
息子もテントで眠れるだろうか、かなり心配でした。
毎晩絵本を一冊読んでから寝る息子。
せめて毎日の習慣はやってあげようと絵本も持参していました。
パジャマに着替え、LEDランタンの薄暗い中で絵本を読み終わると、納得したのか、お布団の中で息子はあっという間に夢の中へ。
夫も即寝で、全然寝られないのは私だけでした。
地面は平らに見えていたけど寝てみると斜めだよなぁ、足が寒いなぁ、飲んじゃったからトイレ行きたいなぁ、けどみんな寝静まって怖いなぁ、、、1人悶々と葛藤し、結局我慢できそうにないから、勇気を出して夜中に一人でトイレに行くことに。
夜道を歩くのはいくつになっても不安で怖い。
でも、怖いけど、なんだろうこの探検隊気分は。
星空、なんて綺麗なんだ~!!
周りのテントの明かりも消え、本当に真っ暗になった時、星空の存在感は本当に凄くて。
あぁ、みんなを起こして見せたい!でも、せっかく寝た人を起こすのも可哀想か。
満点の星空は、寝られない自分だけで楽しむことにしておきました。
キャンプ2日目-起きてから帰るまで
■朝
その後もなかなか寝付けず、寝不足のまま、鳥の大合唱で朝の訪れに気付きました。
テントの中では鳥がすぐ横にたくさん集まって鳴いているのかと思ったけど、外に出てみると周りの木々でさえずっている程度。
テントって音が響くのですね。
昨日はBBQしたまま片付けずにみんな寝ちゃったから、朝一の仕事は食器を洗うことでした。
このキャンプ場はお湯が出なくて、お水は強烈に冷たく、食器類を洗ったら一瞬で目が覚めました。
さすが富士山の天然水!
朝ごはんは子供たちも手伝いながら、ホットケーキとホットドッグ作り。
朝ごはんもKちゃん夫婦がテキパキ仕切ってやってくれ、私とYちゃんはほとんどお客さん状態。
夜露に濡れた芝生も、太陽が登るとあっという間に乾いて、カラッと爽やかな高原での朝ごはんとなりました。
息子もホットケーキにかぶりつきでした。
■撤収作業
朝ごはん後はぼちぼち撤収作業に。
うちの夫婦のそれぞれのミッションは、夫はテントをたたみ、入っていた袋のサイズにする事。
私は布団をできる限り小さく圧縮すること!
私は汗だくになりながら布団に全体重をかけ、息子にも袋に乗ってもらい、丸めながら空気を抜いていきました。
明らかに行きより荷物のかさが増えてしまいましたが、他にはチェアとテントと着替えくらいしか持ち物がなかったので、助手席も使いながら無事に載せることが出来ました。
■帰り~荷下ろし
帰りは近くの牧場に寄って、動物と触れ合ったりソフトクリームを食べたり楽しんで、昼過ぎに現地解散しました。
帰りの車で息子は爆睡。
私も目がくっつきそうになりながら車にゆられ、夜ご飯の時間くらいには家に到着。
翌日の朝には実家に車を返却しなければならないので、そこから荷下ろし開始。
あれは疲れた体に結構な重労働ですね。
昔、遠足の帰りに学校で言われた「帰るまでが遠足」の言葉を思い出しつつ、「荷下ろしまでがキャンプ!」そう自分達に言い聞かせて布団やテントを下ろしました。
そしたらびっくり、車の汚いこと!
泥を雑巾で拭いて、落ち葉は掃除機で吸い取ってやっと作業完了。
無事翌朝には車も返却できました。
振り返り
■後日談
こうして私たち家族の1泊2日の初めてのキャンプは終了しました。
その後、次のキャンプに行く前に、夫用に1つ寝袋を買いました。
家族で繋げる事も考えて封筒型に。
この時点でもまだ私は布団最強説を信じており、寝袋より布団の方が暖かいでしょ、と信じ込んでいました。
2回目のキャンプで夫は快適そうにその寝袋でスヤスヤ。
2回目のキャンプを終えると、私達もさらに色々欲しくなり、焚き火台やクーラーボックスを入手した事で、さすがにもう布団は載り切らないだろうと、私と息子の分も同じ封筒型の寝袋を購入。
下に敷くエアマットも一緒に購入しました。
そして3回目のキャンプでやっと寝袋デビュー。
それがまた暖かいのなんの。
布団最強説はあっけなく消え去りました。
あんなに頑張って圧縮していたのは何だったのか。
封筒型の寝袋を選んだのは、繋げないと息子が不安で眠れないんじゃないかな?と心配だったから。
でも実際は繋げる前に即寝。
結局買ってから6年、繋げたことは一度もありません。
息子よ、寝付きの良さは夫に似てくれてよかった。
私はいまだに寝付きが悪いけど、夜中の星空散歩も楽しみの一つだからまぁいいか♪
■キャンパーとしてちょっと成長
あれから私達家族はどんどんキャンプの楽しさを知っていきました。
お客さんのようだったけど、今やキャンプ初心者を連れて行けるほどに成長!
道具もいろいろ揃えたし、料理もBBQだけでなく、カマンベールチーズの上にコンビーフと卵黄をのっけて焼いてみたり、パエリアを作ったりと工夫も。
キャンプ場での遊びも、巨大シャボン玉づくり、探検ごっこ、巨大ビニールボール、ハンモックなどバリエーションが増えました。
自然の中では、木の枝みたいな虫を見つけたり、蛇と遭遇したりもありました。
最近は息子もテントの組み立てやまき割りを手伝い始め、少し逞しくなってきたように感じます。
素敵なホテルに泊まる旅行も好きだけど、キャンプでしか味わえない楽しみ、キャンプでしかできない体験もいいものです。
フレンチもいいけど中華もいいよね、と同じですね。
キャンプ場から見える富士山の雄大さが好きで、ついつい富士山近くのキャンプ場に足を運ぶことが多い私たち。
海の近くや湖のほとりでのキャンプにはまだ行っていないので今年は行きたいなと思っています。
冬キャンプもまだ未体験。
まだまだ楽しみはたくさんありそうです。
自分たちのペースでゆるゆると、これからも家族でキャンプを楽しんでいきたいです。
ええの~♪キャンプ満喫しとるの~♪
mimiさんはキャンプデビューしてからキャンプにはまったんじゃね。
息子さんもたくましくなられたそうで…家族みんなが成長できるのがキャンプの魅力の一つかも!
あと、寝袋はやっぱり必須アイテムじゃったね☆
ええの~♪キャンプ満喫しとるの~♪