子連れキャンプのデビュー体験記。小さいころからキャンプやアウトドアが大好きなあかりさん。10か月を迎えた息子さんと一緒にキャンプを楽しみたいと思い、計画を立てました。色々な準備を重ねて7月に3泊4日で決行しました。食事や夜泣きなど心配ごとがいっぱいだったキャンプデビューは無事に成功したのでしょうか?
ひなた あかり さん
キャンプ歴は30年近く…昨年息子もキャンパーデビュー♡
家族や両親、友達を巻き込んで楽しくキャンプしてます^^
最近note(https://note.com/akari_926)はじめました♪
もくじ
真夏の大冒険!10ヶ月の息子と子連れキャンプデビュー
キャンプの初心者はもちろん、経験者でも「赤ちゃんのキャンプデビューっていつだろう?」と悩む人は多いと思います。私たちもその1人でした。
今回は10カ月の息子と行った3泊4日の子連れキャンプデビューのお話をします。少しでも皆さんの参考になれば嬉しいです。
赤ちゃんもキャンプに連れて行きたい!まずはピクニックから…
小さい頃から「キャンプ大好き!アウトドア大好き!」な私。結婚してからはテントを買い、冬キャンプの素晴らしさを知り、ストーブを買ったところで妊娠が判明!妊娠中は悪阻もあり、マタニティキャンプはできませんでしたが、出産してしばらくすると、キャンプに行きたい…と思うように。
息子はまだ小さいので、まずは近場でピクニックを始めました。回数を重ねるうちに、息子も親の私たちも、外での離乳食に慣れていきました。
キャンプデビューを決意!
ピクニックを繰り返し、いよいよキャンプデビューを決意!初めてのキャンプは7月の4連休、場所は福井県内の自宅から2時間半程の「赤礁崎オートキャンプ場」に決定。メンバーは私たち家族3人と、私の両親を合わせた5人です。
決意したポイントは、
①行き慣れたキャンプ場所であること
②息子がある程度大きくなり、睡眠の間隔や離乳食が安定してきたこと
③息子が自宅以外で泊まることに慣れてきたこと
④キャンプ慣れしている私の両親を連れていくこと
この4点をクリアできたからでした。
赤ちゃんキャンパーに必要な荷物
大人だけのキャンプと大きな違いは、持ち物の部分だと思います。私達が普段のキャンプに加えて持っていったものは、お昼寝用の敷布団、温湿度計、離乳食、赤ちゃん用の椅子、小さなプール、暑さ対策グッズです!
布団と温湿度計はいつも家で使っているものを。離乳食は衛生面が気になるので、すべてベビーフードにしました。また、椅子としてお風呂用ベビーチェアを持っていきました。主にご飯を食べるときに使うものです。加えて、暑さ対策グッズとして、扇風機(USB充電)、保冷剤、ベビー用の冷却シート、経口補水液を準備しました。
また、万が一に備えて、近くの病院の名前と位置、電話番号を調べておきました。
赤ちゃん用に持って行ったもの
・お昼寝用の敷布団
・温湿度計
・離乳食
・赤ちゃん用の椅子
・小さなプール
・布団
・温湿度計
・お風呂用ベビーチェア
・ベビーフード
・扇風機(USB充電)
・保冷剤
・ベビー用の冷却シート
・経口補水液
待望のキャンプに出発!
荷物を積み込みいよいよ出発!
元々チャイルドシートが場所を取っていることもあり、助手席、2列目もパンパンでした。もう少し上手に積める気もするので、これから改善が必要ですね。
出発してすぐ4連休の洗礼が!!そう、大渋滞です…自宅はラジオでいつも耳にする渋滞スポット!早めに出たつもりでいましたが、時既に遅し。なんと、高速に乗るまで1時間弱も掛かってしまいました…。10時に家を出て途中昼食をはさみ、キャンプ場に到着したのは14時半でした。車中で息子はぐっすり。車慣れしていて良かった、と改めて思いました。次からはもっと余裕を持って出発しようと心に刻みました。
コテージは初心者だけでなく赤ちゃんにもおすすめ!
キャンプ場に着いてチェックインを済ませ、コテージに移動しました。
コテージは2階建てで、クーラー、お風呂、トイレ、キッチン、布団まで付いていました。ほとんどホテルと変わらないので、初めてのキャンプには持ってこいだと思います。
息子は早く寝るので、先に部屋に入る私達が2階、両親は1階を主に使用することに。息子はまだ歩くことはできず、大きい荷物を置くと乗り越えることができないため、階段からの転落の心配はほぼありません。なので、1階よりも人の出入りの少ない2階を選びました。
この日は近くに来ていた妹家族とも合流し、一緒に晩ご飯を食べました。
ここでは持ってきていたベビーチェアが大活躍!元々はお風呂用ですが、空気を入れて膨らませるタイプなので、持ち運びがとてもコンパクト。お手入れも簡単なので、キャンプなどのアウトドアでも使いやすくおすすめです!
その日は疲れてみんな爆睡でした。笑 よっぽど疲れていたのか、全く記憶にありません。
息子もいつもよりぐっすり寝てくれたので、私達もゆっくり寝ることができました。クーラーもしっかり効いていて、真夏のキャンプとは思えない快適さでした!
とうとうテントデビュー!
2日目はテント泊。コテージからのテントなので、一旦コテージをチェックアウトし、昼にもう一度チェックインしてテントを張るという流れでした。思うように予約がとれないのも4連休の洗礼ですね。人気のキャンプ場なので仕方ないです。
空き時間にキャンプ場近くのフィッシュマーケット「UMIKARA」で昼食をとりました。地域の野菜や食べ物だけでなく、水槽で泳いでいる魚をその場で選んで買うことができたり、カフェもあったりと賑わっていました。
時間になりキャンプ場に戻ってチェックイン。うちのテントと両親のテントの2張を設営します。設営は基本的に両親と旦那さん。私は息子と2人で現場監督をしていました。笑
暑い!暑い!つきっきりで赤ちゃんの体調管理
それにしても暑い!暑い!暑い!設営している3人はもちろんですが、待っている私達も暑い!赤ちゃんは体温調節が苦手なので、特に気を遣いました。とりあえず木陰に入り、服を脱がせ肌着1枚に。更に持ってきていた扇風機で風を送り、飲み物は基本的に経口補水液を飲ませました。こまめな水分補給は、赤ちゃんや小さな子どもにとっては大事なポイントです。
汗だくになりながらも設営が終わり、休憩しながらゆっくり夕飯作りをすることに(設営していた3人は暑さですっかりまいっていました。笑)。お酒を飲みながらダラダラとご飯の準備をするのは楽しいものです(私は禁酒中…)。
小さいプールで水遊び兼お風呂
陽が出ているうちに、息子をプールに入れました。今日はこれがお風呂の代わりです。キャンプ場の多くはコインシャワーがあると思いますが、赤ちゃんをコインシャワーに連れて行くのは至難の業…なので、お子さんが小さいうちは、夏はプールで済ますのもありかな?と思います。たくさん汗をかいているので、しっかりと身体の隅々まで洗いつつ、プールを楽しんでもらいました!
その後は息子のご飯タイム。この日もレジャーシートに椅子をおいて、ベビーフードを食べさせました。そのままシートで息子を遊ばせながら大人のご飯タイム。自宅と同様にゆっくり食べることはできませんが、外で食べるご飯は本当に美味しいですね!息子も同じように感じていてくれているといいな…
初めてのテントと夜泣き
そしていよいよ就寝…テントの中の気温は30度を超えており、湿度も高くなっていました。ひとまずテントを全部メッシュにして、できる限り風を通すようにしました。幸い息子はどこでも寝られるタイプなので、テントでもすんなり寝てくれましたが、暑さで熱が出るのを恐れ、パジャマは着せず肌着のまま寝かせることに。また、扇風機・冷却シート・保冷剤を使って身体を冷やすようにしました。冷却シートは剥がれやすく、貼っても貼っても取れたので、あんまり意味はありませんでした…特に息子も寝苦しい様子ではなかったので様子を見ることに。その後、旦那さんと交代でコインシャワーへ行き、その日は就寝しました。
が!!真夜中に「えーーーーん!」という息子の泣き声。やばい、夜泣きだ!てんやわんやしながら抱っこを続けると息子は再び眠りに就きました。きっと刺激が多すぎたのでしょう。外で寝るなんて初めてだしなあ…と思うと同時に、周りの人に迷惑を掛けてしまったな、と反省しました。
その後は夜泣きすることなく、ぐっすり寝てくれた息子。
朝の6時前から息子に起こされました。まだ寝ていたい気持ちもありましたが、目の前には海!散歩に行きたくなり、朝ごはん前にキャンプ場を散歩してきました。朝の澄んだ空気の中、海を見ながら散歩するのは最高でした。こういうところもキャンプのいいところですね。
朝ごはんを食べて、今日も撤収。せっかく立てたのにな…とブツブツ言いながらもチェックアウトが迫っているので急いで撤収します。設営同様息子と私は現場監督です。
水分を摂りながら、自分の動画を見るのが大好きな息子と、動画をずっと見ていました。笑
チェックアウト後は少し足を伸ばして小浜の方で昼食を取りました。そしてまたキャンプ場へ。再びコテージに泊まります。
やっぱりコテージは快適
初日とは違うコテージでしたが、部屋の中は一緒なので同じようにセッティングしました。息子も思い出したのか、部屋中を自由にハイハイで徘徊したり、声を出してはしゃいだりしていました。
私達も余裕が出てきたのでクラフトコーラ作り。工程がシンプルでとても楽ちん。その上、味もとても美味しかったのでまた作ろうと思いました。レシピがネットにたくさん掲載されているので、気になる方は是非調べてみてください!
コーラを作りながら息子はプールで水遊び。暑いので本当に気持ちよさそうでした。水遊びもできるし、お風呂にもなるし、本当に持ってきてよかったです。因みにうちの家族はプールに氷を入れて、お酒を冷やしたりもしています。水遊びだけでなく、色々な使い方ができるのでおすすめです!
息子が寝てからは旦那さんと交代で両親と焚き火を楽しみました。音楽を聴きながらお酒を飲んだり、マシュマロを焼いて食べたり、自然の中でゆったりと焚き火を楽しむ…キャンプの中で一番好きな時間です。
眠たくなってきたのでコテージへ。クーラーが効いていて本当に最高です。笑
翌朝、両親はもう1泊するので、私たちだけチェックアウトしました。自分達の荷物を積み込むだけだったので、撤収は比較的楽でした。楽しかったですが、帰り道はへろへろ。家についてからはバタンキューでした。
赤ちゃんと過ごすキャンプも楽しい
夫婦で行くのと違い、ゆっくり過ごす時間はあまりなかったですが、息子も一緒にキャンプに行けてとても嬉しかったです。行くまでは不安が大きかったですが、行ってみれば意外と大丈夫だったな、というのが正直な感想です。暑さ対策やちょっとした気遣いは必要でしたが、それ以外は特別な準備をしなくても楽しんでこられました。息子が成長するにつれ、また問題点も変わってくると思いますが、これからも一緒にキャンプに行きたいと改めて思いました!
子連れのキャンプ、特に赤ちゃんを連れていくのはやっぱり不安だな…と思う人は設備が整っているコテージから始めてみるのが良いかもしれません。暑くても寒くても、ホテルと同じような感覚で宿泊できます。まずは一歩踏み出して、赤ちゃんと一緒にキャンプを楽しみましょう!
赤ちゃんと夏キャンプを楽しむためのコツ
・自宅外での離乳食や宿泊に事前に慣れておこう
・渋滞を見越して早めに出よう
・昼も夜も、思った以上に暑い!暑さ対策を万全に
・不安ならコテージ泊がおすすめ
・コインシャワーが難しい赤ちゃんにはビニールプールなどを活用しよう
・椅子やお風呂は空気で膨らむタイプが便利
・ベビーフード、経口補水液など市販品を活用しよう