車中泊マスターが語る!冬の車中泊体験談とありがちな5つの失敗と対策。車中泊マスターこと、あきおじさんに冬の車中泊体験談を語ってもらいました。年間に約20回も車中泊を楽しまれているそうで、冬以外にも季節を問わず車中泊にありがちな失敗と対策についても教えてもらいましたよ。
もくじ
体験談
冬の雪山で車中泊
今回のゲストは“あきおじ”さん!年間20回も車中泊を楽しんでいる、「車中泊マスター」だよ!
そんなあきおじさんに、過去に奥大山(おくだいせん)で車中泊とスキーを楽しんだ時の様子と、車中泊でありがちな5つの失敗と対策を教えてもらうよ!
奥大山スキー場:鳥取県にある西日本最高峰の山。
日本百名山のひとつ。
当たり前であるが冬は寒い。
そして西高東低の気圧配置にでもなれば風も強くなり積雪の恐れもある。
夜間・早朝の道路の凍結、標高の高い場所ともなると街中では想像もできない災難に見舞われるかもしれないのである。
そんな中、冬の車中泊をやってみたい物好きのために微力ながら冬の車中泊に必要なノウハウを車中泊マスター“あきおじ”が浅い経験の中からお伝えできればと殊勝(馬鹿)なことを考え、また拙筆であるとも重々承知の上、この記事を書かせていただきたいと思っているのであります。
春シーズン 3月~ 6月
残雪期のバックカントリースキーと北方遠征
夏シーズン 7月~ 9月
日本100名山登山遠征と盛夏のカヤックフィッシグ
秋シーズン 10月~11月
カヤックフィッシング(日本海・上関・周防大島(すおうおうしま)・下蒲刈(しもかまがり))
冬シーズン 12月~ 2月
厳冬期のバックカントリースキー(大山など)
各シーズンとも5回程度やっているので年間20回ほど車中泊をしていることとなる。
月平均1.6回である。2020年の夏・秋シーズンはカヤックフィッシングに嵌りまくり週2でやっていた気がするが…
年間を通じてあきおじの車中泊の目的はカヤックフィッシングとバックカントリースキーのために行っている。
遊ぶ前夜に目的地まで行って車中泊、日の出前から遊び早めに帰宅。
というパターンが多い。
春になると残雪を求め北方遠征を毎年行う。
ほとんどが単独での車中泊だが、たまに息子(現在中2)も連れて行く。
春の北方遠征は遠征費削減のため職場の同僚(スノーボーダー)と行くのが恒例だ。
冬の車中泊といっても様々である。
1月~2月の厳冬期なのか?天候は?標高は?積雪地なのか?車中泊の場所や目的は?等々条件によって装備も変わるし意識や本気度も変わってくる。
その中で過去の冬のオーソドックス?な車中泊の体験を紹介する。
市街の交通渋滞も緩和されようとしている20時前に奥大山スキー場に向けて出発。
家から安全運転で3時間半。
日付が変わる前にはスキー場の駐車場に到着。
ありがたいことに24時間トイレが利用できる(現在は閉鎖中)。
寝床は事前に準備しているので用を足すと明日に備え直ぐ就寝だ。
道中確認した外気温は氷点下5度である。エンジンを切ると一気に車内の気温が下がってくる。
5時起床。車内は相当な冷え込みと結露だ。
熱いコーヒーを沸かしパンをかじる。
山に持っていくサーモスにも熱々コーヒーを入れる。
準備を整え6時前ヘッドライトの明かりを頼りに冬季通行止めの大山環状道路の深雪を踏みしめる。
木谷の登山口を越え、辺りがうっすら明るくなり始めた頃に三の沢へ向けて入山する。
雪山を存分に楽しみ15:00無事に駐車場に戻る。 後片付けをして休暇村奥大山にある鏡ヶ成スキー場に移動。
16:00
休暇村の温泉につかり生き返る。
湯上り後、休暇村のレストランで夕飯を食べ近くのコンビニへ移動。
食料とビール・つまみなどを買う。
18:00
鏡ヶ成スキー場の駐車場に戻り家族へ安否確認のメール報告。
車内は相当冷え込むのでダウンジャケットを着込み下半身は寝袋に入る。
段ボールを窓に当て防寒・結露対策を施す。
吐く息がヘッドランプの明かりに照らされて真っ白だ。
コンビニで買ったおでんをシェラカップに入れ温める。
熱々のおでんとビールで乾杯だ。
ひとり車中泊宴にも慣れているが、何度やっても新鮮で楽しいものだ。
ここ最近の車中泊では、ほろ酔い気分になると読書が定番化してきた。
完全に酔う前に就寝準備をして長い一日を終えるのである。
昨日同様5時起床。ゆっくり準備をして大好きな山“烏ヶ山(からすがせん)”に取りかかる。
途中の稜線でスキーや荷物をデポし必要最低限の装備と握り締めたピッケルで山頂を目指す。
山頂では、大山南壁を眺めのんびりすることもあれば視界不良に強風で生きた心地なく早々に下山することもある。
デポ地に戻りカーラ谷を豪快に滑りブナの疎林をゆったり下り針葉樹の林を抜け駐車場に戻る。
帰り支度をし、さっとお風呂に入る。車内でカップラーメンを食べると出発だ。道の駅で家族にお土産を買い、安全運転で暗くなる前に無事帰宅。
こうしてあきおじ定番の冬の車中泊が終わるのである。
あきおじは何かの目的のために車中泊する事がほとんどなので純粋に車中泊を楽しんでいるわけではないのかな?とあらためて思う。
スキーと釣りの為に車の中で寝ているだけなのである。車中泊マスターとか言ってもまだまだヒヨッコなのである。
もう少し歳を取ったらのんびり連れ合いと車旅をしながら車中泊を楽しみたいと思っている。今はその時のための修行の身なのである。
車中泊でありがちな
5つの失敗と対策
次は、車中泊マスターのあきおじさんが車中泊でありがちな失敗と対策を教えてくれるよ♪
何も対策しないでエンジンを切ると一気に車内の気温が下がってしまう。
これは面積の大きい車の窓から外気温が通じてしまうことが主な原因だ。
だから窓を断熱効果のあるもので覆うとある程度は解決できる。
車内ではフリースやダウンジャケットで防寒。冬用の寝袋を用意する。
腕の出る寝袋なら暖かいし入ったまま色々出来る。
寝るときは着こみ過ぎず質の高いアンダーウエアを着てスウェット程度で寝ると暖かい。
カイロや湯たんぽなんかもあるが使ったためしなし
冬の車中泊では朝起きると予想以上に結露している(夏でも場所によってはおきる)結露防止にはいろんな物が売っているが、ダンボールが役立つ。 使い捨てでき、目隠しや防寒にもなる。 また毛布を寝袋の上に掛ければ結露対策や防寒対策にもなる
夜間、車中を明るくすると外からは丸見え状態となる。
人の多い場所での車中泊では対策が必要。
窓ガラスに貼ってあるカーフィルムでは丸見えである。
サンシェードやダンボールが活躍する。
あきおじも何度も経験済だが、相方がいる時にやりがちな失敗だ。
車内で液体をこぼすと厄介な事だらけなので十分注意すること。
ドリンクホルダーの利用やテーブルの工夫、ペットボトルしか使わない。
などなどいくらでも対策はある。
夏場に多い失敗だ。
車のシートを倒せば熟睡できると安易に考えてはならない。
座席を倒しても車の中は意外と凸凹しているものだ、厚手のマットは絶対に必要。また夏とはいえ、何も掛けないで寝るのは肌寒く感じることもあるし安心感がない。
快眠を得たいなら厚手のマットと状況にあった寝袋を利用するとよい。
あきおじの車中泊のほとんどが単独なので参考程度まで。
●友人と
気の合う友人といえども狭い車内の中で2泊も3泊もすると嫌になる時もある。
生活空間?をきっちり右と左に分けお互い思いやりを持って過ごすことが大切だ。
●家族と
これは問題なしだが一家四人での車中泊ってのは豪華なキャンピングカーでなければ無理がある(子供が小さい時はやったことあるけど)
奥さんと娘が車中泊。
父と息子はテントで!というのもありじゃないのかな?あきおじのところだと、奥さん・娘・息子が旅館、あきおじだけ車中泊ってことにも成りかねないのだ!
長々書き連ねたけど、冬の車中泊で大事なのは
「寝袋とマット、明かりに防寒」 ということである
あきおじ
続きもあるよ♪
あきおじさんが考える冬の車中泊で必要なものと装備を教えてくれるコンテンツを、今後紹介させてもらう予定だよ。楽しみにしててね♪