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【検証】寝袋の素材比較‐ダウンと化繊の違い

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寝袋に使われている素材って見たことがありますか?

今回は、実際にダウンと化繊の寝袋を切って中綿を比較してみました。

ダウンと化繊で寝心地や扱いやすさ等の違いをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください!

#01寝袋の素材の種類
~ダウンと化学繊維

寝袋(シュラフ)の中綿の素材は、「化学繊維」と「ダウン(羽毛)」の2種類に分けられます。

化学繊維=ポリエステルなど石油をもとに製造される中綿

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化学繊維とダウン、それぞれどんな風に違うのか、寝袋を切って中を覗いてみよう!

スタッフA43

えっ!ハサミで切っちゃうんですか!?

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そう!ハサミでバッサリいっちゃうぞ~。
今回切ってみるのはこの4つ!

比較する4つの素材を紹介する画像
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実際に寝袋等を切っているところはこちらの動画で見られます!

#02ダウンジャケットと寝袋を切って
中綿を見てみる

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早速切ってみました!
まずはダウンジャケットから

①ダウンジャケット

ダウンジャケットを切っているところの写真

想像通り柔らかいです。指先があったかい。

②ダウン寝袋(フェザーが多め)

ダウン寝袋を切っているところの写真

これは粉っぽいですね。フェザー(羽根)が多いですね。品質でいうとダウンジャケットの方が暖かいですね。

③ダウン寝袋(羽毛が多め)

ダウン寝袋の中綿を取り出しているところの写真

あったかいですね。②の寝袋ほどではないですけど、羽根がけっこうありますね。羽根自体はあまりあたたかくないです(芯が多いため)。

3つの中では①ダウンジャケットの羽毛が羽根が少なくふんわりして温かみが強いのでこれが一番いいですね。次に③のダウン寝袋が温かいですね。

羽毛の質によって違いが出ますね。

④化学繊維の寝袋

科学繊維の寝袋の中綿を触っているところ

綿がきれいに並べてあります。熱をうまく保持してくれるホローファイバー(中空化学繊維)です。

科学繊維の寝袋の断面の写真

あと、不織布を入れて層を幾重にも作っています。層を重ねることによってより保温力を増しています。ふんわり感も変わってきます。

実際に切って中を覗いてみると、中綿の素材の違いがよく分かりますね!

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ダウンと化学繊維の違いはもちろん、同じダウンでも品質によって触り心地やあたたかさも随分違うことが分かったね

#03ダウンと化学繊維
~素材の特徴の違いを徹底比較!

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ダウンの寝袋と化学繊維の寝袋の素材の特徴を比べてみるよ

①コンパクトになるのは?

収納した状態で化学繊維の寝袋とダウンの寝袋のサイズを比べている写真

収納状態で比べると大きさはダウンの寝袋の方が小さいです。

②扱いやすさ(洗濯のしやすさ・耐久性など)は?

科学繊維の寝袋の中綿を手に持っている写真

耐久性は化学繊維の寝袋の方が優れていますダウンは保管状態が悪いとカビが生えたりすることがあります。汚れた場合、化学繊維は洗濯機やコインランドリーで洗いやすく、ダウンは専用の洗剤が必要になります。

③価格帯は?

科学繊維寝袋の中綿を手に取っている写真

ダウンは質によって値段に幅がありますが、ざっくり同じ温度帯の寝袋で比較すると、ダウンは化繊のウン倍以上の価格になります。

④寝心地は?

ダウン寝袋と科学繊維寝袋でそれぞれ寝心地を試している写真

ダウンの方が軽く化繊の方が重さを感じやすいです。
重量感による寝心地はそれぞれ好みによりますが、化繊は綿のしっかり感がダウンより強い(コシが強い)ので、寝た時に背中に感じる床の固さがやや和らぐ感触がありますダウンはダイレクトに床の固さを感じやすいです。

⑤あたたかさは?

ダウン寝袋で寝ごごちを試しているところの写真
スタッフA15

【ダウン寝袋】
ダウンは軽くてじわ~っとくる温かさでした。例えるならユニクロのウルトラライトダウンをかけて寝ているような軽い感じが印象に残りました。

【化学繊維寝袋】
布団みたいな密着感、包まれ感がありました。温かさがダウンに劣っているという感じはしなかったです。

寝やすいのは化学繊維の寝袋だと思いました。(ボリュームとクッション性があって気持ちよく寝られそうでした)

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温かさの感じ方も個人の好みがありそうじゃね。ただ、ダウンは水に濡れてしまうと本性が無くなってしまうので注意が必要

寝袋の素材による違いをまとめた表

#04まとめ

ケンさんの顔写真

【キャンプ・登山歴30年以上のケンさんの話】

ダウンと化学繊維の寝袋を比べた場合、用途がキャンプであれば化学繊維の寝袋をおすすめします。

化学繊維の場合はダウンのように軽く小さくはなりませんが、大抵の場合は車での移動でしょうから収納時の大きさはあまり気にする必要はないと思います。

また、家族分を揃えようとなると、結構な金額になってしまいます。なのでキャンプに行くときは化繊の中綿の寝袋がおすすめです。

化繊の寝袋はどんどんキャンプで使っても洗濯ができるので扱いやすさの面でもいいです◎

一方、ダウンは軽い、小さくなるという特長から、山に登るときなど寝袋を持ち歩くシーンがあるときにおすすめです。

 

 

寝袋であたたかく寝るための工夫をご紹介します!

ゴリラキャンプ部
1970.01.01
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