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3シーズン用シュラフの冬の使い方-あたたかく寝る方法

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冬に3シーズン用シュラフで暖かく寝る方法を調べてまとめました。冬用のシュラフは欲しいけど、何回行くか分からない冬キャンプのために買うのをためらってしまう・・・。とりあえず手持ちの3シーズン用で試してみたいと思う方は多いのではないでしょうか。そこで、どうやったら3シーズン用でも暖かく寝られるか検証しました。

#013シーズン用のシュラフで冬を過ごす方法

スタッフA39

3シーズン用のシュラフで冬キャンプできないんですか?

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冬は冬用のしっかりしたシュラフを使う方がいいけど、3シーズン用シュラフを冬に使う方法はないことはないよ!

3シーズン用シュラフを
冬に使う方法

①毛布・インナーフリースを加える

3シーズン用は薄くて寒さが寝袋を通過して体に届くので、毛布やインナーフリースは必ず使いましょう。1枚だと足りないこともあるので、2、3枚は用意しておきたいです。特に肩や顔周りを埋めると効果的なので、多めに用意しましょう。

※インナーフリースとは…布団でいうと毛布のような存在。寝袋の中に入れることで保温性がアップします。

インナーフリースで保温性を上げる

②湯たんぽを足元に使う

湯たんぽは即効性が高いので、とにかくすぐに暖かさが欲しいというときにおすすめです。冬は就寝前から足が冷えていることもあるでしょうから、寝袋に入るときに足元に入れておくと暖かいです。

寝袋と湯たんぽの写真

③カイロを8個マットに貼る

カイロは開封から完全に暖かくなるまで数十分かかることがあります。しかし、カイロは朝まで保温が続き、しかも安価なので、寒い冬はまとめて買っておくのがおすすめです。
ただ放り込むだけだと低温やけどのリスクがありますし、実はカイロの使い方で暖かさに差があるので、おすすめの使い方を紹介します。

カイロは貼るタイプで肩から足まで満遍なく暖かくするために個数は8個。寝袋の中に入れるのではなくマットに貼ります。 これが最も長く、暖かく使える方法です。

カイロの貼り方

↑カイロを貼る最適な場所を調べました。
実際に実験をして得た結果です。

温度変化の推移の表

表のように調べた結果マットに貼るのが最も効果的です。特に寝袋の中に貼る場合(C)と比べると最大で約5℃も違います。
ぜひ貼るカイロをマットに貼って使いましょう!

実験の様子はこちらの記事をご覧ください。

湯たんぽとカイロの効果の違いを過去の実験グラフで説明すると…

寝袋内の温度変化のグラフ

このように湯たんぽとカイロは暖まり方に違いがあるので、両者をうまく組み合わせると効果的です。

ベストの組み合わせ

ここまではシュラフを暖かく使う方法をご紹介しましたが、それに加えて服装を暖かくする方法も考えられます。

服装についてはしっかりと着込んだ方がもちろん良いですが、重ね着しすぎたり、厚手の上着を着込みすぎるとあまり体を動かせず、快適に眠れないこともあります。

寝袋を使っている様子

また、テント内を暖かくする方法については電源サイトであれば電気ストーブや電気毛布、電源がなければ石油ストーブなどで使うことで対策ができます。

ただそこまでするのであれば、最初から冬用のしっかりした寝袋を用意した方が賢い選択とも言えるでしょう。

雪が降り積もり気温は氷点下を下回る厳冬期は、テント内に暖房器具を持ち込んで冬用の寝袋を使用することも多々あります。

冬は想定以上に寒く感じますので、3シーズン用のシュラフで冬に使用する場合は、冬用のシュラフの購入もぜひ検討してくださいね。

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