初心者キャンパーさんが最初に買うなら、2ルームテントかもしくはテント&タープの組み合わせかどちらがおすすめかまとめました。テントには様々な種類があり迷いますよね?そこで今回は2ルームテントかテント&タープどちらがおすすめかキャンプ歴10年、ご自身で山を購入しキャンプ場を製作中の石山さんに教えていただきました。
もくじ
初心者キャンパーのよくあるお悩み
2ルームテントとテント&タープならどっちかおすすめかな?
石山さんに教えてもらいました!
石山雄士さん
キャンプ歴10年。友人と行くことが多く、まだキャンプ未経験の人にキャンプの魅力を味わってもらうのが楽しみの1つ。2021年ごろ東京の山を購入し、友人たちとキャンプ場を製作中。
近年アウトドアブームが続いており、これからキャンプを始めようと思っている方も多いのではないでしょうか?
キャンプを始める場合、最初に購入したくなるのがテントです。 テントには様々な大きさ、形があり、利用している人も多いのがテントとタープを組み合わせたスタイル、またはテントとリビングが一体となった2ルームテントです。
しかし、これからキャンプを始める方の中には「初心者は結局どれを買えばいいの?」「大きいテントは魅力的だけど初心者でもちゃんと立てられるのかな?」など悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は「最初に買うならテント&タープ、2ルームテントどちらがおすすめ?」というテーマでお話ししていきたいと思います!
テントを選ぶ際のポイント
まずはこれからテントを購入しようと思っている方に向け、テントを選ぶ際のポイントをお伝えします。
① 何人で使用したいか
テントにはそれぞれ推奨された使用人数があり、それによって選択する大きさも変わってきます。
また、スペースに余裕を持って使用したい場合、使用したい人数よりも1〜2人分大きいテントを購入するのがおすすめです。(3人で使用する場合、推奨人数4〜5人用のテントがおすすめ)
② 予算はどれくらいか
キャンプを始めて間もない頃は、テント以外にも必要なギアが多くあります。
そのため、必要なものを整理した上でテントにどれくらいの費用を使えるかを決めておきましょう
ただし、テントは安心して一晩を過ごすために最も重要なギアです。
安いものがあったとしても、しっかりと品質を確認しましょう!
③ 設営がスムーズに行えるか
テントを選ぶ際、初心者の方が見落としがちなのが設営難易度の確認です。
テントには様々な形や大きさがある中で、複雑な形状や大きさによって設営の難易度が全く違ってきます。気になるテントがあった際に、どう設営するのか、何人で立てられるのかをしっかり確認しましょう。
多くの場合自社サイトや販売ページに動画が載っているのでまずはそちらを確認するのがおすすめです。また、SNSで他の方がどう設営しているか、どんなレビューをしているか調べるのも重要です。
④ 耐水圧や防風性など使用する季節に適しているか
品質の確認が大切であると前述しましたが、主に下記の点を確認しましょう。
【耐水圧】
耐水圧とは、テントが水にどれだけ強いかを指しています。
キャンプでは急な雨に見舞われることが多々あり、その際にテントに雨が侵入することは絶対に防がなければなりません。
一般的な傘の耐水圧は200〜500mm程度、レインウエアは2,000mm以上と言われており、テントを選択する際は最低でも1,500mm以上のものを選ぶようにしましょう。
【素材・使用する季節や環境】
もう1つ大切なポイントが、テントを使用する環境や季節に合わせて素材を選ぶということです。
テントの素材には雨に強い「ポリエステル」、軽量な「ナイロン」、通気性、結露に強い「コットン」、ポリエステルとコットンが合わさった「ポリコットン」などがあり、使用する時期や環境に応じて選択する必要があります。
特に寒い時期にテントの選択を間違えると凍死の危険すらあるため、冬キャンプをする場合はテントに隙間風防止のスカートが付いているものを選ぶなどしっかりとした対策が必要です。
⑤ 自身で持っていける大きさ、重さであるか
せっかく良いテントを購入しても、現地まで持っていけなければ意味がありません。自家用車で運べる方は大抵のものは問題ありませんが、バイクや徒歩の場合に問題なく運べる大きさであることを確認しておきましょう。
テント&タープ、2ルームテントの比較
■テント&タープとは
■2ルームテントとは
ツールームテントとは、寝室とリビングルームが一体となったテントです。
設営さえできれば寝室 + 食事スペースが確保でき、全体が覆われているため圧倒的なプライベート空間を確保する事ができます。
それではテント&タープ、2ルームテントそれぞれの特徴について比較し、紹介していきます。
① 種類の豊富さ、広さについて
【テント&タープ】
こちらのスタイルではテントとタープを分けて購入するため、世の中のテント、タープの数だけ組み合わせを楽しむことができます。
また、タープ特有の開放感があり、広々としたサイトを確保するのに適しています。自身の好きな色、形、大きさを選択できるので、初心者が取り入れやすいスタイルです。
【2ルームテント】
2ルームテントはテント単体と比べると種類は少ないですが、近年のキャンプブームでどんどん種類は増えているため、それなりに選択肢は豊富と言えます。
タープほどの開放感はありませんが、リビング空間の両サイドや正面、天井を開放できるタイプもあるためプライベート空間を確保しながら周りの景色や空気も楽しむ事ができます。
② コストパフォーマンスについて
【テント&タープ】
選択肢が広い分、値段も安いものから高額なものまで様々あるため、自身の予算に合わせながら最適な1つを選択する事ができます。コスト的には高額なものが多い2ルームテントよりも手が出しやすいと言えます。
【2ルームテント】
2ルームテントは比較的品質が良くそれなりに値段が高いものが多いです。
コストに見合ったクオリティではありますが、初めてのテントに選ぶのは少し勇気がいるかもしれません。
③ 設営の難易度について
【テント&タープ】
近年のテントやタープの多くは設営が簡単に行えるような工夫がされているため、初心者の方でも説明書や動画を見ながら簡単に設営できるものが多いです。
また、4人用くらいのテントであれば慣れれば一人でも設営することもできます。
一度1つのテントで設営をマスターすれば、他のテントを購入した際も設営が比較的簡単に感じるはずです。
【2ルームテント】
2ルームテントは比較的サイズが大きいのと、一般的なテントとは設営方法が異なるため難易度は高いと言えます。
また、2ルームテントを1人で立てるのは難しく、最低でも2人、できれば3〜4人で立てることをおすすめします。
④ 品質、使用環境について
【テント&タープ】
耐水性や丈夫さなどテントによって様々で、安くても素晴らしい製品もあれば、その逆もあると言えます。選ぶ際はレビューやSNSでしっかりと評価を見るようにしましょう。
使用環境についても様々で、設営する場所、季節によって適切な製品を選択する事が大切です。
【2ルームテント】
2ルームテントの場合基本的にオールシーズン使用できるものが多く、値段が上がる分耐水性や丈夫さなどしっかりしているものが多いと言えます。
また、冬の寒い時期には工夫すればリビング内でストーブを使用し暖が取れるため、快適に冬キャンプを楽しむ事ができます。
サイズが大きいため、フリーサイトなどのある広めのキャンプ場で利用するのがおすすめです。
初心者の方におすすめのスタイルはどっち?
ここまでそれぞれの特徴を述べてきましたが、結論として初心者におすすめなのは
「テント&タープ」スタイルです!
選択肢の多さ、コストパフォーマンス、設営のしやすさなど、初心者の方が最初に購入するのに最適な要素が揃っています。
逆に2ルームテントは初回に買うテントとしては値段が高く、設営の難易度も高いためあまりおすすめできません。
テント&タープでのキャンプに慣れ、本当に欲しいと思ったタイミングで買うのがおすすめです。
タープ&テントならBears Rockの「ハヤブサテント4人用&スクエアタープセット」がおすすめ!
これからタープ&テントの購入を考えている方におすすめなのがBears Rockの
ハヤブサテント4人用&スクエアタープセット「TMSQT-401」です。
TMSQT-401は4人用サイズのテントと、300cm×300cmのタープがセットになった製品で、テントはドーム型、タープはスクエア型になっています。
こちらのセットが初心者の方におすすめのポイントをいくつが紹介していきます!
① 初心者でも短時間で簡単設営
こちらのテントはインナーテントにフライシートをかぶせ、四隅のバックルを留めるだけで完成する簡単仕様になっているため、慣れれば一人でも5分〜10分程度で設営することができます。タープもシンプルな形で大きすぎないので難しくありません。
② 変幻自在のタープで広々空間作り
遮光性に優れたスクエア型タープは付属のポールとガイロープで自由に設営可能です。晴れた日には全体をオープンにして広々した空間を作り出すこともできれば、雨の日には片側を下げて雨よけを作れるなど汎用性は抜群です。
③ セットで1つにコンパクト収納
テントとタープを別で購入した場合はもちろん収納も別で行わなければならず、その分荷物量も増えてしまいますね。しかしTMSQT-401の場合はテントとタープを1つの袋にセットで収納できるため、持ち運びにも非常に便利です。
④ 雨風に強い
フライシートの生地は水に強いPU(ポリエステルタフタ)を採用しており、耐水圧は2,000mmと十分な防水性を保っています。フライシートのつなぎ目にはすべてシームテープ加工が施されており、テント底面はさらに防水性を高めるシートに作り上げられています。
また、テントはドーム型設計で流線形であるため風の抵抗を最小限に抑え、多少の強い雨風にも耐えられる頑丈さを持っています。
さらにアルミのクロスフレーム構造で剛性・弾性に優れるため、さらなる強風にも耐えられます。
⑤ オールシーズン利用可能
テント前後の入り口にはメッシュ窓が備え付けられており、蚊などの害虫の侵入を防ぎながらも風通しよく過ごせるため夏の暑い日でも涼しく快適に使用する事ができます。また、別売りの「スカート付きフライシート」を使用することで外からの風を防ぐ事ができるため冬でも安心して過ごすことができますよ。
コストパフォーマンスも非常に高く、初心者の方が最初に買うにはうってつけのテントです!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
今回は「最初に買うならテント&タープ、2ルームテントどちらがおすすめ?」というテーマでお話ましたが、皆さんのテント購入時の参考になれば幸いです。お気に入りのテントを見つけて楽しいキャンプライフを送ってくださいね!