最強の冬用寝袋を探している方必見!寒さが厳しい冬キャンプで本当に暖かく眠れる寝袋はどれなのか、実際の体験談をもとに徹底検証。寝袋の素材として人気の「ダウン」と「化繊」を比較し、それぞれの特徴や使い心地、メリット・デメリットを詳しく解説します。初心者にもわかりやすく、快適性、収納性、耐久性など、選ぶべきポイントも紹介。冬キャンプに最強の寝袋を見つけたい人に最適な記事です。
もくじ
最強の冬用の寝袋を選ぶ
冬キャンプに行くから冬用の寝袋が欲しいなー。
暖かくていいやつありませんか?どうやって選べばいいんだろう?
暖かさ最強のクラスの寝袋を解説しよう!
最強の寝袋を選ぶポイント
①温度
冬キャンプでは気温が0℃を下回ることはよくあります。そんな寒い環境で使う寝袋は温度に注目して選びましょう。おすすめは限界温度-30℃クラスの寝袋です。このくらいの寝袋なら-10℃くらいまでは快適に眠れます。
限界温度
ダウンジャケットなど厚手の服を着込んで使用することはできますが、長時間の睡眠には適応しない温度域のこと
快適温度
薄着で寝袋に入っても快適に眠れる温度域のこと
結論
-30℃クラスを選ぶ
封筒型-30℃
マミー型-34℃
②形
寝袋にはマミー型と封筒型があります。冬用で暖かさ最強を求めるならマミー型を選ぶのが望ましいです。マミー型は人の体の形に沿うように作られているので、寝袋と体が密着しやすく寝袋内であたたかい空気が循環しやすいのです。一方、封筒型は長方形に作られていて、寝袋内はマミー型に比べゆったりとしています。その分すき間が生まれ、冷たい空気に触れやすくなります。封筒型のゆったり感は捨てがたいものがありますが、暖かさ重視で選ぶならマミー型が理想です。
結論
(できれば)マミー型を選ぶ
おすすめの最強の寝袋はこれかな
Bears Rock
【-34℃マミー型センタージッパー寝袋】
表面生地:300Tポリエステル
内生地:吸水性ふわさら®ポリエステル
中綿:BRウォーム®3D中空化学繊維
中綿は化学繊維を使っているんですね。あったかさでいうと、羽毛(ダウン)の寝袋がおすすめかと思っていました。あんまり関係ないんですか?
ダウンも化繊もそれぞれあったかいのがあるけぇね。必ずしもダウンならあったかいというわけじゃないんよ。
中綿の素材の、ダウンと化繊はそれぞれ特徴が異なります。ダウンは軽くてコンパクトであるのが特徴です。上質な羽毛はふわ~っと大きくふくらむので、大きな空気層をつくり、あたたかい空気をたくさんため込むことができます。化繊は上質な羽毛のように綿自体が大きくふくらみはしませんが、冬用の寝袋には、たくさんの中綿が注入され、空気層を大きくつくり、あたたかい空気をため込みます。
それぞれ長所と短所をまとめると
| 長所 | 短所 | |
|---|---|---|
| ダウン | 軽い、小さい | 手入れが面倒、綿量が少ないので寝心地がイマイチ |
| 化繊 | 中綿が多くてフカフカな寝心地、洗いやすい | 大きい、重い |
寝るとどう違うのか気になるー!
冬用最強クラスの寝袋、化繊タイプと羽毛タイプを比べてもらったよ。
体験談① ~車中泊キャンプで「ダウン」と「化繊」の寝袋を試してみた~
時期 12月上旬
場所 関東地方の山の中
体験者 田中 一馬さん
ひとこと(感想):ダウンと化繊を比べてみると、車中泊では化繊の良さが際立ちました。
車中泊キャンプでダウンと化繊を比べてもらったので、一緒に見てみよう
〈田中 一馬さん談〉
古い型のジムニーで車中泊するときに化繊綿のベアーズロックの寝袋とダウンのMAMMUTの寝袋を使いました。どちらも限界温度は-34℃です。両者とも保温性は優れていて、寒さを感じることなく眠れました。違いを感じたのは「寝心地」です。エアーマットを使って段差対策をしていましたが、若干凹凸が残り、ダウンの場合はその段差を感じました。化繊は体の下の寝袋のふくらみが潰れにくく、段差は気になりませんでした。
今回の車中泊キャンプには、化繊のベアーズロックの方が合っていると感じました。一番の理由は、フルフラットにならない車内環境を快適にしてくれるからです。また、今回のジムニーは気密性が低いので気になりませんでしたが、車中泊では結露がおこりやすく、湿気で保温性が下がる可能性があるダウンよりは化繊の方が車中泊に向いていると思いました。(羽毛は化繊に比べ、水に濡れると保温性がそこなわれやすい。)
ダウンは荷物をあまり持てないときや、バックパックキャンプなどで携帯性の良さが大きなメリットになると思います。
化繊の中綿たっぷりなところが、車中泊での快眠につながったようですね。
背中の綿が体重でつぶれにくい化繊の方が、背中の暖かさを保ってくれるということですね。
家で使う寝具にしても、暖かく寝るには掛け布団ばかりに意識がいきがちだけど、実は、一晩暖かさを保つには敷き布団が重要だと言われているんだ。
体験談② ~冬キャンプで試してみた~
時期 12月中旬
場所 富山県
体験者 えーちゃん
ひとこと(感想):ダウン派だけど化繊の良さも感じたよ。
えーちゃんにも比べてもらったよ。ダウン派らしいけど、どうだろう?
〈えーちゃん談〉
冬キャンプではコットを置いて、限界温度-15℃のダウン+電気毛布を使っています。電気の力もありますが、これで十分あたたかく寝られます。ただ、問題点が2つあります。
- 選択肢は事実上マミー型のみで寝苦しいときがある。
ダウン寝袋の多くはマミー型で、封筒型はあまりありません。寝はじめは特に狭いという事はありませんが、足元の動きが少なくスムーズに寝返りが打てません。 - 背中が寒くてスース―する。
寝床の接地面は体重でダウンが押しつぶされ、寒く感じる。そのためにコットだけではなく電気毛布やインフレータブルマットも必要。
化繊を冬キャンプで使ってみました。結論から言うと、私はやっぱりダウンがいいなと思いました。
12月のキャンプのあとに、クリスマス、年末のキャンプで何度か使いました。
ダウンの弱点だった背中が寒いという問題点が化繊では問題なく背中の接地面も暖かく眠れましたし、背中だけではなく全体的に暖かさがありました。
ただ、私にとって大きな問題となったのが収納時の大きさです。
我が家は6人家族で冬キャンプは荷物が増えて積載ギリギリになりがちなので、冬用の化繊寝袋を人数分載せるのは大変です。それなら-15℃クラスのダウンに電気毛布など補助暖房を併用した方が現実的なのです。
えーちゃんの場合は、化繊は収納時のサイズがネックになるんだね。
まとめ
●冬キャンプにおすすめの最強寝袋は-30℃クラスのマミー型
●化繊かダウンか?
→用途・積載の状況による
化繊……キャンプ
化繊は寝心地がよく扱いやすい。複数人分揃える場合もあるので、比較的買いやすい値段で良いものを用意することができる。
ダウン……登山・持ち運ぶことが多い時
ダウンの特徴は軽くてコンパクト。山に登る時など、荷物を少しでも軽くしたい時にはぴったり。
●ひとつ下の温度帯を使うときは、電気毛布など補助暖房を使う
限界温度-15℃クラスでも寝られないことはないが、電気毛布やカイロなどがあると寝袋に入れたり、寝袋の下に敷くなどして温度の調整がしやすい。

















