ゴールデンウィークのキャンプって実は意外と寒い場合があります。日中は快適に過ごせても、夜になって急に温度が下がった時、夜だと管理棟も閉まっているし、外出時間を過ぎていて外に何かを買いに行くこともできない…。そんなピンチを避けるためには、やはり準備が大切。そこで今回は、東京ビッグブッダさんが実際に体験したゴールデンウィークのある寒い日のキャンプを例に、あると安心なものをご紹介します。
もくじ
ゴールデンウィークのキャンプのある寒い日
ゴールデンウィークのキャンプって意外と寒いって聞いたんですけど本当ですか?
本当よ!
今回は東京ビッグブッダさんに体験談を聞いたよ!
東京ビッグブッダさん
歴8年のゆるゆるファミリーキャンパーです。温泉の近くにあるキャンプ場が好物。トレイルランニングに挑戦中で、早く起きた朝はこっそり寝袋を抜け出して山を駆け巡ります!
その日は、4月末の連休初日、群馬県水上の山の中のキャンプ場でした。着いた時は、太陽も出ていて気温は18℃、「少し風が冷たいなぁ」という程度でした。しかし、夕方になるにつれてドンドン気温が下がり、20時頃には雪が降ってくる始末。手元の腕時計はマイナス℃を指しているし、机に置きっぱなしになっていたiPhoneは、電源が落ちていました。
まずは、着るものから
一番簡単な対策の一つが、着こむこと。暑ければ脱げばいいので、多ければ多いに越したことはないのですが、意外と嵩張って荷物になるのも事実。そこで、おススメのコーディネートをご紹介します。
・上半身:ロンT+フリース+ダウン+ヤッケ
こどもや友人とアクティブに遊んでいると汗をかくぐらい熱くなることもありますよね。だから、脱ぎ着しやすい服装がいいと思います。運動時はロンT→夕食準備中にフリースを羽織って→食べるときにはダウンを着る→焚火タイムはその上にヤッケを着て火の粉対策というのはいかがでしょうか?ヤッケは、2サイズアップぐらいするとダウンの上に着ても動きにくさを感じることはありませんよ。
・下半身:タイツ+パンツ (+レインパンツ)
下半身は、パンツの下に厚手のタイツを履きましょう!あまり着慣れないかもしれませんが、男性にもタイツはおすすめです。ただ、ご注意いただきたいのが、ヒートテックなどの発熱素材。運動すると必要以上に暑くなることがあり、汗冷えの原因にもなりますので、気を付けてください。たいていは、この組み合わせで大丈夫ですが、強風の予想がある場合は、さらにレインパンツを着ると風をシャットダウンできるので安心です。
・足元:厚手の靴下+モックシューズ
靴下も厚手のもの、靴はキルティングのモックシューズが断然おススメです。足元がしっかり温まっていると安心感が違いますよ!
・番外編:腹巻
あまりなじみのない方も多いと思いますが、コレが私の一押しアイテム!!ウールやフリース素材のものが、肌触りも良いのでおススメです。お腹だけしかカバーしていないのに、一枚多く着たように感じるほど温かさを感じます。しかも、この腹巻に「貼るタイプのカイロ」を付けると完璧!他が多少心もとないコーデでも寒さがしのげるので、不思議です。
暖房のおすすめは、コレ!!
キャンプで利用できる暖房器具の選択肢が増えてきました。その分どれがいいのか迷うところ。私が実際に利用したことがあるものの感想をお届けします。
・定番&おすすめ「フジカ ハイペット」
おすすめの暖房器具は、フジカのハイペット!ザ・定番の灯油ストーブになるだけのことはあって完成度が高い!!バージョンが4種類ありますが、私が使っているのは、反射板付きのタイプ。キャンプでの利用の際は、この反射板が重要です。これをつけると熱がまとまって半円状に広がっていくので、屋外でも温かさを感じます。逆に「なし」の場合は、温かさが四方八方へ散ってしまい、効果が半減してしまいます。テント内の利用を想定しても、ツールームテントの真ん中に設置できればいいのですが、食事時などは、端っこに置いておきたいもの。反射板なしだと、風が強い日なんかはテントに燃え移りそうで不安になりますが、反射板があれば、安心です。
このハイペット、もちろん家でも利用可能です。我が家は、3LDKの一軒家ですが、真冬でもこれ一台で各部屋が暖かくなります。天板にやかんを載せておけば、乾燥対策にもなっていいですよ。
・電源付きサイトなら「ホットカーペット」
電源付きサイトならホットカーペットが断然おすすめです。ツールームなら寝室スペースに敷けば、「寒くて眠れない」ということになりませんし、リビング部分につけておけば、足元からの冷え対策になり、しかも空間全体が温かくなります。
冬キャンは年に1,2回だし、買うのはちょっと・・・。という方は、レンタルを考えてみてはいかがでしょうか?1,000円ほどで借りることができますので、ぜひ一度試してみてください。ただ、数に限りがあるので、キャンプサイトの予約の際に一緒に予約しておくと安心です。
・工夫が必要「焚火」
キャンプの醍醐味の焚火!ただ、暖房器具としては、相当熟練しないと使い物になりません。『熱の放射角を計算して、二酸化炭素中毒にならないようにしつつ、テントに燃え移らないように風向きを考えて・・・』考えなきゃいけに事がたくさん。
しかも、ファミリーキャンプだとこどもの火傷に注意を配らないといけないし、長持ちする木(火が付きにくい&値段が高い)を用意しなければならないし・・・。あまり期待しないほうがいいかもしれません(私はしていません)。
ただ、心はホッと温かくなるのは間違いなしですが(笑)
・意外と不安「ガスヒーター」
灯油よりも持ち運びが手軽で、焚火よりも安全。電源サイトじゃなくても使うことができる上にキャンプ場でも比較的気軽に手に入るガス缶が燃料。いいこと尽くめに思える「ポータブルガスヒーター」ですが・・・、火力が弱いのが玉に瑕。すごーく近づいて、足元がほんのり温かくなる。しかも2名様限定だと考えておいた方がいいでしょう。最近の物価高騰で消耗品であるガス缶自体もちょっと割高になってきているのも気になります。
まとめ
寒くても楽しいことがたくさんあるのがキャンプです。寒いと星空がキレイだし、温泉も気持ちがいい☆おでんや鍋料理をテントの中でつつくのもおつなもの!GWの山のキャンプ場は夏場と違ってお客さんが少ないので、しっとりと自然を楽しめるのもこの時期ならではかも。寒さ対策を万全にして、GWもキャンプにGO!
寒さ対策に腹巻も登場しましたね!私もかわいい腹巻買って使ってみようかな♪
服装はもちろん暖房の手段も様々だから自分にあったもので快適に過ごそう!東京ビッグブッダさん、どうもありがとうございました。