冬キャンプと似た環境で充電式湯たんぽとカイロを寝袋に入れてあたたかさを比較してみました。日中に比べて夜は一段と冷え込む冬キャンプでは特に寝る時の寒さ対策が重要なカギになってきます。今回は充電式湯たんぽとカイロ、どちらが寝袋をあたためるのに有効なのか、また充電式湯たんぽとカイロそれぞれの特徴も併せて検証結果をお伝えします。 冬キャンプの予定がある方は是非結果を参考にしてみてくださいね。
もくじ
冬キャンプには湯たんぽ？それともカイロ？
冬キャンプで寝る時の寒さの心配をしているハルちゃん。電源ありのサイトに行く予定なので、「充電式湯たんぽ」を持って行こうか考えているようですが、コンパクトで安価なカイロと迷っているみたいです。
充電式湯たんぽとカイロ、どっちが寝袋をあたためるのに向いてるんですかね？
う～ん・・・その問題はワシも前から気になっとったんよね。
いっそ、実験してみる？
やります！！ぜひ実験室でやりましょう～
ここで実験の前に、まずは充電式湯たんぽとカイロの特徴など見ておきましょう。
充電式湯たんぽ
コンセントに繋いで充電するだけで簡単にあたためることができるので、いちいちお湯を沸かす必要がない。また充電が終わればコードレスで使用できるので持ち運びが楽。
ただ、電気がないと使用できない。
カイロ
なんといってもコストが安い。一個あたり約20円なので気軽に準備できる上、持ち運びもかさばらない為、多めに持って行くことも可能。
ただ、使い捨てなので繰り返し使用できない。
充電式の湯たんぽVSカイロ
秋冬用の寝袋に充電式湯たんぽとカイロをそれぞれ入れて効果を見てみるよ！
どっちが寝袋をあたためるのに適しているのかな～？
【実験に使用したもの】
-15℃封筒型寝袋
×8個
【検証環境】
室温5.6℃のかなり底冷えする部屋（冬キャンプや車中泊と同じ環境）で、人は入らずに8時間温度のみ測定しました。
【検証結果】
温度変化はこんな感じ！
それぞれの結果はこう！！
湯たんぽ
入ってすぐあたたかい！
・入れた瞬間が1番あたたかい。
・30分から1時間程度で温度が下がっていく。
・湯たんぽが置いてある周辺だけあたたかい。
じんわりと長時間あたたかい！
・下半身（足周辺）とカイロに触れる部分があたたかい。
・入れてからじわじわと温度が上がり、2時間後には20℃を超えた。
私は寝入りをあったかくしたいから「充電式湯たんぽ」が合いそうです！
ワシは朝まであたたかさを感じたいから「カイロ」が合いそうじゃね。
まとめ
以上の結果から下記のことが分かりました。
寝入りのあたたかさを求める人
→充電式湯たんぽ
メリット：いちいちお湯を沸かす必要がなくコードレスで持ち運びが楽
長時間あたたかさを求める人
→カイロ
メリット：一個あたり約20円で低コストな上、持ち運びもかさばらない
結果を参考にして自分に合ったものを選び、冬キャンプを快適に過ごしてくださいね。
充電式湯たんぽやカイロ、寝袋の中で使用してもすぐにはあたたまらないから、寝袋に入る1時間前ぐらいには寝袋の中に入れて寝袋をあたためておくのが良さそうじゃね。
あと、カイロを使う場合は貼る枚数を好みで変えてさらに温度調整もできそうよ。
ただ、どちらを使用するにしてもそのままだと低温やけどの恐れがあるから布やカバーで覆うのを忘れずにね。
そしてかなりの寒がりさんは充電式湯たんぽとカイロ、両方併用するのもアリかもね。
