ロープの結び方4種類-簡単でキャンプで役立ちます！

もやい結び
ボウライン・ノット

テントやタープの引き網に輪を作る結び方

ゴリラ難易度 ★★

1

ロープの途中をひねって輪を作り、ロープの端（A)を矢印のように輪の中に通して、ロープの元（B)の後ろ側に回します。

2

矢印のように端（A)をもう一度輪の中に通します。

3

Aの端を持ったまま、Bを矢印の方向に引っ張り、結び目を引き締めます。

4

完成。

この結び方はロープの先端に固定した輪を作るものじゃ。
結ぶのも解くのも簡単で強固、用途も幅広いことから「キング・オブ・ノット（結び目の王）」と呼ばれているんじゃ。
力が加わっても輪の大きさが変わらず体を締め付けないので人命救助にも用いられるのじゃ。

自在結び
トートライン・ヒッチ

テントやタープの張り網をペグに結ぶ時長さの調節ができる結び方

ゴリラ難易度 ★★★

1

ペグや柱などにロープを巻きつけ、ひと結びします。

2

始めの結び目から少し離れた場所にさらにもうひとつ結び目を作ります。

3

端をもう1回、内側に巻きつけます。
（合計2回）

4

ロープの端を結び目の外側に持っていき、そこで元のロープにもうひと巻きします。

5

ロープの元と端を引っ張り、１～４で作った結び目をひとつにまとめ、引き締めます。

6

完成。
（Aを引っ張りBの結び目をスライドさせるとロープが張り、BをもってCをひくと緩む。）

テントやロープの張り網をペグに固定する時など、しっかりとロープを張る時に重宝する結び方じゃ。
２～４でつくった結び目を芯に近づけると緩くなり、芯から離すときつくなるぞ。
洗濯物を干す時にも便利じゃ。

ねじ結び
ティンバー・ヒッチ

テントやタープのロープを木の幹に固定する結び方

ゴリラ難易度 ★

1

ロープを柱にひと巻きしたあと、Aを矢印のように輪を通します。
（自然の木に巻きつける場合はあらかじめダンボールなどを 巻いて傷つけないようにしましょう。）

2

Aを矢印のようにBのロープに2回巻きつけます。

3

Aをもう1回、Bのロープに巻きつけた後（合計3回）、Aの端と元を引っ張り、結び目をひきしめます。

4

完成。
Aのロープをねじりつける回数を増やすほど強度が増します。

ロープの端を他のものにしばりつける結び方じゃ。
ロープを木にくくりつけたり、丸太や円材などを持ち上げるのに便利じゃ。
ただし、摩擦抵抗を利用しているから滑りやすいロープは向いていないので注意じゃ。

二重ひばり結び

石をペグ代わりにする時の結び方

ゴリラ難易度 ★

1

ロープを写真のように石に掛け、端を輪の中に通します。

2

ロープの両端を矢印のようにもう一度輪の中に通します。

3

このようになります。

4

両端を引っ張り、結び目をひきしめます。

5

完成。

ロープを石にしっかり結びつけることができる結び方じゃ。
地面が柔らかすぎたり固すぎたりしてペグが打ち込めない場合、大きな石を探してペグがわりにするのも手じゃ。
石は形や大きさがまちまちで、結ぶのは少し難しいかも知れんががんばってみるのじゃ。