エアーマットとインフレータブルマットの寝心地を比較! キャンプやアウトドア、車中泊での快適な睡眠にはどちらが最適?厚みやクッション性、断熱性、収納性などを詳しく解説。自分に合ったマットの選び方やおすすめポイントを知って、ぐっすり眠れる環境を整えましょう!
寝心地が良いマットを選ぼう

キャンプに行くのにマットが欲しいんです。背中が痛くならなくて寝心地がいいやつがいいなぁ。

寝心地の良さを求めると、エアーマットかインフレータブルマットがえぇね。
■エアーマットとは

・空気を入れて膨らませるマット

浮き輪を長方形にしたような感じよ。
エアーマットとはその名の通りエアー(空気)を入れて膨らませるタイプのマットです。空気を出し入れするバルブが付いていて、ポンプを使ったり、息を吹き込んだりして膨らませます。マットにはバルブが付いているだけでシンプルなつくりです。空気を入れていないときはかなりコンパクトです。

・内部にウレタンフォームが入っている
・バルブを開くと自動で空気が膨らむ


こっちも空気が入るんですね。
インフレータブルマットは膨らませることができるマット、または、空気注入式のマットという意味です。エアーマットと同じくマットにバルブが付いていて空気を入れて膨らみます。エアーマットと異なるのは①内部にウレタンフォームが入っていて、②バルブを開けると空気が自動的に入る、という点にあります。
キャンプで使われるマットは他にも種類がありますが、「寝心地」の良さを求めると空気が入る「エアーマット」か「インフレータブルマット」がおすすめです。
体と地面の間に空気層があると、地面の凹凸が体に伝わりにくくなります。

エアーマットもインフレータブルマットもキャンプ場の地面のデコボコ感を伝えにくいのが長所だよ!
エアーマットとインフレータブルマットを比較してみた

それぞれどんな違いがあるの?

比べてみよう!
今回は価格帯・大きさが近いエアーマット、インフレータブルマットで比べました。
まず気になる寝心地は…
■寝心地


エアーマットから寝てみると底付き感がなくまずまずな印象です。体を動かすとややブヨブヨしていますが、一晩寝られないということはありません。
インフレータブルマットはハリがある寝心地です。空気量を変えることでかためにもやわらかめにも調整できるのが特徴です。また、内部にウレタンフォームが入っているので、身体がしっかりと支えられ、エアーマットのように体が揺らぐ感じがないのが好印象です。寝心地は人それぞれ好みや感じ方に違いがあると思いますが、一般的にはインフレータブルマットの方が良いと言えると思います。

使い勝手とかも気になるなぁ
■大きさ・重さ・持ち運びやすさ


収納サイズは似たような感じですが、エアーマットの方が一回り小さく、重さは約740kgです。厚さ3cmのインフレータブルマットは約1.1kg、厚さ5cmは約1.7kgとエアーマットの方が軽量です。インフレータブルマットは厚さが増すほど大きくなります。
■設営のしやすさ


実際に膨らませたところ、設営時間はポンプで膨らませるエアーマットの方が約1分30秒、インフレータブルマットは約5分と、エアーマットの方がはやかったです。
しかし、エアーマットはポンプが手動式なので膨らませるのに手間がかかりました。だいたい100回ぐらいはポンプを押しました。
インフレータブルマットの方はバルブを開くだけで何もしませんでした。
両者、設営時間を短く手間をかけたくないときは市販の電動ポンプを使うといいでしょう。
■価格
価格は比較的エアーアットの方が全般的に安価な印象があります。インフレータブルマットは安価なものから高価なものまで、マットの厚さによっても違っていて価格帯が広めです。


厚さ5cm 5千円ぐらい~
キャンプにおすすめのマット
エアーマットとインフレータブルマットの寝心地を比べるとインフレータブルマットに軍配があがります。
エアーマットはコンパクトになるメリットが大きいので、荷物をどうしても小さくしたいときや防災におすすめです。インフレータブルマットを選ぶとエアーマットよりも大きくなってしまいますが、キャンプで使うときは車の使用が想定され、多少荷物が大きくなっても積載には問題ないでしょうからインフレータブルマットがおすすめといえます。
エアーマットがおすすめの人
→持ち運びのしやすさ、コンパクトさを重視する人
インフレータブルマット
→寝心地を重視する人

それぞれ特徴が分かりました。

寝心地重視ならインフレータブルマットだね。
用途がキャンプだけじゃなく防災も視野に入れるならエアーマットもいいね。